「つくづく思う」とは?意味!使い方や例文
「つくづく思う」という言い回しを聞いたことがあるでしょうか。
誰かと話をしている時など、「つくづく思う」という感覚を持つ人もいるかもしれません。
それならば、「つくづく思う」という言い回しにはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「つくづく思う」という表現について紹介します。
目次
- 「つくづく思う」とは?意味
- 「つくづく思う」を分解して解釈
- 「つくづく思う」の表現の使い方
- 「つくづく思う」の類語や言い換え
「つくづく思う」とは?意味
「つくづく思う」というのはしみじみとそのように思われる様子、しみじみと思う、本当にそう思う、ということになります。
例えば誰かと話をしている時など、その意見に対して賛成の気持ちや反対の気持ちを持ったりしますよね。
そのような場合、「その考え方はつくづく良いと思うよ」などという表現ができます。
例えば友達が誰かと付き合おうとしている時、あなたがその相手に反対だったとしましょう。
きっと良い恋愛はできない、その人には誠実さが感じられない、と思い、その恋愛関係には反対していたにもかかわらず友達はその人と付き合い始めた、そして案の定その人と別れた、という場合など、「別れて良かったとつくづく思うよ」と言えます。
「つくづく思う」を分解して解釈
ここでは「つくづく思う」という表現を分解して紹介します。
- 「つくづく」
- 「思う」
「つくづく」
つくづく、という表現にはじっくりと思いを込めて、という意味があります。
物事を静かに深く考えたり注意深く観察したりする様子を指し、物事を強調する時にも使えます。
心に深く感じる様子を指しており、例えば「生きているのがつくづく嫌になった」などという表現もあります。
漢字では「熟」と表記します。
「思う」
思う、というのは心の動きの対象であり、心に浮かべる、心がそちらに働く、という意味になります。
考える、感じる、などという意味もあります。
嬉しく思う、悲しく思う、などと様々な使い方があります。
「つくづく思う」の表現の使い方
「つくづく思う」という表現はしみじみ思う、などという時に使われます。
例えば自分は長いことそのように考えてきた、という場合などに使えます。
例えば誰かが結婚した時、それがとても良い縁談で、相手もとても良い人だったとしましょう。
誰もが祝福するような結婚で、結婚した後も幸せに暮らしている、などという場合は「あの結婚は素晴らしかったとつくづく思う」などと表現できます。
「つくづく思う」の類語や言い換え
ここでは「つくづく思う」という表現の類義語を紹介します。
- 「心底思う」
- 「本当にそう思う」
「心底思う」
心底思う、というのは心の底からそう思う、という意味になります。
心の奥底から、心根からそのように感じる、という意味であり、深くそう思う、などという場合に心底という表現が使われます。
「本当にあの人は素晴らしい人だった」「心底そう思う」などという会話があります。
「本当にそう思う」
本当にそう思う、というのはしみじみとそのように思うこと、という意味を持ち、まさに「つくづく思う」という表現と同じ意味を持ちます。
例えば誰かの結婚が本当に素晴らしいもので、友達同士で「あの人はあの彼と結婚して良かったね」と言っていたとしましょう。
何年経った後も幸せそうに生活をしており、「あの結婚は本当に良かったと思う」「本当にそう思う」という表現ができます。
逆に、離婚して良かったなどという場合もあるかもしれません。
「離婚は大変だったけれど、別れてよかった」「本当にそう思うよ、別れて正解だったね」などということもあるのではないでしょうか。
「つくづく思う」という表現は日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきたいものです。
ただ単に思うという表現よりも強調した意味合いがあり、特に長い間そう思ってきた、自分はそのような意思を持ってきた、という場合に使えます。
ビジネスでも利用できる表現ですから、ぜひ覚えておきましょう。