「泥のように眠る」とは?泥のよう?由来は?意味や類語!表現の使い方や例文
「泥のように眠る」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「泥のように眠る」に含まれる「泥」を使った言葉を紹介して行きます。
さらに「泥のように眠る」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「泥のように眠る」とは?
- 「泥のように眠る」の使い方
- 「泥のように」の「泥」を使った言葉
- 「泥のように眠る」を使った例文や短文など
- 「泥のように眠る」の類語や関連語
- 「泥のように眠る」の語源
「泥のように眠る」とは?
みなさんは「泥のように眠る」という言葉を知っているでしょうか。
中には、最近疲れすぎて、「泥のように眠る」経験をしたという人もいるかもしれません。
一方で、「泥のように眠る」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「泥のように眠る」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「泥のように眠る」の読み方
- 「泥のように眠る」の意味
「泥のように眠る」の読み方
「泥のように眠る」は「どろのようにねむる」と読みます。
「泥」は「どろ」と読み、「眠る」は「ねむる」と読みます。
難しい漢字が使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「泥のように眠る」は「どろのようにねむる」と読みましょう。
「泥のように眠る」の意味
「泥のように眠る」には、どのような意味があるでしょうか。
「泥のように眠る」には、「正体なく眠る」という意味があります。
「正体」という言葉には、通常の意識、正気などの意味があります。
意識を失い、気絶しているかのように、完全に眠っている時、「泥のように眠る」と表現します。
「泥のように眠る」の使い方
「泥のように眠る」という言葉の使い方を紹介します。
「泥のように眠る」には、正体なく眠るという意味があります。
そこで、正体なく眠っている人を見た時、自分がそのように眠ったと感じた時に、「泥のように眠る」という言葉を使ってみましょう。
多くの場合、寝不足の日を過ごした後に、正体なく眠ることになります。
例えば徹夜が二日続いた後など、久しぶりにベッドの上で眠る時、記憶が全くない、一度も途中で目が覚めないような深い眠りにつけます。
またお酒を飲んでいる人が、意識を失って眠っている時の様子も「泥のように眠る」という言葉を使います。
実際にお酒を飲んで眠っている人は、眠りが浅く、疲労感が抜けにくいと言われていますが、第三者が見ていると「泥のように眠る」というニュアンスがピッタリな様子かもしれません。
「泥のように」の「泥」を使った言葉
「泥のように眠る」と同様に、「泥」という言葉が付いた言葉を紹介します。
「泥」が付く言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「泥酔」【でいすい】
- 「泥船に乗る」【どろせんにのる】
「泥酔」【でいすい】
「泥酔」という言葉があります。
「泥酔」は、「酔って正気を失う様子」という意味があります。
適量のお酒なら、ほろ酔い程度で意識はハッキリしているでしょう。
しかし悪酔いをしてしまったり、翌日起きた時に記憶がないくらい酔ってしまう時の様子は、「泥酔」と呼ばれるような状態です。
お酒が強い人ほど、「泥酔」するリスクがあると言われているため、お酒を飲む前に、飲み過ぎに気を付けて、何かしらの対策を取るようにしましょう。
「泥船に乗る」【どろせんにのる】
「泥船に乗る」という言葉が、会社員の間などで使われています。
「泥船」は「泥で出来た船」ですから、いつ沈んでしまうか分かりません。
自分の会社が、いつ倒産するか分からないような状況の時に、「泥船に乗る」という言葉を使います。
「俺は『泥船に乗っている』ようなものだ」、「何でこんな『泥船に乗って』しまったんだろう」などと、自虐的な言い方をするケースもあります。
「泥のように眠る」を使った例文や短文など
「泥のように眠る」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「泥のように眠る」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「泥のように眠る」を使った例文1
- 「泥のように眠る」を使った例文2
「泥のように眠る」を使った例文1
「夜勤明けは、いつも『泥のように眠る』ようにしている」
この例文のように、夜間仕事をしている人や、一日半仕事をして、また一日半休むようなシフトで働いている人もいるでしょう。
このような人は、夜勤明けにとても眠いはずです。
そこで「泥のように眠る」のを楽しみにしている人もいるかもしれません。
睡眠不足は心や体に悪影響を与えるため、不規則な生活をしている人ほど、睡眠を大切にするようにしましょう。
「泥のように眠る」を使った例文2
「人里離れたテント場で、『泥のように眠る』」
この例文のように、キャンプが趣味な人がいるかもしれません。
山の中腹にあるテント場などは、とても静かで、喧騒とはかけ離れた状態です。
また自然に囲まれた雰囲気が、人の気持ちを癒すかもしれません。
そのため、テント場だと「泥のように眠れる」という人が少なくないかもしれません。
ストレスが多い日常を送っている人は、天候の良い時期にテント場などに行き、一人の穏やかな時間を楽しみ、「泥のように眠る」時間を作ってみてはいかがでしょうか。
「泥のように眠る」の類語や関連語
「泥のように眠る」の類語や、関連語を紹介します。
「泥のように眠る」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「爆睡する」【ばくすいする】
- 「死んだように眠る」【しんだようにねむる】
「爆睡する」【ばくすいする】
「爆睡する」という言葉があります。
「爆睡する」には、「少しの物音などでは目覚めないくらい、深く眠り込むこと」という意味があります。
「昨日、爆睡したよ」などという言い方をする人は、若い世代ほど多いかもしれません。
徹夜明けの日などは、疲労感が強く睡眠不足気味になっているため、「爆睡する」ことができそうです。
「死んだように眠る」【しんだようにねむる】
「死んだように眠る」という表現もあります。
まるで死んだかのように、微動だにせず眠っている人、またなかなか目覚めず長時間眠っている人の様子を「死んだように眠る」と言います。
「泥のように眠る」の語源
「泥のように眠る」という言葉は、中国が由来だとされています。
中国には、想像上の生き物「泥(でい)」がいて、海の中で暮らしています。
しかし「泥」は海から外に出ると、途端に元気がなくなり、疲れ果てて眠ってしまいます。
この様子を「泥のように眠る」という言葉にしたとされています。
ちなみに「泥酔」も、この想像上の生き物「泥」が語源とされています。
「泥のように眠る」という言葉について見てきました。
みなさんも「泥のように眠る」経験があるのではないでしょうか。
睡眠不足は体と心に良くないため、時間が許すならば、「泥のように眠る」時間を作るようにしましょう。