「一部抜粋」とは?意味!「一部抜粋」と「要約する」の言葉の違い
「一部抜粋」という表現を知っているでしょうか。
日常生活ではあまり使う表現ではありませんが、ビジネスにおいては非常に重要です。
抜粋、という言葉のみが用いられることもあるかもしれません。
それならば、「一部抜粋」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「一部抜粋」という表現について紹介します。
目次
- 「一部抜粋」とは?意味
- 「一部抜粋」と「要約する」の言葉の違い
- 「一部抜粋」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「一部抜粋」の類語や言い換え
「一部抜粋」とは?意味
「一部抜粋」というのは、その部分だけ抜粋する、一部だけ他のどこかから抜き出す、という意味になります。
抜粋という言葉には本文の中から必要な箇所を抜き出すということになりますので、「一部抜粋」という言葉はその一部だけは他から引用された表現である、という意味になるのです。
抜粋された文章に関しては勝手に付け加えたり、編集したりしてはいけません。
何か問題があってそのトラブルを修正するために新しい政策を開始する、などという時には、その問題の実態を証明するために新聞や研究結果等の一部を抜粋して紹介する、ということもあるのではないでしょうか。
- 読み方
読み方
「一部抜粋」という表現は「いちぶばっすい」と読みます。
抜粋という表現は知っておかなければ読めない表現ですので、ぜひ理解しておきましょう。
「一部抜粋」と「要約する」の言葉の違い
「一部抜粋」という表現によく似た言い回しで、要約する、といった表現があります。
抜粋している場合、それがたとえ一部分であったとしても抜粋した箇所に変更を加える事は許されません。
例えば論文等においては、抜粋した内容を用いて自分の意見を述べていくわけですから、抜粋した内容に変更を加えてしまったら意味がありません。
その一方で、要約というのはあくまでも本文をわかりやすく、短くまとめる、という意味になりますので、文章に変更を加えても問題ありません。
ただし、要約というのは短くわかりやすくまとめるという意味になりますので、ただ短くすれば良いというわけではありませんし、変更しすぎてはなりません。
「一部抜粋」を使った例文や短文など(意味を解釈)
これは「一部抜粋」という表現を使った例文を紹介します。
- 「一部抜粋」を使った例文1
- 「一部抜粋」を使った例文2
「一部抜粋」を使った例文1
「この書類では、研究結果を一部抜粋しています」
自分で書類を作る時、他の何かから文章抜粋する場合は「これは抜粋したものである」ということをしっかりと伝えたければいけません。
他から取り出した文章をまるで自分が作ったかのように発表してはならず、それは盗作とみなされます。
その一方で、研究結果などは自分で作り出すものではありませんから、研究成果が書かれた何かから抜粋する、という事はおかしなことではありません。
どこかから抜粋した場合は、「一部抜粋」があるということをしっかり伝えましょう。
「一部抜粋」を使った例文2
「この小説を一部抜粋しています」
研究発表などをする時、小説から文章を1部抜粋することもあるかもしれません。
特に文学などを勉強している場合は、小説が研究対象になりますのでその文章を部分的に抜粋する事はよくあることです。
ただし、いかなる場合においても、どこかから表現を抜粋した場合はきちんと脚注をつける必要があります。
「一部抜粋」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「一部を抜き取る」
- 「部分的に抜粋」
「一部を抜き取る」
一部を抜き取る、という表現は全体のうちの一部分だけをそのまま抜き出す、部分的に抜き取る、抜粋する、という意味になります。
研究発表などでは「部分的に抜き取る」などと使われる場合もあります。
「部分的に抜粋」
部分的に抜粋、というのはその部分だけを抜粋する、という意味であり、全体のうちの一部分だけをそのまま抜き出す、という意味になります。
「一部抜粋」と極めて同じ意味を持ちます。
「一部抜粋」という表現はビジネスにおいてもよく使われる重要な表現です。
特にレポートなどを作成する場合はぜひ知っておきたいものです。