「目抜き通り」の意味とは?使い方や例文を紹介!
東京の「目抜き通り」など、地名とセットで使われることが多い「目抜き通り」という言葉はどのような意味があるのでしょうか。
それでは「目抜き通り」について一緒に説明を見ていきましょう。
目次
- 「目抜き通り」とは?
- 「目抜き通り」の使い方
- 「目抜き通り」の類語や類義語・言い換え
- 「目抜き通り」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「目抜き通り」の対義語
- 「目抜き通り」の英語と解釈
「目抜き通り」とは?
「目抜き通り」とはメインストリート、人通りの多い通り、主要な通り、繁華街といった意味を持つ言葉となります。
- 「目抜き通り」の語源や由来
「目抜き通り」の語源や由来
「目抜き通り」の「目抜き」とはどういった意味を持つ言葉か説明しましょう。
「目抜き」とは、特に目立つこと、またそのような場所を言う言葉なのです。
「街の目抜きの土地だ」などと使います。
そこで「通り」をつけることにより、特に目立つ通り、主要な通りという意味を持つ言葉になるのです。
「目抜き通り」の使い方
テレビのマラソン中継などを見ていますと、コースの説明の時など「目抜き通り」という言葉を聞く機会があるかと思います。
「東京の目抜き通り〇〇」「福岡の目抜き通り〇〇」といったようにわりと頻繁に使われます。
意味合いとしては、メインストリート、人通りが多い、繁華街、賑わっている通りといったことを表しています。
ただ「〇〇通り」とか「〇〇街」と説明するよりも「目抜き通り」をつけることで「ああ、ここは賑わいのある場所なのだ」と相手に簡単に理解してもらうことができますので、便利な言葉と言えるでしょう。
旅行に来た人に説明する時、その場所を紹介する時などは「目抜き通り」という言葉を入れるとよりわかりやすい説明になるでしょう。
「目抜き通り」の類語や類義語・言い換え
「目抜き通り」の意味が理解できたでしょうか。
それではここからは「目抜き通り」の類語、他の言葉に言い換える場合の言葉などをいくつか紹介します。
こちらも「目抜き通り」と併せて覚えておくといいでしょう。
- 「メインストリート」【めいんすとりーと】
- 「大通り」【おおどおり】
- 「本通り」【ほんどおり】
「メインストリート」【めいんすとりーと】
「メインストリート」は英語で“main street”と書き、意味は「目抜き通り」、本通り、大通りとなります。
どちらかと言えば、若い世代には「目抜き通り」という言葉よりは「メインストリート」の方がわかりやすいかもしれません。
「大通り」【おおどおり】
「大通り」は町の中の幅の広い道といった意味がある言葉です。
また街の中心部、中心となる通りといった意味もあります。
「大通り」の中でもさらに人通りが多い、中心的という意味で「目抜き通り」と使います。
「目抜き通り」の意味がわかりにくい場合でも「大通り」の意味はほとんどの人が理解しているかと思いますので、やさしく、わかりやすく説明したいと思うのであれば「大通り」を選ぶといいでしょう。
「本通り」【ほんどおり】
「本通り」は中心となる通り、主要な通り、メインストリートという意味になります。
同じような言葉で「表通り」もあります。
「目抜き通り」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは実際に「目抜き通り」を使った例文、短文などを紹介しながら意味を説明していきましょう。
- 「目抜き通り」を使った例文1
- 「目抜き通り」を使った例文2
- 「目抜き通り」を使った例文3
「目抜き通り」を使った例文1
「店を出すならば、街の目抜き通りにした方がいいだろう」
店を出す時は、目立たせたい、人の多い場所に出したいと思うならば裏通りや、郊外ではなく街の中心部「目抜き通り」にした方がいいでしょう。
通常は人通りの多い場所である方が集客を見込めると思います。
しかし、穴場的、隠れ家的なお店を目指したいという人であれば「目抜き通り」にこだわる必要もなくひっそりとした場所、静かな場所に出すこともあります。
すでに認知度があるとか、常連客だけを相手にしたいという場合はあえて目立たない場所に出すという場合も多いでしょう。
「目抜き通り」を使った例文2
「ここをまっすぐ行きますと、目抜き通りに出ます」
人に道案内をする時に使われる機会が多いのが「目抜き通り」という言葉でしょう。
どこか目指す場合はとりあえず「目抜き通り」に出てからという場合も多いですし「目抜き通り」そのものを目的地にしていることもあるでしょう。
道案内、その土地の説明をする時にはよく使いますし、聞く機会も多いのですが「目抜き通り」で通じない場合は「メインストリート」「大通り」などの方がわかりやすいかもしれません。
「目抜き通り」を使った例文3
「目抜き通りと聞いていたけれど、随分さびれているなあ」
通常「目抜き通り」と言えばメインストリート、街の中心地、繁華街といったことになりますので、賑わい、活気がある通りという印象を持ちます。
ですから「目抜き通り」なのに案外静かで、人通りも少ないと「さびれている」といった雰囲気になってしまいます。
場所によれば、昼間は賑わっていても夜間になれば静かになることもありますので一概に「さびれている」とは言えないのですが「目抜き通り」とは、繁華街的な夜も明るく賑わいがあるといったイメージが強いかもしれません。
「目抜き通り」の対義語
「目抜き通り」の対義語としては「裏通り」でしょうか。
「裏通り」の意味は、本来は、大通りの裏手にある通り、人通りの少ない細い通りといったものになります。
また「裏通り」は地元の人しか知らない、通らないといったイメージもあります。
それ以外にも「裏通り」には人気がないということから、どこか危険な意味合いも含んでいます。
例えば「夜遅いから、裏通りではなく、表通りを歩くようにしなさい」といった風に使われることもあります。
「目抜き通り」の英語と解釈
「目抜き通り」を英語では“the main street”と言います。
例文では“a bank on the main street.”で「目抜き通りにある銀行」となります。
いかがでしたでしょうか。
何かとよく聞く機会の多い「目抜き通り」という言葉ですが、意味は何となくわかるけれどはっきり説明するとなると難しいといった感じではないでしょうか。
そういったモヤモヤ感がある言葉は案外沢山あるものです。
ここで「目抜き通り」について詳しく理解できたかと思いますので、これからは自信を持って使ってみてください。
また、言葉の意味が難しいかなと感じるのであれば「メインストリート」「表通り」「本通り」など言い換えてみるのもおすすめです。