「今回」とは?意味!ビジネス(敬語)での使い方!
「今回(こんかい)」とは、「今行われているこの時(回)・このたび」を示す言葉です。
「今回」の「意味・今度との違い・使い方・ビジネスの敬語での使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「今回」とは?
- 「今回」の表現の使い方
- 「今回」を使った言葉と意味を解釈
- 「今回」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「今回」の類語や類似表現や言い換え
「今回」とは?
「今回(こんかい)」とは、「今行われているこの時(この回)」や「このたび・今度」を意味する言葉です。
「今回」という言葉の意味は、「今行動しているこの回(ターン)」や「今やっているこの場合(この時)」のことなのです。
例えば、「今回の実験は、以前よりも上手くやることができました」や「今回こそは良い結果を出せるように、全力で頑張りたいと思っています」などの文章において、「今回」という言葉の典型的な意味を示すことができます。
- 「今度」との違い
「今度」との違い
「今回」と「今度(こんど)」という言葉は、「今終わったばかりの少し前の過去のこと」を意味しています。
「今回のチャレンジは上手くいかなかった」という文章は、「今度のチャレンジは上手くいかなかった」という文章とほぼ同じ意味になります。
一方で、「今回」は「今行っているこの回(この時)」を意味していますが、「今度」は「もっとも近い次の機会・次回(近い未来)」のことを意味しているという違いがあります。
例えば、「今回の大会では良い成績が出せました」は「今行われた大会のこと」を意味していますが、「今度の大会ではもっと良い成績を出そうと思います」は「もっとも近い次の大会(次回の大会)のこと」を意味している違いがあるのです。
また、「今回の」という言葉は「今回のライブ」のように主に「何らかのイベント(出来事)・現象」につけられますが、「今度の」という言葉は「今度の担任・今度の新作」のように「人物・物」にもつけることができます。
「今回」の表現の使い方
「今回」の表現の使い方は、「今行っているこの時(この回)」や「現在進行中の物事・出来事(イベント)」を指し示す時に使うという使い方になります。
例えば、「今回は予想していた以上に大勢のお客さんが来てくれました」や「今回限りのイベントになるので、ぜひ楽しんでいってください」などの文章において、「今回」という言葉を正しく使うことができます。
また「今回」という言葉は、「今度」のように「一番近い未来・もっとも近い次の機会」という意味では使うことができないので注意が必要です。
- 「今回」のビジネス(敬語)での使い方・言い換え
「今回」のビジネス(敬語)での使い方・言い換え
「今回」という言葉をビジネスシーンで敬語として用いたい場合には、「この度(このたび)」という言葉に言い換えて使うようにしましょう。
現在では、「この度」という漢字を交えた表記よりも、「このたび」という平仮名だけの表記の方が多く使われています。
例えば、「このたびは、求人サイトからのご応募を頂き、大変ありがとうございました」や「このたびはお足元の悪い中、ご足労頂きありがとうございます」、「このたびは、お世話になりました」などの文章を、ビジネスシーンの敬語的な表現として用いることができます。
ビジネスの場面で、「今回」という言葉を使いたい時には、相手に対する敬意を表現するために「このたび」という言葉に言い換えて使いましょう。
「今回」を使った言葉と意味を解釈
「今回」を使った言葉とその意味を解釈していきます。
- 「今回の旅行」
- 「今回は特別なケースです」
「今回の旅行」
「今回の旅行」という言葉の意味は、「今行こうとしている(今の時点で行く予定のある)旅行」や「今行っている途中(最中)の旅行」、「今行ってきたばかりの旅行」になります。
例えば、「今回の旅行をとても楽しみにしています」なら、「今行く予定のある旅行」のことを意味していて、「今回の旅行は感動の連続です」なら、「今行っている途中(最中)の旅行」を意味しています。
「今回の旅行は素晴らしかった」なら、「今行ってきたばかりの旅行」を意味しています。
「今回は特別なケースです」
「今回は特別なケースです」という言葉は、「今経験しているこの回は、特別なケース(事例)であること」を意味しています。
「今回は特別なケースです」の文章は、「過去のケースとは異なること」や「今後(未来)のケースにもないこと」を意味しているのです。
「今回」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「今回」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「今回」を使った例文1
- 「今回」を使った例文2
「今回」を使った例文1
「今回の作品は、自分にとって最高に素晴らしい出来栄えの作品になっていますので、ぜひご期待ください」
この「今回」を使った例文は、「今作り上げた(この度の)作品は、自分にとって最高に素晴らしい出来栄えの作品になっていますので、ぜひご期待ください」ということを意味しています。
「今回」を使った例文2
「抽選会のくじ引きで当たるこちらの高級な景品は、今回限りの特別サービスとなっております」
この「今回」を使った例文は、「抽選会のくじ引きで当たるこちらの高級な景品は、今行っているこの回(この時)限りの特別なサービスになっています」ということを意味しています。
「今回」の類語や類似表現や言い換え
「今回」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「この度・本件」
- 「今度・今次」
- 「今般」
「この度・本件」
「今回」の類語・言い換えとして、「この度・本件(ほんけん)」があります。
「この度」の言葉の意味は、「今回・今経験しているこの時」になります。
「本件」という言葉は、「今、経験している物事」や「今、該当する物事」を意味しています。
それらの意味から、今行っているこの時を意味する「今回」とほぼ同じ意味を持つ類語として、「この度・本件」を指摘できます。
「今度・今次」
「今回」の類似表現・言い換えとして、「今度(こんど)・今次(こんじ)」があります。
「今度」の言葉は、「今終わったばかりの少し前の過去」や「一番近い次の機会・次回」を意味しています。
「今次」という言葉の意味は、「今経験しようとしている今回・今度・この度」という意味になります。
それらの意味から、今行っているこの回を意味する「今回」は、「今度・今次」という言葉に言い換えることができます。
「今般」
「今回」の類語・言い換えとして、「今般(こんぱん)」があります。
「今般」という言葉の意味は、「今経験しているこの時(今回)・少し前に経験したばかりの今度」になります。
その意味合いから、今行っているこの時やこの度を意味する「今回」と同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「今般」という言葉を上げることができます。
「今回」という言葉について徹底的に解説しましたが、「今回」には「今行われているこの時(回)・このたび」などの意味があります。
「今回」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「この度・本件」「今度・今次」「今般」などがあります。
「今回」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。