「興が冷める」とは？意味！例文や使い方！「醒める」でもいい？

「興が冷める」とは?意味

「興が冷める」の言葉の意味は、「興(味わい・面白み)がそがれて、興味・愉快な気分が失われてしまうこと」になります。

無粋(ぶすい)な発言・気に入らない態度・状況の変化などがきっかけになり、「面白くない気持ち(つまらない気持ち)になること・それまでの興味が失われること」を意味して、「興が冷める」と言います。

「興が冷めること」を「興冷め・興醒め(きょうざめ)」と呼ぶこともあります。

• 読み方

読み方

「興が冷める」の読み方は、「きょうがさめる」になります。

「興が冷める」について詳しく解釈

「興が冷める」の漢字表記について、詳しくその意味を解釈していきます。

• 「興が冷める」と「興が醒める」の意味は同じ!どちらも正解

「興が冷める」と「興が醒める」の意味は同じ!どちらも正解

「興が冷める」の「冷める」は、「興趣・面白みを感じている熱気が冷めること」や「高ぶっていた興味・面白みがトーンダウンして落ち着くこと」を意味しています。

「興が醒める」の「醒める」は、「興趣(趣き)がある面白いものに熱中していた意識が正常な状態(正気)に戻ること」を意味していて、「冷める」でも「覚める」でもどちらでも同じような意味で使われています。

近年の国語辞典では、「興が冷める」よりも「興が醒める」の漢字表記が増えてきていますが、漢字の意味や常用漢字表の読み方からすると「興が冷める」でも正しいということになります。

「醒める」は漢字の意味は正しいのですが、「さめる」の読み方が常用漢字表に掲載されていない「表外音訓(ひょうがいおんくん)」になります。

「興が冷める」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「興が冷める」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「興が冷める」を使った例文1
• 「興が冷める」を使った例文2

「興が冷める」を使った例文1

「カラオケでまったく歌を歌わない人がいると、興が冷めてしまうことがあります」

この「興が冷める」を使った例文は、「カラオケでまったく歌を歌わない人がいると、歌うことに対する興味・面白みが失われてしまうことがある」ということを意味しています。

「興が冷める」を使った例文2

「彼女がせっかくの旅行なのに、過去の喧嘩の愚痴ばかりを言ってくるので、一気に興が冷めてしまいました」

この「興が冷める」を使った例文は、「彼女がせっかくの旅行なのに、過去の喧嘩の愚痴ばかりを言ってくるので、一気に旅の趣きがなくなり、楽しい気持ち(愉快な気分)が失われてしまった」ということを意味しています。

「興が冷める」の類語や言い換え

「興が冷める」の類語(シソーラス)・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

• 「興趣をそがれる・つまらなくなる(興味がなくなる)」
• 「面白みがなくなる・愉快な気分が失われる」

「興趣をそがれる・つまらなくなる(興味がなくなる)」

「興が冷める」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「興趣をそがれる・つまらなくなる(興味がなくなる)」があります。

「興が冷める」という言葉の意味は、「趣きのある面白い感じが殺がれること」や「面白かったものに対する興味がなくなってつまらなくなること」になります。

その意味合いから、「興が冷める」は「興趣をそがれる・つまらなくなる(興味がなくなる)」という言葉に言い換えることができるのです。

「面白みがなくなる・愉快な気分が失われる」

「興が冷める」の類語(シソーラス)・言い換えとして、「面白みがなくなる・愉快な気分が失われる」があります。

「興が冷める」というのは、「面白み・盛り上がりがなくなること」や「愉快な楽しい気分が失われること」を意味する言葉になっています。

その意味合いから、「興が冷める」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「面白みがなくなる・愉快な気分が失われる」という言葉を指摘できます。