「大健闘」とは?意味と言い換え!例文や短文
テレビのスポーツ中継やインターネットで試合結果を見た時に「大健闘」というキーワードを目にすることがありますが、この言葉の意味を正しく理解しているでしょうか?
普段の会話の中でも何げなく使っていることがありますが、何となく感覚的に使っていることも少なくないかもしれません。
そこで今回は、この「大健闘」という言葉にフォーカスを当てて見ていくことにしたいと思います。
目次
- 「大健闘」とは?意味
- 「大健闘」の言い換え・類語
- 「大健闘」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「大健闘」の表現の使い方
「大健闘」とは?意味
「大健闘」とは、「困難に屈せず、持てる力を振り絞って頑張って闘うこと」、あるいは「不利な環境に追い込まれているのによく努力していること」という意味がある言葉です。
この言葉を聞くと、何かに向かって必死に戦っていたり、努力しているさまが伺えます。
- 読み方
読み方
「大健闘」は「だいけんとう」という読み方をします。
「大健闘」の言い換え・類語
「不利な環境に追い込まれているのに死力を尽くして踏ん張ることや、頑張ること」という意味を持つ「大健闘」は、他にどのような言葉で言い換えることができるでしょうか?
ここで「大健闘」の類義語を挙げてみることにしました。
- 「大活躍」
- 「獅子奮迅の働き」
「大活躍」
「大活躍」という表現がありますが、「目覚ましいほどまでに活動すること」や、「勢いよく躍りはねること」という意味があり、「大健闘」の類義語として挙げることができます。
「学生の時は何となく頼りにならなさそうだったアイツも、社会人になってから、第一線で大活躍しているな」この例文のように学生時代には見た目、弱々しく見えていた「アイツ」が社会人になってから、「大活躍」しているのです。
1つの節目を超えてから大きく成長しているさまが見て取れますね。
「獅子奮迅の働き」
「大健闘」の類語の1つとして「獅子奮迅の働き」も挙げることができるでしょう。
この言葉は「獅子が奮い立って暴れまわるように激しい勢いで物事に対処すること」という意味がありますが、「獅子奮迅」は「激しい勢いで物事に取り組むこと」を意味する四字熟語です。
「獅子」が恐ろしいほどまでに威勢よく奮い立ち暴れまわっているような光景を指していますが、この意味は、誰も止めることができないくらいの勢いで、物事に体当たりするので、非常に勢いのある表現です。
「獅子」は「百獣の王」であることからすれば、興奮した獅子が獰猛さを見せながら、獲物を激しいまでの勢いで追いかける姿が想像できるのではないかと思います。
これに「奮迅」という言葉と組み合わせることで、猛烈な勢いで動いていることをイメージすることができます。
このようなことから「獅子奮迅の働き」は、「大健闘」に値する言葉と言えるでしょう。
「大健闘」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここで「大健闘」を使った例文を見ていくことにします。
- 「大健闘」を使った例文1
- 「大健闘」を使った例文2
「大健闘」を使った例文1
「インターネット主流の時代の中でこの視聴率は決しては高いと言えませんが、逆風の中では大健闘の値と言えるでしょう」
インターネットが普及することで、テレビ離れが叫ばれるようになってきました。
その中でいかに視聴率をキープしていくか、放送業界にとっては至上命題となっています。
「大健闘」を使った例文2
「今回は残念ながら、タイトル奪取はできなかったが、最終ラウンドまで互角に戦えたのは、大健闘と言える」
強い世界チャンピオンを相手に最終ラウンドまで粘り強く戦い続けることができたことは、「大健闘」に値するものかもしれません。
「大健闘」の表現の使い方
「大健闘」は「不利な環境に追い込まれているのによく努力していること」という解釈があることから、「試合などに負けた時にしか使えない」という印象がありますが、勝敗にかかわらず使うことができます。
負けてもよく戦った時に使われる「善戦」にしていますが、混同しないように注意することが必要です。
仕事をしていると、どうしても達成困難なイベントが事象が少なからずあるものです。
しかし、そのような高いハードルを必死で頑張り乗り越える人のいますが、そのような人を指して「大健闘」ということができます。
是非、その活躍ぶりを称えたいものです。