「まみれ」とは?意味!「だらけ」との違い
「まみれ」という言葉の漢字や意味を紹介します。
また「まみれ」と「だらけ」という言葉の違いを紹介して行きます。
さらに「まみれ」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「まみれ」とは?
- 「まみれ」と「だらけ」の具体的な違い
- 「まみれ」を使った言葉と意味を解釈
- 「まみれ」を使った例文や短文など
- 「まみれ」の類語や類似表現
「まみれ」とは?
「まみれ」という言葉を知っているでしょうか。
「汗まみれ」など、「まみれ」を使った言葉を、日常的に使っている人もいるかもしれません。
一方で、「まみれ」という言葉の意味をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「まみれ」の意味や、漢字を紹介して行きます。
- 「まみれ」の漢字
- 「まみれ」の意味
「まみれ」の漢字
「まみれ」という言葉を漢字にすると、どのような表現になるでしょうか。
「まみれ」は漢字で「塗れ」になります。
何かを塗ることを「塗布」と言いますが、「塗れ」は「塗布」に使われている漢字になります。
このように、「まみれ」という言葉は、「塗れ」と漢字表記することができます。
「まみれ」の意味
「まみれ」という言葉の意味を紹介します。
「まみれ」には、「体の表面に、液状や粉状のものがくっついて汚れること」という意味があります。
冒頭の「汗まみれ」は「体の表面に汗がくっついて汚れること」という意味になります。
「汗」は液状のもののため、「まみれ」と合わせて言葉にすることができます。
このように「まみれ」には、体の表面に、液状や粉状のものがくっついて汚れることという意味があります。
「まみれ」と「だらけ」の具体的な違い
次に「まみれ」と「だらけ」という言葉の違いを紹介します。
似た意味を持つ二つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
- 「まみれ」と「だらけ」の意味
- 「まみれ」と「だらけ」の違い
「まみれ」と「だらけ」の意味
「だらけ」という言葉には、「そのものに、まみれていること」という意味があります。
また「それがやたら多いこと」という意味もあります。
一方「まみれ」には「体の表面に液状や粉状のものがくっついて汚れること」という意味があります。
このように二つの言葉は、かなり近い意味を持つ言葉だと分かります。
「まみれ」と「だらけ」の違い
ただし「まみれ」は「汚れること」という意味があり、ネガティブなイメージがあります。
「だらけ」には、何かがやたらと多い状況を示していますが、ネガティブだとは限りません。
また「まみれ」には、「体の表面」という制約があり、さらに「液状のもの、粉状のもの」という制約もあります。
一方、「だらけ」は交通渋滞の道路を指して、「車だらけ」などと言います。
このように「だらけ」は「汗だらけ」という「汗まみれ」と似た表現もしつつ、「車だらけ」という「まみれ」の制約から外れた表現をすることもできます。
「だらけ」は使用できる範囲が「まみれ」よりも多く、「まみれ」はネガティブなイメージがあるという違いがあります。
「まみれ」を使った言葉と意味を解釈
「まみれ」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「まみれ」を使った言葉を知り、「まみれ」という言葉の使い勝手を良くしましょう。
- 「粉まみれ」【こなまみれ】
- 「泥まみれ」【どろまみれ】
- 「血まみれ」【ちまみれ】
「粉まみれ」【こなまみれ】
「粉まみれ」は「粉状のものが、体の表面につき汚れる」という意味があります。
「粉」の種類はいろいろありますが、例えば天ぷらの料理をしている時に、てんぷら粉が体の表面に付いた時の様子をイメージすることができるかもしれません。
またうどんを作っている時、お好み焼きを作っている時など、小麦粉が体の表面について汚れてしまった様子を、「粉まみれ」ということができます。
「泥まみれ」【どろまみれ】
「泥まみれ」には、「泥状のものが、体の表面について汚れる」という意味があります。
例えば子供が庭で遊んでいる時、前日の雨が地面に残っていると、泥状の部分があります。
泥の中で遊んで家に帰ってきた時、「泥まみれ」になっていることがあるかもしれません。
また野生動物は、泥の中に体を横たえて、泥浴びをすることがあります。
見る人によっては、動物の体の表面に泥がついて汚れていると感じるため、「動物が泥だらけ」と表現できるでしょう。
「血まみれ」【ちまみれ】
「血まみれ」は、「体の表面に血がついて汚れている」状態を意味します。
自分の体が傷ついて、血が表面に流れ出た結果、血で汚れていることもありますし、誰かの返り血などを浴びて「血まみれ」になっているケースもあるでしょう。
またホラー映画の登場人物は、「血まみれ」になる頻度が高いはずです。
「まみれ」を使った例文や短文など
「まみれ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「まみれ」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「まみれ」を使った例文1
- 「まみれ」を使った例文2
「まみれ」を使った例文1
「引越しの手伝いをして、全身が『汗まみれ』になった」
この例文のような状態になった経験がある人は多いでしょう。
特に夏場の引越しは、気温が高い上に、体をひっきりなしに動かすため「汗まみれ」になるケースが多くなります。
引越し中は部屋のエアコンを外しているケースが多く、普段は汗をあまりかかない人も、大量の汗をかくことになりそうです。
また忙しく、汗をふく時間がないことも、「汗まみれ」になる原因の一つと言えるでしょう。
「まみれ」を使った例文2
「田舎道を歩いていたら、気付かぬうちに、足が泥に『まみれ』ていた」
田舎道を歩いた経験がある人は、この例文のような体験をしたことがあるかもしれません。
舗装されていない道を歩くと、思わぬ場所が泥状になっていて、靴や足が「泥まみれ」になることがあります。
「まみれ」の類語や類似表現
最後に「まみれ」の類語や、類似表現を紹介します。
「まみれ」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「汗みずく」【あせみずく】
- 「汗みどろ」【あせみどろ】
「汗みずく」【あせみずく】
「汗みずく」には「水に浸かったように、汗でびっしょり濡れる様子」という意味があります。
「汗みずくになって働く」などの表現をします。
「汗みどろ」【あせみどろ】
「汗みどろ」には、「汗まみれになり、べとつき汚れている様子」という意味があります。
「汗まみれ」がさらに進み、べとつき始めた時、「汗みどろ」という表現に変わります。
「まみれ」という言葉について見てきました。
普段何気なく使っている「まみれ」の意味を知り、次回から的確な使い方ができそうだと感じたかもしれません。
「まみれ」と「だらけ」を使い分けられるようになると、コミュニケーション能力がさらに高くなりそうです。