「太刀打ちできない」とは?意味!使い方
「太刀打ちできない」という言い回しを聞いたことがあるでしょうか。
スポーツなどで「太刀打ちできない」という感覚を味わった経験を持つ人もいるかもしれません。
それならば、「太刀打ちできない」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「太刀打ちできない」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「太刀打ちできない」とは?意味
- 「太刀打ちできない」の表現の使い方
- 「太刀打ちできない」を使った例文
- 「太刀打ちできない」の類語や言い換え
「太刀打ちできない」とは?意味
「太刀打ちできない」という言葉には実力の差が大きいなどの理由により、競争しても張り合えない、という意味を持ちます。
「あの人にはとても太刀打ちできない」という言い回しもあり、とてもではないけれど相手にならない、という時にも使われます。
太刀打ちというのはまともに張り合って競争することを指しており、この後には打ち消しの表現を伴うことがほとんどだとされます。
そこから、「太刀打ちできない」という表現になります。
これ以外にも太刀打ちは敵わない、などといった表現があります。
「太刀打ちできない」の表現の使い方
スポーツなどで誰かと張り合わなければいけない時、勝てる可能性があるならばやる気も出ますが、勝てない可能性の方が高い、むしろ相手の実力がありすぎて絶対に負ける、などという気持ちがあると、やる気もなくなってしまうのではないでしょうか。
そのような時に「太刀打ちできない」という表現が使えます。
実力の差がありすぎる、絶対に勝てない、という気持ちを表した言い回しになります。
「太刀打ちできない」を使った例文
ここでは、「太刀打ちできない」という表現使った例文を紹介します。
- 「太刀打ちできない」を使った例文1
- 「太刀打ちできない」を使った例文2
「太刀打ちできない」を使った例文1
「あの高校のバスケ部は強すぎて、とても太刀打ちできないよ」
高校の部活などでは、他の高校のチームと試合をすることもありますよね。
あまりにも強豪のチームと試合をしなければいけない場合など、試合前から「あのチームには太刀打ちできない」などという意識を持ってしまうこともあるかもしれません。
実力の差がありすぎる、まともにぶつかっても絶対に勝てない、というときには選手たちの士気が下がってしまうこともあるでしょう。
そのような場合には「太刀打ちできない」という表現が使われます。
「太刀打ちできない」を使った例文2
「あの選手には太刀打ちできないと思われたが、彼女は真剣に向き合い、勝利した」
実力の差があって相手には勝てない、おそらく負けてしまうだろう、と感じることもあるかもしれません。
しかし、だからといって逃げていては試合にはなりませんし、むしろ今まで努力をしてきたわけですから逃げるわけにはいきません。
そのような時、真剣に向き合い、相手の弱点を見出そうと集中したり、自分の力を高めようとしたりすることにより、「太刀打ちできない」と思われた試合に勝利することも可能です。
「太刀打ちできない」からと諦めるのではなく、向き合う力を持ちたいものです。
「太刀打ちできない」の類語や言い換え
ここでは「太刀打ちできない」という表現の類義語を紹介します。
- 「到底できない」
- 「不可能である」
「到底できない」
到底できない、という表現は物事を実行することが不可能と思われる、できる気がしない、などという時に使われます。
到底という表現は後に打ち消しの表現を伴ってどうやって見ても、どうしても、という意味になり、「到底相手にならない」などという表現で使われます。
「不可能である」
不可能である、というのはそもそも可能ではない、できない、という意味になります。
できる可能性がほとんどない時に「それは不可能だよ」などと言われることもあります。
あるいは到底不可能である、などという言い回しもあり、これはどうやって見ても不可能である、どうしても不可能である、ということになります。
「太刀打ちできない」という表現は日常的にも使えますが、だからといって逃げる言い訳にはしたくないものです。
「太刀打ちできない」ものにこそ向き合う力が欲しいですね。