「切なる願い」とは?意味!例文や使い方!「切なる」とは?
相手に必死でお願いする時に「切なる願い」という言葉を口にすることがあります。
一体どの様な意味があるのか、使い方などについても併せて紹介します。
目次
- 「切なる願い」とは?意味
- 「切なる」の使い方や使った言葉
- 「切なる願い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「切なる願い」の類語や言い換え
「切なる願い」とは?意味
「切なる願い」の意味や解釈について紹介します。
- 読み方
- 「切なる願い」の意味
- 「切なる願い」の「切なる」とは?
読み方
「切なる願い」は「せつなるねがい」と読みます。
「きれなるねがい」ではないので注意しましょう。
「切なる願い」の意味
「切なる願い」の意味は「心の底から真剣に叶えて欲しいと思う望みがあること」です。
他のことはさておきそれだけはどうしても叶えて欲しいと非常に強く望む気持ちが込められています。
ここぞという時に使う言葉であり、何度も使っているとその願いに対する気持ちに真剣味が失われてしまいます。
「自分の気持ちはこうだから、是非この様にして欲しい」と相手やものごとの成り行きに対して思う時に使います。
「切なる願い」の「切なる」とは?
「切なる」とは、「切(せつ)」の形容動詞形で、意味は「とにかく強いく思うこと」「強く身にしみて感じること」「切迫していること」という意味があります。
「身が切れる程強く」というニュアンスを含んでいるのです。
「切なる」の使い方や使った言葉
「切なる」を使った言葉を幾つか紹介します。
- 「切なる期待」【せつなるじき】
- 「切なる祈り」【せつなるいのり】
「切なる期待」【せつなるじき】
強く心から思い通りの状況になる様に待ち構えている様子です。
何か思う様にいかないことがある時に、一筋だけ希望が見えると、それに全ての期待をかけたくなるものです。
小さなチャンスでも成功する可能性があるならば、黙って失敗するのを見ているよりはチャレンジしてみるべきです。
そのものごとがうまく行く様に、心の底から「是非頑張って欲しい」と思いを寄せている時に使われます。
「切なる祈り」【せつなるいのり】
真剣にそうなって欲しい、無事であって欲しいと神に祈る思いでいることです。
世の中には自分の力ではどうにもならないことがあります。
自分は何も悪くなくても事件や事故、災害に巻き込まれてしまう人もいるのです。
力でどうにもならない時には、人は祈るしかありません。
何か辛いこと、苦しいことがある時に、必死でうまく行く様に思う気持ちを表しています。
「切なる願い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「切なる願い」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「切なる願い」を使った例文1
- 「切なる願い」を使った例文2
「切なる願い」を使った例文1
「男の子が欲しいという父の切なる願いを裏切って女の子が生まれた」
この人の家は女系家族で、女の子ばかりいるのでしょう。
いつも家で肩身の狭い思いをしている父親が、次に子供が生まれる時に「今度は絶対に男の子であって欲しい」と思っていたにもかかわらず、また女の子が生まれてしまった時に使われる言葉です。
「切なる願い」を使った例文2
「母はアメリカ留学をしたいという私の切なる願いを聞き入れてくれて、費用を負担してくれた」
ホームステイならばまだしも、アメリカ留学をさせるとそれだけで学費はかかる上に、日本での生活も出遅れてしまいます。
特に女性の場合、専門的にやりたいことがないと、婚期が遅れてしまうと心配する親御さんも多いのです。
それでもどうしても語学を身に付けたい、グローバルな感覚を身に付けたいと言う娘の願いを聞き入れて、費用を出してくれたことを表しています。
「切なる願い」の類語や言い換え
「切なる願い」の類語を紹介します。
- 「悲願」【ひがん】
- 「熱望」【ねつぼう】
「悲願」【ひがん】
「悲壮なまでに是非成し遂げたいと思う気持ち」という意味です。
「もうこれで最後」と思う様な土壇場にあって強く願うことで、「切なる願い」よりも更に切羽詰まった状態が含まれています。
「熱望」【ねつぼう】
「何かに対して強く望むこと」という意味です。
それを達成したいと思う気持ちで心が熱くなる様子が含まれています。
「切なる願い」は、「心の底から真剣に叶えて欲しいと思う望みがあること」という意味です。
あまり使い過ぎずに、いざという時のお願いの為に取っておいた方が言葉の重みを感じて貰えるでしょう。