「至難の業」とは?意味!使い方や例文「至難の技」は正しい?
「至難の業」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「至難の業」という言葉を使った例文などを紹介して行きます。
目次
- 「至難の業」とは?
- 「至難の業」を分解して解釈
- 「至難の業」の使い方
- 「至難の業」の類語や言い換え
「至難の業」とは?
みなさんは「至難の業」という言葉を知っているでしょうか。
仕事の場面で、「この目標を達成するのは至難の業です」などと言った経験があるかもしれません。
一方で「至難の業」という言葉を、今回初めて目にした人もいるでしょう。
そこで「至難の業」の読み方と意味を紹介します。
- 「至難の業」の読み方
- 「至難の業」の意味
「至難の業」の読み方
「至難の業」の読み方を紹介します。
「至難の業」は「しなんのわざ」と読みます。
読み方が難しい言葉のため、初見で正しく読むのは難しいかもしれません。
特に「業」を「わざ」と読むのは難しいでしょう。
これを機会に「至難の業」は「しなんのわざ」と読めるようにしましょう。
「至難の業」の意味
「至難の業」の意味を紹介します。
「至難の業」には「実現するのが、とても難しいこと」または「実現するのが難しい行為」などの意味があります。
「目標を達成するのは『至難の業』」という文章には、「目標を達成するのは、とても難しい」という意味があります。
このように「至難の業」には、「実現が極めて困難」「実現困難な行い」などの意味があります。
「至難の業」を分解して解釈
次に「至難の業」を分解して解釈して行きます。
「至難の業」は「至難」と「業」に分けられますので、それぞれの意味を見てみましょう。
- 「至難」【しなん】
- 「業」【わざ】
「至難」【しなん】
「至難」には「この上なく難しいこと」という意味があります。
「至難」の「至」には、「これ以上ないこと」などの意味があり、「難」には「難しい」という意味があります。
「業」【わざ】
「業」にはどのような意味があるでしょうか。
「業」には、「おこないや行為」という意味や「職業や仕事」という意味があります。
また「こと」という意味や、「ありさま」という意味もあります。
「至難の業」の使い方
「至難の業」という言葉の使い方を紹介します。
「至難の業」には、「この上なく難しい行為」「実現するのがとても難しいこと」などの意味があります。
そこで、何かをするのが難しいと感じた時、または実現困難なことを始める時などに、「至難の業」という言葉を使ってみましょう。
ビジネスシーンでは、実現達成が困難なノルマを告げられた時などに、「至難の業」という言葉を使います。
「ノルマを達成するのは無理です」と言うと角が立つ時に、「ノルマ達成は至難の業です」と言い、遠回しに無理なことを伝えます。
また30代になってからスポーツ選手や役者を目指す時などに、「実現困難だけれど頑張る」という意味を含めて、「至難の業だけど、頑張ってみる」などと、「至難の業」という言葉を使ってみましょう。
「至難の業」の類語や言い換え
最後に「至難の業」の類語や言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「至難の業」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「不可能に近い」【ふかのうにちかい】
- 「神業」【かみわざ】
「不可能に近い」【ふかのうにちかい】
「不可能に近い」という言い回しを使うことがあります。
「不可能に近い」には、「ほとんど不可能」「ほとんど可能性がない」という意味があります。
「目標達成は不可能に近い」という場合、「ほとんど目標達成できない」という意味になります。
「神業」【かみわざ】
「神業」には「神のようなしわざ」という意味があり、「神にしかできないような高度な技」などの意味があります。
職人やアスリートの中には、ほとんど達成不可能なことを可能にする人がいますが、このような技術を持つ人の行為を「神業」と呼ぶことがあります。
「至難の業」を達成できる人は、「神業」の持ち主と言えるでしょう。
「至難の業」という言葉について見てきました。
ビジネスシーンで、目標達成が実現困難な時などに、そのまま伝えると角が立つような時に、「至難の業」という言葉を使ってみましょう。