「是とする」とは?意味や使い方や例文!
「是とする」とは、「正しいことであると見なす」を意味する言葉です。
「是とする」の「意味・語源や由来・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・反対語・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「是とする」とは?
- 「是とする」の言葉の使い方
- 「是とする」の類語や類似表現や似た言葉
- 「是とする」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「是とする」の反対語
- 「是とする」の英語と解釈
「是とする」とは?
「是とする」とは、「ある物事・意見(主張)が正しいことであると見なす」や「相手からの要求・申し出を否定せずに受け入れること」を意味する言葉です。
「是とする」という言葉には、「道理に適ったもの・正しいことと見なす」や「これで良い(これで間違いない)と考える」といった意味のニュアンスがあります。
例えば、「先方との契約交渉の内容を是としました」や「子供達のお小遣いアップの要求について、夫婦で話し合い是とすることにしました」などの文章でその意味を示せます。
- 「是とする」の語源や由来
- 「是とする」の読み方
「是とする」の語源や由来
「是とする」の語源・由来は、「是」という漢字から考えることができます。
「是」の漢字は元々、「正しいこと・正しいと考えること・道理に適っていること」を意味しています。
その語源の意味から「是とする」という言葉の由来は、「正しいこと(道理に適っていること)とする」になります。
そこから、「是とする」に「正しいことであると見なす」や「反対せずに受け入れる・了承する」という意味が生まれたのです。
「是とする」の読み方
「是とする」の読み方は、「ぜとする」になります。
「是とする」の言葉の使い方
「是とする」の言葉の使い方は、「ある物事・意見(主張)などに対して、正しいと見なす場合」に使うという使い方になります。
あるいは、「相手の申し出・要求などに対して、反対せずに受け入れる場合」に使うという使い方があります。
例えば、「私たちの意見を是とするのであれば、私たちと共に行動してください」や「取引先の企業からの値上げの要求を是とするか否かについて、社長の決済を仰ぐことにしました」といった文章において、「是とする」の言葉を正しく使うことができます。
「是とする」の類語や類似表現や似た言葉
「是とする」の類語・類似表現・似た言葉について、分かりやすく解説していきます。
- 「承諾する・了承する」
- 「受け入れる・認める」
- 「オーケーする・ゴーサインを出す」
「承諾する・了承する」
「是とする」の類語・似た言葉として、「承諾する(しょうだくする)・了承する(りょうしょうする)」があります。
「承諾する」とは「申し出を拒否せずに受け入れること」、「了承する」とは「内容について納得して承知すること」を意味する言葉です。
その意味合いから、正しいものと見なして受け入れることを示す「是とする」に似た言葉として、「承諾する・了承する」を指摘することができます。
「受け入れる・認める」
「是とする」の類似表現・似た言葉として、「受け入れる・認める」があります。
「是とする」という言葉は、「拒否せずに受け入れること」や「正しいことであると見なしてその価値(存在)を認めること」を意味しています。
そのシンプルな「是とする」の意味合いから、似た意味を持つ類似表現として「受け入れる・認める」を上げることができます。
「オーケーする・ゴーサインを出す」
「是とする」の類語・似た言葉として、「オーケーする・ゴーサインを出す」があります。
「是とする」という言葉は、「相手の要求・申し出などに対して拒否せずにオーケー(OK)すること」や「相手の要求・訴えの内容についてそれで良いとして、ゴーサインを出すこと」を意味しています。
その意味合いから、「是とする」とほとんど同じ意味のニュアンスを持つ類語(シソーラス)として、「オーケーする・ゴーサインを出す」という言葉を指摘することができます。
「是とする」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「是とする」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「是とする」を使った例文1
- 「是とする」を使った例文2
「是とする」を使った例文1
「校長先生は、生徒会を通じた生徒たちの校則改正に関する訴えを是としました」
この「是とする」を使った例文は、「校長先生は、生徒会を通じた生徒たちの校則改正に関する訴えを、道理に適っているとして認めてくれました」ということを意味しています。
「是とする」を使った例文2
「あなた方の申し出を是とするか否かは、これから委員会で話し合って決めさせて頂きます」
この「是とする」を使った例文は、「あなた方の申し出を受け入れるか否か(了承するかどうか)は、これから委員会で話し合って決めさせてもらう」ということを意味しています。
「是とする」の反対語
「是とする」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「否とする・否定する」
- 「反対する・認めない」
「否とする・否定する」
「是とする」の反対語として、「否とする(いなとする)・否定する」があります。
「否とする」というのは、「相手の申し出(要求)を受け入れないということ」や「ある物事・主張に対して正しくないと見なすこと」を意味する言葉です。
「否定する」の言葉は、「内容を間違いであると判断すること」や「申し出・要求を受け入れないこと」を意味しています。
ある物事を正しいと見なして受け入れる「是とする」とは反対の意味を持つ言葉として、「否とする・否定する」を上げられます。
「反対する・認めない」
「是とする」の反対語として、「反対する・認めない」があります。
「反対する」の言葉は、「相手の申し出や要求を否定すること、受け入れないこと」を意味しています。
「認めない」とは、「ある物事や意見の価値を承認しないこと、受け入れないこと」を意味する言葉です。
その意味から、「反対する・認めない」の言葉は、ある物事(意見)を正しいものとして受け入れることを示す「是とする」の反対語として理解することができます。
「是とする」の英語と解釈
「是とする」という言葉は、“agree.”(賛成する・賛同する)や“accept.”(受け入れる・受容する)、“consider(think)〜right.”(〜を正しいと考える)などの英語で言い表すことができます。
- “I considered(thought) their strong opinion right.”
- “I agreed to that company's request on business..”
“I considered(thought) their strong opinion right.”
この「是とする」を使った英語の例文は、「私は彼らの強い主張を是としました」ということを意味しています。
“I agreed to that company's request on business..”
この「是とする」を使った英語の例文は、「私はその会社のビジネス上の要求について、是としました」ということを意味しています。
「是とする」という言葉について徹底的に解説しましたが、「是とする」には「正しいことであると見なす」や「これで良いと考える」などの意味があります。
「是とする」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「承諾する・了承する」「受け入れる・認める」「オーケーする・ゴーサインを出す」などがあります。
「是とする」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。