「圧し掛かる」とは?意味と言い換え!例文や短文
「圧し掛かる」という言葉の使い方や意味を明確に説明できる人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
この言葉は普段の会話の中で使うことはあまりないかと思いますので、今回はここでこの「圧し掛かる」にフォーカスを当てて見て行くことにします。
目次
- 「圧し掛かる」とは?意味
- 「圧し掛かる」の言い換え・類語
- 「圧し掛かる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「圧し掛かる」の表現の使い方
「圧し掛かる」とは?意味
「圧し掛かる」とは、「重みを加えて掛かること」、あるいは「押し掛かること」という意味を持つ言葉です。
- 読み方
読み方
「圧し掛かる」は「おしかかる」という読み方をしますが、「圧し」を「あっし」と読みたくなるので、注意が必要です。
「圧し掛かる」の言い換え・類語
「圧し掛かる」は「重みを加えて掛かること」という意味になりましたが、この解釈に近い意味を持つ類義語としては、次のようなものが挙げられます。
- 「体重を乗せる」
- 「寄り掛かる」
- 「倒れ掛かる」
「体重を乗せる」
「体重を乗せる」を乗せるとは、「自分の体重を足や1点に集中して掛ける」という意味になります。
よくスポーツの世界では、野球やテニス、ゴルフなどで、球(ボール)を打つタイミングで片足の自分の体重を乗せてバランスを取ることがありますが、その時に「体重を乗せる」という表現が使われます。
「寄り掛かる」
「寄り掛かる」とは、「自分の体重を柱など他のものに掛けること」を指しています。
「彼女は、気を失って僕に寄り掛かろうとした」というようなシーンで出てきそうな言葉ですが、この時も隣にいる人に身体を預けるように「寄り掛かる」のです。
体重を全て隣にいる人に掛ける時も、このような行動になるですが、満員電車の中で、気分を悪くして、そのまま隣に立っている人に寄り掛かってしまう人もいますが、このような場合は緊急事態なので、放っておくことはできませんね。
「倒れ掛かる」
「倒れ掛かる」も「圧し掛かる」の類義語として扱うことができますが、「寄り掛かる」と同じ解釈ができる表現です。
「倒れ掛かるように、僕の所に身体を預けてきた女性に思わず僕は驚いた」という使い方ができます。
「圧し掛かる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここで「圧し掛かる」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「圧し掛かる」を使った例文1
- 「圧し掛かる」を使った例文2
「圧し掛かる」を使った例文1
「圧し掛かるプレッシャーで僕は潰されそうになっているので、仲間達に支援を求めることにした」
この例文でも「圧し掛かる」が使われていますが、この時は「重みが加わる」ということでなく、精神的な重圧がのしかかってきたことを言ってします。
物理的な重みが掛かってくることも大変ですが、精神的な重圧も大変なものです。
「圧し掛かる」を使った例文2
「僕は気分は悪くなり、圧し掛かるように、隣の女性に倒れこみそうになった」
隣にいる女性が美しい人だったなら、気分が悪くなって「圧し掛かる」ように倒れ込むことは何となく羨ましいと思っている人は動機が不純でしょう。
でも、本当に気分が悪くなって倒れる時は、そんな悠長なことが言っていられません。
「圧し掛かる」の表現の使い方
「圧し掛かる」は、「重みを加えて掛かる」という意味があるので、スポーツで体重移動が必要な場面や、気分が悪くなったり、意識を失った時に使うことができるでしょう。
しかし、例文でも見たように精神的な重圧を感じるような場面でも使うことができるのではないかと思います。
「圧し掛かる」という言葉を使う機会は結構あるのですが、めったに出て来る言い回しではないので、 類義語で挙げた「体重を乗せる」や「寄り掛かる」に言い換えることができるシーンがあれば、この言葉を使うことができるでしょう。
日本語には色々な言葉がありますが、この言葉を類語の置き換えで考えてみると、身近な場面で使える言葉であることが分かります。