「熾烈を極める」とは?意味!類語や言い換え
「熾烈を極める」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
歴史学において使われることもありますし、最近はゲームでこの表現が使われることもあります。
それならば、「熾烈を極める」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「熾烈を極める」という表現について紹介します。
目次
- 「熾烈を極める」とは?意味
- 「熾烈を極める」の表現の使い方
- 「熾烈を極める」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「熾烈を極める」の類語や言い換え
「熾烈を極める」とは?意味
「熾烈を極める」というのは非常に盛んである、激しい、という意味になります。
熾烈という言葉の「熾」という表記には火の勢いが盛んであるという意味になり、熾烈という表現は勢いが盛んで激しい、という意味になるのです。
例えば、熾烈を極めたい争い、熾烈を極めた戦い、などという文脈で使われます。
例えばワールドカップなどでは手に汗握るような試合が行われますが、直前まで結果がわからなかったような試合や両者が非常に活躍した試合であれば、まさに熾烈を極めた試合、といえます。
「熾烈を極める」の表現の使い方
「熾烈を極める」という表現は勢いがある、厳しい、盛ん、などという意味合いで使われ、例えば戦争等について言えば、非常に大規模だった争いや多くの死者を出した争いなどは「熾烈を極める」という表現が使えます。
ドラマなどでも、ファンタジー物のドラマでは戦いの様子が描かれることもあり、視聴者をドキドキさせるような戦争はまさに「熾烈を極める戦争」だといえます。
「熾烈を極める」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「熾烈を極める」を使った例文1
- 「熾烈を極める」を使った例文2
「熾烈を極める」を使った例文1
「先日のワールドカップでは侍ジャパンが活躍し、熾烈を極めの試合になりました」
2018年のワールドカップを覚えているでしょうか。
侍ジャパンがベルギーと対戦することになり、ドキドキワクワクしたという人も多いかもしれません。
ベルギーと言えば世界でもサッカーが強いと知られる国ですから、試合前から絶対に負けると思っている人もいれば、もしかしたら勝てるかもしれないと思っていた人もいるかもしれません。
試合は実際に直前までわからない、「熾烈を極める」試合となりました。
最後の最後まで手に汗握った人も多いかもしれませんね。
「熾烈を極める」を使った例文2
「歴史の中では熾烈を極める戦いがたくさん起こっている」
いうまでもありませんが、歴史の中では様々な戦いが起こっています。
例えば、フランスの乙女と言われるジャンヌダルクがイギリスとの戦いで活躍したという話を知る人も多いでしょう。
彼女は農家で育った普通の少女でしたが、神のお告げを受けて戦争に向かいます。
最後はイギリスに捉えられ処刑されましたが、オルレアンの乙女と言われるようになった彼女はまさに「熾烈を極める」戦いで活躍したといえます。
「熾烈を極める」の類語や言い換え
ここでは類義語をいくつか紹介します。
- 「激しい」
- 「壮絶」
「激しい」
激しい、という表現は勢いが極めて強い、という意味を持ちます。
程度が普通ではなく、尋常ではない、鋭く荒々しい、強く大きい様子を表す形容詞として使われます。
例えば、激しい雨、激しい感情、などという使われ方があります。
烈しい、劇しい、などと表記することもあります。
「壮絶」
壮絶、という表現には他に似たものがないほど勇ましく激しい、という意味があります。
猛烈な、烈火の如き、などという類義語もあり、例えば壮絶な戦い、壮絶な人生を遂げる、などといった言い回しで使われます。
日常的にもよく使われる表現であり、ニュースでも使われます。
例えば壮絶ないじめがあった、壮絶な事件だった、などと表現されます。
「熾烈を極める」という言い回しは日常的にはよく使う表現ではありませんが、小説やニュースなど、活字ではよく見かける表現です。
勢いの程度を指す言い回しですので、しっかりと覚えておきたいものです。