「恥も外聞も無い」とは?意味や使い方や例文!
「恥も外聞も無い」とは、「他人からどう思われても恥ずかしいと思わず、世間の噂も気にしないこと」です。
「恥も外聞もない」の「意味・語源や由来・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「恥も外聞も無い」とは?
- 「恥も外聞も無い」の言葉の使い方
- 「恥も外聞も無い」の類語や似た言葉や言い換え
- 「恥も外聞も無い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「恥も外聞も無い」の反対語
- 「恥も外聞も無い」の英語と解釈
「恥も外聞も無い」とは?
「恥も外聞も無い」とは、「他人からどう思われても恥ずかしいとは思わず、世間体(世間の噂)も気にしないこと」を意味する言葉です。
「恥も外聞もない」の言葉は、「恥ずかしいという感情がなく、人からどう見られるかの世間体(体裁)を気にする心もない」ということを意味しています。
また「恥も外聞もない」は、「なりふり構わず必死に振る舞うさま」という意味でも使われます。
- 「恥も外聞も無い」を分解して解釈
- 「恥も外聞も無い」の読み方
「恥も外聞も無い」を分解して解釈
「恥も外聞も無い」の言葉の意味は、「恥(はじ)」と「外聞(がいぶん)」に分解して理解することができます。
「恥」の言葉の意味は、「自分の欠点・失敗などを恥ずかしく思うこと」や「名誉・名声が損なわれて面目を失うこと」になります。
「外聞」とは、「世間体(せけんてい)・体裁(ていさい)」や「人からどう思われてどう評価されるのかということ」を意味しています。
そのため、「恥も外聞も無い」の言葉は、「失敗・名誉の喪失を恥ずかしいと思わず、世間体を気にしない」ことを意味しているのです。
「恥も外聞も無い」の読み方
「恥も外聞も無い」の読み方は、「はじもがいぶんもない」になります。
「恥も外聞も無い」の言葉の使い方
「恥も外聞も無い」の言葉の使い方は、「他人からどう思われても恥ずかしいと思わず、世間からどのように言われても気にしない状況・人物・心情」を指示して使うという使い方になります。
「恥も外聞も無い」というのは、「人の目・世間体を気にして恥ずかしいなどと思わず、なりふり構わない行動をしている時」にも使われます。
例えば、「恥も外聞も無く、私は家族を守るためにどんな仕事でもやってきました」や「恥も外聞も無く、異性関係のスキャンダルを起こした彼を軽蔑しています」といった文章で、「恥も外聞も無い」という言葉を正しく使用することができます。
「恥も外聞も無い」の類語や似た言葉や言い換え
「恥も外聞も無い」の類語・似た言葉・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「なりふり構わない・厚顔無恥」
- 「体裁を繕わない」
- 「体面を気にしない」
「なりふり構わない・厚顔無恥」
「恥も外聞も無い」の類語・言い換えとして、「なりふり構わない・厚顔無恥(こうがんむち)」があります。
「なりふり構わない」という慣用句の言葉の意味は、「人の目などを気にせずに、必死になっているさま」や「他人からどう見られるかなど構わずに、一生懸命にやること」になります。
「厚顔無恥」の四字熟語は、「厚かましくて、恥知らずであること」や「人からどう思われるかを気にせず恥も無く、自分のやりたいようにやること」を意味しています。
これらの意味から、恥がなく人からどう言われても構わないを意味する「恥も外聞もない」の類語として、「なりふり構わない・厚顔無恥」を上げることができます。
「体裁を繕わない」
「恥も外聞も無い」の類語・似た言葉として、「体裁を繕わない(ていさいをつくろわない)」があります。
「体裁を繕わない」という言葉は、「見た目・世間体を気にせずに、ありのままに振る舞うこと」や「人から良く見られるように意識して行動することがない」ということを意味しています。
その意味から、恥ずかしいと思わず、人の目を気にすることもないを示す「恥も外聞もない」と似た言葉として、「体裁を繕わない」という言葉を指摘することができます。
「体面を気にしない」
「恥も外聞も無い」の似た言葉・言い換えとして、「体面を気にしない(たいめんをきにしない)」があります。
「体面を気にしない」とは、「世間からどう思われるか気にせず、殊更に取り繕わないこと」を意味しています。
その意味から、恥にとらわれず人の目を気にしないを意味する「恥も外聞もない」と似た意味を持つ言葉として、「体面を気にしない」が上げられるのです。
「恥も外聞も無い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「恥も外聞も無い」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「恥も外聞も無い」を使った例文1
- 「恥も外聞も無い」を使った例文2
「恥も外聞も無い」を使った例文1
「経営していた会社が倒産しかかり、社長は恥も外聞も無くお金を少しでも借りようとして金策に走り回りました」
この「恥も外聞も無い」を使った例文は、「経営していた会社が倒産しかかり、社長は人や世間からどう思われても恥を忘れて気にせずに(なりふり構わず必死に)、お金を少しでも借りようとして金策に走り回った」ということを意味しています。
「恥も外聞も無い」を使った例文2
「私は兄のように恥も外聞も無く、欲望の赴くままに自分勝手な生き方をしたいとは思いません」
この「恥も外聞も無い」を使った例文は、「私は兄のように恥ずかしいという感情を持たず、人の目(世間の噂)も気にせず、欲望の赴くままに自分勝手な生き方をしたいとは思わない」ということを意味しています。
「恥も外聞も無い」の反対語
「恥も外聞も無い」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「世間体(体面)を気にする」
「世間体(体面)を気にする」
「恥も外聞も無い」の反対語は、「世間体(体面)を気にする」になります。
「恥も外聞も無い」という言葉は、「世間(人々)からどう思われても気にしない」や「体面が保てなくても恥ずかしいと思わない」ということを意味しています。
その意味から、「恥も外聞も無い」と反対の意味を持つ反対語として、「世間体(体面)を気にする」を上げることができるのです。
「恥も外聞も無い」の英語と解釈
「恥も外聞も無い」という言葉は、“be shameless”(恥の感情がない)や“be beyond all sense of shame”(全く恥の感覚がない)、“have no sense of decency”(全く体裁・品格がない)という英語で表現することができます。
直接的な表現では、“not worrying about one's reputation or appearance”(評判や名声について気にしない)や“not caring what others think”(他人がどう考えようと気にしない)の英文でも、「恥も外聞もない」を表せます。
- “I was beyond all sense of sham
“I was beyond all sense of sham
“I was beyond all sense of shame, I worked on anything for my family.”
「恥も外聞も無い」という言葉を使ったこの英語の例文は、「私は恥も外聞も無く、家族のために何でもして働きました」ということを意味しています。
「恥も外聞もない」という言葉について徹底的に解説しましたが、「恥も外聞もない」には「恥ずかしいという感情がなく、世間でどう取りざた(噂)されても気にしないこと」などの意味があります。
「恥も外聞もない」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「なりふり構わない・厚顔無恥」「体裁を繕わない」「体面を気にしない」などがあります。
「恥も外聞もない」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。