「おじゃんになる」とは?意味!使い方や例文!
「おじゃんになる」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
世代を反映させる言葉だと思っている人もいるかもしれません。
それならば、「おじゃんになる」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「おじゃんになる」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「おじゃんになる」とは?意味
- 「おじゃんになる」の表現の使い方
- 「おじゃんになる」を使った例文や解釈
- 「おじゃんになる」の類語や言い換え
「おじゃんになる」とは?意味
「おじゃんになる」というのは物事が途中でダメになる、という意味になります。
例えば計画が途中でだめになってしまった場合は「計画がおじゃんになった」などと表現できますし、例えば予定がなくなってしまった、などという場合も「予定がおじゃんになった」と言えます。
ビジネスにおいて使う言葉ではありませんが、日常的には使える言葉ですし、親しい間柄でもよく使われる言い回しです。
- 「おじゃんになる」の語源
「おじゃんになる」の語源
江戸時代には、「じゃみる」という表現がありました。
これは物事が途中でダメになるという意味を持っており、この表現が連用名詞「じゃみ」になり、そこに接頭語である「お」がついておじゃんになったと考えられます。
ただし、語源には諸説あり、昔は火事が鎮火したときに鐘を打っていましたが、その時の音からこの表現ができたとも考えられています。
そのため、どの語源が正解なのかは明らかにされていません。
「おじゃんになる」の表現の使い方
「おじゃんになる」という表現は友達同士なので使われる表現です。
例えば「この間デートの約束があったんでしょう?どうだった?」と聞かれたときに「実は彼に予定が入って、デートはおじゃんになったんだ」などと表現できます。
ビジネスにおいては使われない言い回しですので、公式の場では使わないように気をつけた方が良いでしょう。
あくまでも友達同士で使われるような言い回しであり、フォーマルな場所に適切な表現ではありません。
「おじゃんになる」を使った例文や解釈
ここでは「おじゃんになる」という言い回しを使った例文を紹介します。
- 「おじゃんになる」を使った例文1
- 「おじゃんになる」を使った例文2
「おじゃんになる」を使った例文1
「今日は買い物に行く予定だったんだけど、雨が降っていたから予定がおじゃんになった」
買い物に行く時、雨が降っているとなかなか大変ですよね。
確かに買い物程度ならば雨が降っていても関係ないだろうと思う人もいるかもしれませんが、例えば公共交通機関を使って買い物に行かなければいけなかったり、大きなものを購入する予定があったりすると、天候が非常に重要です。
雨の中、バス停でバスを待つのはなかなか大変ですし、大きなものをお店から車まで運ぶのも大変です。
立体駐車場がある店舗などは雨の日でも人気がありますね。
「おじゃんになる」を使った例文2
「予定がおじゃんになったから、日曜日は子供とゆっくり映画を見たんだ」
日曜日に予定が入っていたりすると、子供を留守番させておかなければいけないなどということもあるかもしれません。
しかし、その予定がなくなったら子供とゆっくり時間を過ごせますね。
日曜日はお菓子を買ってきて、子供たちと映画鑑賞をしても良いかもしれません。
また、子供と外出しても良いでしょう。
特に普段、子供となかなか触れ合う時間がない場合は日曜日を有効に使いたいものです。
「おじゃんになる」の類語や言い換え
ここでは「おじゃんになる」という表現の類義語を紹介します。
- 「だめになる」
- 「中止になる」
「だめになる」
だめになる、という表現は物事がもろくて弱くなる、脆弱化する、などという意味もありますが、予定がなくなる、などという意味もあります。
物事が最初の状態に戻る、やり直しになる、白紙撤回となる、などという意味も持ち合わせているのです。
例えば「予定がダメになった」となれば、予定がなくなった、ということになります。
「中止になる」
中止になる、というのは予定がなくなる、ということです。
例えば運動会などは雨天決行、あるいは雨天延期、などと言われますが、中止というのはそもそも予定がなくなる、延期ではなくて今後も開催されない、ということになります。
「おじゃんになる」という表現は今となってはあまり使われない表現かもしれません。
しかし、まだ使われる場合もありますので、しっかりと意味を知っておきたいですね。