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「○○こそすれ」とは?意味や使い方や例文!

「○○こそすれ」という言葉の意味や使い方を紹介します。

また「○○こそすれ」の類語や、似た言葉を紹介して行きます。

さらに「○○こそすれ」を使った例文を紹介して行きます。

○○こそすれ

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「○○こそすれ」とは?意味や使い方や例文!>


目次

  • 「○○こそすれ」とは?
  • 「○○こそすれ」の類語や、似た言葉
  • 「○○こそすれ」を使った例文や短文など


「○○こそすれ」とは?

「○○こそすれ」という言葉を知っているでしょうか。

例えば「感謝こそすれ」などという言い回しを聞いたことがあるかもしれません。

一方で、「○○こそすれ」という言葉を、まるで聞いたことがない人もいるかもしれません。

そこで、「○○こそすれ」という言葉の意味を紹介します。

  • 「○○こそすれ」の意味
  • 「○○こそすれ」の使い方

「○○こそすれ」の意味

「○○こそすれ」には、どのような意味があるでしょうか。

「○○こそすれ」には、「あることを事実として認め、その他の物事を強く否定する」という意味があります。

そのため「○○こそすれ■■」などという表現をします。

例えば「彼女のことを恨みこそすれ、実際に手を出したことはない」などという文章があります。

この文章では、「彼女のことを恨んでいる」という事実を認める一方で、「手を出したこと」に関しては否定しています。

このように「○○こそすれ」には、ある事実を認めて、その他のことを強く否定するという意味があります。

「○○こそすれ」の使い方

次に「○○こそすれ」の使い方について見て行きましょう。

「○○こそすれ」「○○こそすれ■■」というような使い方をします。

一つのことを認める一方、他のことを強く否定したい時に、この言葉を使います。

ビジネスシーンでは、自分が勤めている会社について、語ることがあります。

例えば「この会社に感謝こそすれ、憎いなどと思うはずがありません」などと話す時は、勤務している会社に感謝の気持ちはあるが、憎しみの感情などは全然ないという意味になります。

「会社に感謝している」「会社に憎しみの感情は一切ない」ということを、一つの文章で伝えられます。

このように「○○こそすれ」という言葉を使うと、自分の心情を深く語ることが可能になります。



「○○こそすれ」の類語や、似た言葉

「○○こそすれ」の類語や、似た表現の言葉を紹介します。

「○○こそすれ」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「それゆえに」【それゆえに】
  • 「なおさら」【なおさら】
  • 「だからこそ」【だからこそ】

「それゆえに」【それゆえに】

「それゆえに」という表現があります。

「それゆえに」は漢字にすると「其れ故に」になります。

「それゆえに」には、「のため」という意味があり、「○○のため、▽▽」という使い方をします。

例えば「君は綺麗だ。それゆえに、もてるだろう」という文章を作れます。

「君は綺麗なため、男性に好かれやすいだろう」という意味になります。

このように「それゆえに」には、「のため」という意味があります。

「なおさら」【なおさら】

「なおさら」という言葉には、「物事の程度が、以前よりも一層進む」という意味があります。

例えば健康な人がいる時、その人が筋トレを始めた場合、さらに健康になることが予想されます。

このような時、「○○さんはすでに健康だけれど、筋トレを始めたら、なおさら健康になるだろう」という文章を作れます。

また、会社に遅刻しがちな人が、夜遅くまでゲームを楽しんでしまった場合、遅刻しがちな状況がさらに進んでしまう可能性があります。

このような時、「遅刻しがちなのに、なおさら遅刻しやすくなる」などと言います。

このように、何か条件が加わること、状況がさらに進む時、「なおさら」という言葉を使います。

「だからこそ」【だからこそ】

「だからこそ」という言い回しも良く使われます。

「だから」には、「そのようなわけで」という意味があり、「こそ」は強調するために使われています。

「○○だからこそ」という使い方をして、「こそ」の前につく言葉を強調する言葉になります。

例えば、「君だからこそ、結婚したい」という場合は、「君と結婚したい」というよりも、「君」の意味合いが強調されています。

「君だからこそ、結婚したい」には、「君じゃなかったら結婚する気はない」など、「君」の役割の強さが強調されているためです。

「高齢者社会だからこそ、チャンスがある」「逆境だからこそ、輝ける」などという使い方をします。

「○○こそすれ」を使った例文や短文など

「○○こそすれ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「○○こそすれ」の使い方のコツを、例文を通じて知りましょう。

  • 「○○こそすれ」を使った例文1
  • 「○○こそすれ」を使った例文2

「○○こそすれ」を使った例文1

「Aさんは、私の味方『こそすれ』、敵にはならない」

ビジネスシーンでは、社内の人間関係が重要になります。

この例文のように、自分の味方になってくれるAさんのような人がいると、仕事人生がずっと楽になるでしょう。

この例文には、Aさんは自分の味方になってくれることはあっても、敵の立場になるようなことは絶対にないという意味があります。

「少なくとも敵になることはない」という意味が強い文章と言えます。

仕事仲間に腹を割って話をするのは、多少のリスクが伴いますが、Aさんのように敵になることさえなければ、安心して話ができるかもしれません。

「○○こそすれ」を使った例文2

「私は恨まれ『こそすれ』人に好かれるようなことはない」

この例文のような思いを持って、生きている人もいるかもしれません。

自分は他人から恨まれることはあっても、人に好かれたりはしないという意味の文章になります。

この文章でも、「人に好かれない」ということが強調されています。

「好かれるよりも、恨まれる可能性が高い」という、自虐的な心情を言葉にしたものです。

もちろんこの例文に登場する人の主観では、このようにネガティブに考えていますが、実際には恨んでいる人はおらず、彼を好いている人がいるかもしれません。

しかし、人から嫌われていると感じるような出来事がいくつか続いた場合、この例文のような気持ちになってしまうかもしれません。



icon まとめ

「○○こそすれ」という言葉について見てきました。

「○○こそすれ」は、意味と使い方のコツを理解すると、使い勝手がいい表現になるかもしれません。

自分が仕事に対してどう思っているか、恋人に対してどう思っているかなどを言葉にしたい時に、「○○こそすれ」という言い回しを使うと、心情を伝えやすいかもしれません。