「あえかなる」とは?意味!使い方や例文!類語や言い換え
「あえかなる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
最近の日常会話で使う機会は少ないかもしれません。
それでは「あえかなる」について意味、使い方などを見ていきましょう。
目次
- 「あえかなる」とは?意味
- 「あえかなる」の表現の使い方
- 「あえかなる」を使った例文や解釈
- 「あえかなる」の類語や言い換え
「あえかなる」とは?意味
「あえかなる」の「あえか」とは華奢、弱々しい、触れれば落ちるような危なっかしい様子といった意味を持ちます。
また自然、夢、希望といったものに対しての儚げで美しいことを「あえか」とも言います。
「あえかなる」とは「華奢である」「繊細だ」ということになります。
「あえかなる」の表現の使い方
「あえかなる」の使い方としては、日常会話で使うことは少ないと思われますが、例えば「あえかなる美少女」と使えば、華奢、繊細、儚げな美少女ということを言い表すことができます。
「あえかなる花」「あえかなる思い出」など文章、詩などを書く時に便利に使える言葉ではあります。
ただ話し言葉、会話においては「華奢」「繊細」「か弱い」など直接使った方がわかりやすいでしょう。
「あえかなる」を使った例文や解釈
それでは「あえかなる」を使った例文を紹介していきましょう。
- 「あえかなる城」を使った例文1
- 「あえかなる」を使った例文2
「あえかなる城」を使った例文1
「あえかなる城の姿に感動した」
「あえかなる城」というイベントが実際にありました。
和歌山県新宮市にかつてあった「新宮城」の跡地を活用して「灯り」をテーマとした和傘のライトアップ&スクリーン上映を行うというものです。
今は城はないので「儚い美しさ」という意味を持つ「あえかなる」をつけているのかもしれません。
とても素敵なネーミングではないでしょうか。
「あえかなる」を使った例文2
「あのような、あえかなる美女なので、男性に言い寄られることは多いだろう」
華奢、儚げ、か弱い美女は、一人にしてはおけない雰囲気を醸し出し、男性から言い寄られることが多い傾向はあるでしょう。
「あえかなる」の類語や言い換え
「あえかなる」の類語、言い換えた言葉をいくつか紹介します。
- 「華奢な」
- 「儚げな」
「華奢な」
「華奢」とは弱々しく見えて美しいことを言います。
よく使われるのは体型に対してではないでしょうか。
細い、細身、体つきが薄いという意味ですから「華奢な女性」と言われるのは女性としては嬉しい褒め言葉なのかもしれません。
一方で男性としては体格が良くないという意味にとらえますので褒め言葉として使うことはほとんどないのではないでしょうか。
また「華奢」にはちょっとのことで壊れやすい、傷つきやすい、打たれ弱いといった意味合いもあります。
「儚げな」
「儚げ」とは弱々しげで美しいという意味と、今にも消えていなくなってしまいそうな状態、雰囲気という意味があります。
もう長くはない、寿命が短いといった意味合いで使われることもあります。
女性に対して「儚げな」という言葉を使うのは、弱々しく見えて美しいとなりますので、場合によっては褒め言葉とも言えます。
印象としては細身、華奢で美しい顔立ちとなりますので、男性にはあまり使うことはないでしょう。
いかがでしたでしょうか。
「あえかなる」という言葉の意味、使い方など理解できたかと思います。
古い言葉という印象ですが、今でも使われる言葉ですので意味を覚えておきましょう。
「華奢」「か弱い」「儚げ」といった意味を持ちますので女性の姿、様子を表現することに使われることが多いかもしれません。
また景色などにも「あえかなる」は使うことができますので、文章を書く時などに「あえかなる」という表現を使ってみるのも素敵です。