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「おだをあげる」とは?使い方や例文!類語や類似表現

「おだをあげる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ここでは「おだをあげる」について意味や使い方、例文などを解説しています。

それでは一緒に見ていきましょう。

おだをあげる

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「おだをあげる」とは?使い方や例文!類語や類似表現>


目次

  • 「おだをあげる」とは?
  • 「おだをあげる」の言葉の使い方
  • 「おだをあげる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「おだをあげる」を使うときの注意点
  • 「おだをあげる」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「酔っ払いがおだをあげる」の英語と解釈


「おだをあげる」とは?

「おだをあげる」とは?

「おだをあげる」とは、得意げに勝手なことを言うこと、気炎をあげることを言います。

「おだをあげる」とは会話の中ではあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、文章などで見る機会があると思いますので言葉の意味として覚えておきましょう。

  • 「おだをあげる」の「おだ」とは?
  • 「気炎」とは?

「おだをあげる」の「おだ」とは?

「おだをあげる」「おだ」とは何でしょうか。

「おだ」「お題目」が由来とされています。

「お題目」とは、法華経の題目のことを丁寧に言う場合と、ありがたそうに唱えているばかりで実は内容、実質がない主張という意味と二通りありますが「おだをあげる」の場合は後者の意味でとらえることになります。

つまり「内容のないことを得意げに語る」となります。

「気炎」とは?

「おだをあげる」は気炎をあげることという意味でもありますが「気炎」とは何かと言えば「炎のように盛んな意気」「威勢のいい言葉」といったことになります。

「気炎を揚げる」とは威勢のいいことを盛んに言うことという意味になります。



「おだをあげる」の言葉の使い方

「おだをあげる」の言葉の使い方

「おだをあげる」という言葉の意味が理解できたかと思います。

この言葉の使い方としては、威勢がいいことを盛んに言う、得意げに勝手なことを言うという意味からしましても、褒め言葉として使うことはないでしょう。

わいわいと元気がいい様子、得意げに語る様子、活気がある様子などを表す時に使います。

わかりやすく言えば、無駄話で盛り上がっている、自分勝手な言い分を得意になって言うといったことですから、いい意味ではないと覚えておくようにしましょう。

「おだをあげる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「おだをあげる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「おだをあげる」を実際に使った例文を紹介しながら、意味を見ていきましょう。

  • 「おだをあげる」を使った例文1
  • 「おだをあげる」を使った例文2

「おだをあげる」を使った例文1

「昨日は酔っぱらって、おだをあげてしまった」

「おだをあげる」とは得意げに言う、威勢のいいことを言うという意味があります。

つまりは気が大きくなっているとつい「おだをあげる」という行動をとりやすいとも言えますそれはどういう時かと言えば、お酒を飲んで酔った時ではないでしょうか。

いつもは大人しい人でもお酒が入ることでつい大きなことを言ってしまったりするものです。

仲間内ならば笑い話で済みますが、目上の人や上司などに「おだをあげる」ことはないように気をつけなければいけないでしょう。

「おだをあげる」を使った例文2

「今日も連中は集まって、おだをあげている様子だ」

仲間内で集まり、中身のない議論、好き勝手な言い分などを言い合うことを「おだをあげる」と表現することができます。

自分勝手な言い分、得意げになるという意味ですから、いい意味ではなくそのような人たちをどこか批判的に言う時に使います。

遠回しな悪口であったり、くだらないと呆れているニュアンスになります。



「おだをあげる」を使うときの注意点

「おだをあげる」を使うときの注意点

「おだをあげる」は、他の人の様子を言い表す時にも自分のことを言う時にもどちらにも使える言葉です。

ただし、どちらの場合においても「自分勝手に得意げに言う」という意味は変わりませんので、意味合い的には悪いことが多いと覚えておきましょう。

自分勝手に得意げに言ってしまった、言っているという様子を表しますので、褒め言葉として使うことはありません。

「昨日、おだをあげていましたね」などと言うのは「昨日、得意げに言っていましたね」となりますので、軽口を言い合える仲であれば問題ありませんが、目上の人などに使うことは少ない言葉でしょう。

「おだをあげる」の類語や類似表現や似た言葉

「おだをあげる」の類語や類似表現や似た言葉

「おだをあげる」の類語、似たような言い方をいくつか紹介しましょう。

  • 「ボルテージをあげる」【ぼるてーじをあげる】
  • 「気炎を揚げる」【きえんをあげる】
  • 「息まく」【いきまく】

「ボルテージをあげる」【ぼるてーじをあげる】

「ボルテージ」は電圧、熱気、内にこもる力といった意味がある言葉です。

「ボルテージが上がる」とは熱気が高まる、雰囲気が盛り上がる、調子が上がるといった時に「どんどん、ボルテージがあがっていく」などと使う言葉です。

どちらかと言えば、熱気がむんむんといった様子、場のイメージを表すのに使われることが多く、悪い意味というわけではありません。

「気炎を揚げる」【きえんをあげる】

「気炎を揚げる」とは威勢のいい言葉を盛んに言うという意味があります。

「おだをあげる」と同義語となります。

あまり聞き慣れない言葉で会話に出ることは少ないかもしれません。

会話で使うならば今は「ハイテンション」という言葉の方がわかりやすいかもしれません。

「息まく」【いきまく】

「息まく」とは激しく言いまくる、息遣いが荒くなり怒る様子、勢力をふるうといった意味がある言葉です。

「息まく」と言えば、積極的、攻撃的な様子がイメージできるのではないでしょうか。

納得できないことに対して、憤慨する時なども「息まく」という言葉を使います。

「酔っ払いがおだをあげる」の英語と解釈

「酔っ払いがおだをあげる」の英語と解釈

酔った状態になることで普段は大人しい人でも「おだをあげる」ことがあるかもしれません。

英語では「おだをあげる」“talk big”となります。

“talk big under the influence of alcohl.”「酒を飲んで大きいことを言う」という意味になります。

「酔っ払いがおだをあげる」とほぼ同じ意味として使えるのではないでしょうか。

お酒が入り酔ってしまいますと、つい大きなことを得意げに語ってしまうものです。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「おだをあげる」という言葉の意味、使い方などを詳しく解説しました。

あまり会話の中で「おだをあげる」とは使うことは少ないかもしれません。

今風にわかりやすく言えば「ハイテンションになる」が意味合いとしては近いでしょうか。

得意げに言う、自分勝手な言い分を言うといった意味ですから褒め言葉ではありませんので、使い方には気をつけるようにしてください。