「そもそも」とは?意味!
日常の会話の中でよく使われているフレーズの1つに「そもそも」というものがありますが、この言葉はビジネスシーンでも耳にすることがあります。
しかし、何となくこの言葉を使っている人も多いですが、無意識に誤った使い方をしていないでしょうか?
そこで今回は「そもそも」の意味や使い方を見ていくことにします。
目次
- 「そもそも」とは?意味
- 「そもそも」の表現の使い方
- 「そもそも」の類語や類義語
- 「そもそも」の英語と解釈
- 「そもそも」を使った例文と意味を解釈
「そもそも」とは?意味
「そもそも」には「物事の始まり、最初、起こり、発端」という意味の他に、物事を説き起こす時や文の冒頭に用いる語句として、「いったい」、「だいたい」、「さて」という意味で使われいます。
- 「そもそも」の語源
「そもそも」の語源
「そもそも」は漢字で「抑」、「抑抑」と書くのですが、「抑」を使った表現に「抑論(そもそもろん)」という言葉があります。
「物事の始まり、問題の起きた点に原点に立ち戻って論じること」や、「そのような論調」を表していることから、「そもそも」になってきたと考えられています。
「そもそも」の表現の使い方
「そもそも」は話の原点に立ち戻る時や、問題が起こった理由を振り返って議論する時に使われています。
- 「そもそも」はビジネス敬語で使える?
「そもそも」はビジネス敬語で使える?
「そもそも」をビジネスの会話の中で使うことができますが、多用しすぎると話を戻し過ぎて、議論自体が全く進まないような状態になってしまいますので、注意が飛鳥です。
「そもそも」の類語や類義語
ここでは「そもそも」の類語をいくつか挙げてみることにしました。
- 「元々」
- 「当初」
「元々」
「元々」とは、「大本(おおもと)」のことを指しており、「そもそも」に使い意味があります。
「彼は元々、博多の生まれなんだ」という言い方で使われています。
「当初」
「当初」も「そもそも」の類義語で物事の原点的な意味合いがありますが、「当初から私の考えは、そのようなことでした」という形で使われています。
「そもそも」の英語と解釈
「そもそも」を英語で表現すると、“in the first place”、“originally”という訳し方になります。
「そもそも」を使った例文と意味を解釈
ここで「そもそも」を使った例文を見て行くことにします。
- 「そもそも」を使った例文1
- 「そもそも」を使った例文2
「そもそも」を使った例文1
「私は、そもそもあなたの意見に反対していました」
ビジネスシーンの中でこのような発言をした経験を持っている人も結構いることでしょう。
しかし、このような発言をする前に、相手とじっくり議論する必要があるような気がします。
相手からすると、「何を今さら」と反感を買ってしまう可能性もあるでしょうし、もっと早い段階で話し合うことで、チームとしての考え方を統一するなり、共有化することが重要です。
「そもそも」という言葉を後出しじゃんけん的に使う人は、自分の本音を中々最後まで出さないタイプの人間としての印象を与えてしまうので、使い方にも注意が必要です。
「そもそも」を使った例文2
「そもそもの発端は、私の誤解からだ」
自分の誤った理解のせいで何か大きなトラブルを引き起こしてしまったような感じのあるセリフです。
このように素直に自分の非を認めることは勇気のいることですが、冷静に自分を客観的に見つめ直すことも必要です。
普段の会話の中でも、結構使われる頻度が高い「そもそも」という言葉ですが、その意味を調べていくと、実に身近な言葉で当てはまる場面が多いことが見えてきます。
特に仕事をしている人は、社内でも会議や取引先との商談の中でも出て来ることがありそうです。
その一方で、相手の意見を遮ったり、現在進んでいる話を戻してしまうようなことにもなりかねないので、使い方にはある程度、注意が必要になるかもしれません。
その上で適切な場面で使うことができるようになってくることでしょう。