「七面倒臭い」とは?意味!例文や使い方!俗語
「七面倒臭い」という言葉を今まで使ったことのある人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
この言葉は普段の会話の中でも、時々耳にすることがある慣用句ですが、その意味を改めて見つめ直してみる機会はそんなにはないことでしょう。
ここでは、この「七面倒臭い」をフォーカスしてみようと思います。
目次
- 「七面倒臭い」とは?意味
- 「七面倒臭い」について詳しく解釈
- 「七面倒臭い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「七面倒臭い」の類語や言い換え
「七面倒臭い」とは?意味
「七面倒臭い」とは、「非常に面倒(めんどう)なこと」という意味を持つ言葉です。
- 読み方
読み方
「七面倒臭い」は「しちめんどうくさい」という読みますが、特に難しくはありませんので、読み方で頭を悩ますことはそんなにはないでしょう。
「七面倒臭い」について詳しく解釈
「七面倒臭い」は慣用句で、「しち」+「面倒」+「臭い」から成り立っている言葉です。
「面倒」とは、「手間がかかって不快なこと」や「煩雑で煩わしい(わずらわしいこと)」という意味があります。
「臭い」は「匂い」の「臭さ」を意味する言葉でもありますが、ここでは「前の言葉の意味を強める」役目をしています。
そして、冒頭に付いてくる「しち」は接頭辞で「程度が甚だしいこと」ことを意味しており、「面倒臭い」をさらに強調していることになります。
その結果、「七面倒臭い」は「非常に面倒(めんどう)なこと」という解釈になってくるわけです。
他に「七面倒臭い」には、他に「体裁が悪い」、「見苦しいこと」というような意味合いでも使われることもあります。
- 「七面倒臭い」の語源・「七」はしちの当て字?
「七面倒臭い」の語源・「七」はしちの当て字?
この「七面倒臭い」の語原を探っていると、「七」が1つの重要なキーワードになってきます。
「しち」には、「手間がかかったり解決が容易でなかったりして煩わしい」という意味があり、江戸時代でも「しち」が付く言葉が使われていたようです。
「しちくどい」、「しち難しい」といったような慣用句ですが、この「しち」に当て字として「七」が「面倒臭い」にも付くようになり、「七面倒臭い」という言葉が生まれてきたと考えられています。
したがって数字「七」の意味を持つ言葉ではないことは確かです。
「七面倒臭い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここで「七面倒臭い」を使った例文も見て行くことにしましょう。
- 「七面倒臭い」を使った例文1
- 「七面倒臭い」を使った例文2
「七面倒臭い」を使った例文1
「やっと使い慣れたアプリでも、さらにバージョンアップさせることは、七面倒臭い手順が必要なので嫌なんだ」
今ではなくてなならないアイテムがスマホでしょう。
色々なアプリも充実して非常に便利なのですが、その一方でアプリのバージョンアップするのに面倒な手続きをしなくてはならないこともありますね。
「七面倒臭い」を使った例文2
「僕が絡んできた仕事は、どうしていつも七面倒臭いことが起きてくるのだろう?」
どうして「七面倒臭いことがおきる」かは、「僕」の段取りが悪いのか、仕事仲間が陰で邪魔をしているか、普通ではない理由が背景にありそうです。
「七面倒臭い」の類語や言い換え
では、ここで「七面倒臭い」の類義語を見て行くことにしましょう。
- 「煩わしい」
- 「やっかい」
「煩わしい」
「煩わしい」という言葉が「七面倒臭い」の類義語として挙げることができますが、「面倒で気が重い」、あるいは「入り組んで煩雑だ」という意味があります。
誰でも「煩わしい」ことに巻き込まれることが嫌なことですが、時としてこのような場面に真正面から飛び込んでいくことも必要かもしれません。
「やっかい」
「やっかい」という言葉も類義語としてありますが、「手数がかかって迷惑なこと」、「面倒なこと」という意味で用いられています。
「七面倒臭い」という言葉は意外と日常生活の場面でも使われることのある方言なので、ここで学ぶことで、自分の会話の中でもさりげなく使って試してみてください。