「歯ごたえ」とは?意味!「食感」と「手応え」との違い
歯ごたえ、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
食事を作る時は歯ごたえが重視される場合もあります。
赤ちゃんの離乳食は歯ごたえがないものにしなければいけませんね。
それならば、歯ごたえという表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは歯ごたえという言葉について紹介します。
目次
- 「歯ごたえ」とは?意味
- 「歯ごたえ」の慣用句の表現の使い方
- 「歯ごたえ」の類語や類義語
- 「歯ごたえ」の英語と解釈
- 「歯ごたえ」を使った例文と意味を解釈
「歯ごたえ」とは?意味
「歯ごたえ」という言葉は噛むときに歯にかかる圧力を指しています。
例えば「歯ごたえがある」と言えば噛むときに強く噛まなければいけないということであり、「歯ごたえがない」という事はあまり力を入れなくても十分噛める、ということになります。
あるいは、実力の差がありすぎて戦いがいがない相手の場合は「歯ごたえのない相手」と表現できます。
例えば自分の実力の方が圧倒的に上であり、絶対に勝てる相手と試合をしなければいけない場合など、「あの人は歯ごたえがないから」と表現できます。
「歯ごたえ」の慣用句の表現の使い方
「歯ごたえ」という表現は食事の時にも使われますが、張り合いがない相手などという意味でも使われます。
様々な意味合いがある言葉だと覚えておきたいものです。
- 「歯ごたえ」と「食感」の違い
- 「歯ごたえ」と「手応え」の違い
「歯ごたえ」と「食感」の違い
食感というのは食べているときの感覚を指します。
食べたものを口に入れた後、口の中でどのように感じるか、というものが食感になるのです。
それに対して「歯ごたえ」というのは噛むイメージが強く、例えばガリガリ構なければいけない、全く噛む必要がない、などという時に使えます。
例えばマシュマロを口に入れた時はふわっとした食感が楽しめますね。
しかし、おせんべいであれば、しっかりとした「歯ごたえ」が感じられます。
「歯ごたえ」と「手応え」の違い
「歯ごたえ」という表現と手応えという表現はよく似た意味を持ちます。
例えば、「歯ごたえがない相手」と言えば、それは手応えがない相手と似たような意味になるのです。
しかし、手応えというのはあくまでも動作をした時にその反応として手に伝わってくる様子を指しており、働きかけに対して好ましい印象を持ちます。
それに対し、「歯ごたえ」というのはものを噛んだときに受ける抵抗感を指しており、働きかけに対して受ける確かな反応を表します。
慣用句にすると同じ意味になります。
「歯ごたえ」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介します。
- 「口当たり」
- 「舌触り」
「口当たり」
口当たりという表現は、喰べ物や飲み物を口に含んだときの感触を表しており、舌触りや口触りという言い方もあります。
例えばコクがある、味わいがある、という表現は口当たりを表す時の言い回しです。
「舌触り」
舌触りというのは食べ物を舌に乗せたときの感覚を指しています。
舌触りがなめらかである、まろやかである、などといった表現があります。
「歯ごたえ」の英語と解釈
「歯ごたえ」という表現を英語にすると“Chewy”になります。
これは「歯ごたえがある、噛みごたえがある」という意味になり、同時に味わい深い、という意味で“tasty”という表現が使われることも多いと考えられます。
「歯ごたえ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「歯ごたえ」を使った例文1
- 「歯ごたえ」を使った例文2
「歯ごたえ」を使った例文1
「離乳食を作るときには歯ごたえを考えなければいけません」
赤ちゃんに離乳食を作るときには、特に「歯ごたえ」に注意しなければいけません。
赤ちゃんはまだ歯が揃っておらず、大人ほどの咀嚼力もありません。
そのため、最初は噛まなくても良い食事から始めなければいけないのです。
「歯ごたえ」を使った例文2
「成長期には、歯ごたえのある食べ物が大切です」
子供が大きくなると、今度は顎の筋肉を鍛えるために「歯ごたえ」のある食べ物が重宝されるようになります。
柔らかいものばかりを食べさせてしまうと顎の筋肉が発達しないため、硬いものも食べさせるように心がけなければいけません。
「歯ごたえ」という表現はぜひ覚えておきたい言葉の1つです。
食感や舌触りなどとは意味が若干異なりますので、食事のときには適切な表現ができるようにしておきましょう。