「商い中」とは?意味や読み方!反対語!商い中と営業中の違い
「商い中」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「商い中」と「営業中」の違いなどを紹介して行きます。
目次
- 「商い中」とは?
- 「商い中」の反対
- 「商い中」と「営業中」の違い
- 「春夏冬中」の看板の語源
「商い中」とは?
「商い中」という言葉を知っているでしょうか。
「商い中」という看板を、最近訪れた飲食店などで見た人もいるかもしれません。
一方で「商い中」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「商い中」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「商い中」の読み方
- 「商い中」の意味
「商い中」の読み方
「商い中」の読み方を紹介します。
「商い中」は「あきないちゅう」と読みます。
「商い」は「あきない」、「中」は「ちゅう」と読みます。
「しょういなか」などと読み間違えないように気を付けましょう。
「商い中」の意味
「商い中」には、どのような意味があるでしょうか。
「商い」には、「売り買いをすること」「商売をすること」という意味があります。
そのため、「商い中」は「商売中」という意味があります。
飲食店の軒先に、「商い中」という札が掛かっている時、その飲食店は「商売中」ということが分かります。
このように「商い中」は「商売中」という意味があります。
「商い中」の反対
「商い中」という言葉の反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
身近な飲食店や商店を訪れると、「商い中」の反対の言葉を見つけられるかもしれません。
- 「支度中」【したくちゅう】
- 「準備中」【じゅんびちゅう】
「支度中」【したくちゅう】
「支度中」という言葉があります。
「支度中」という札が掛かっている飲食店を見た事があるかもしれません。
「支度」には「予定されている物事を達成するため、用意すること」という意味があり、「支度中」は「開店するための用意をしている途中」という意味になります。
営業のための「支度」をしているため、営業までもう少し待っていてくださいという意味が「支度中」にはあります。
「準備中」【じゅんびちゅう】
「準備中」という言葉の方が、「支度中」よりも目にする機会が多いかもしれません。
「準備」には、「物事をするために、あらかじめ用意しておくこと」という意味があります。
「支度中」と同じ意味がある言葉です。
「準備中」と軒先に札が掛かっている時は、お店を開くための準備をしているため、もうしばらく待ってくださいという意味になります。
「商い中」と「営業中」の違い
「商い中」と「営業中」には、どのような違いがあるでしょうか。
「商い中」も「営業中」も「商売をしている」という意味があるため、同じ意味の言葉になります。
ただし、「商い」は古くから日本に伝わる大和言葉が使われているのに対して、「営業」は中国から伝わった漢語が元になっている言葉です。
そのため美しくてやさしいイメージを大切にしたい時は、「商い中」を使い、意味が分かりやすい言葉を使いたい人は「営業中」を使う傾向になります。
このように二つの言葉には、言葉そのもののルーツの違いがあります。
「春夏冬中」の看板の語源
「春夏冬中」という看板や札が、飲食店などの店先に掛かっているのを見たことがあるでしょうか。
四季のうち、春、夏、冬があるのに、秋がありません。
「秋がない」から転じて「商い」になり、「商い中」という意味になります。
なぞなぞのような言葉ですが、飲食店や商店に行った時、「春夏冬中」という札や看板を見つけたら、「商い中」なので、中に入りサービスを受けられるでしょう。
「商い中」という言葉について見てきました。
普段、何げなく見ている「商い中」という言葉ですが、「営業中」との違いなど、知ると楽しいことが含まれている言葉だと感じたのではないでしょうか。
いつも行っているお店が、「商い中」か「営業中」かを確かめに行くと楽しいかもしれません。