「試みを行う」の意味とは?例文や使い方を紹介!
「試みを行う」という言葉を普段の会話の中で使うことがあるでしょうか?
「試み」+「行う」の2つの言葉から成り立っている表現ですが、私達の普段の会話の中ではあまり出て来るようなものではないかもしれません。
ここでは、この「試みを行う」について触れて行こうと思います。
目次
- 「試みを行う」とは?
- 「試みを行う」の類語や言い換え
- 「試みを行う」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「試みを行う」とは?
「試みを行う」とは、どのような意味になるでしょうか?
この言葉を解釈してみると、「試し(ためし)にやってみること」、「試飲や試食をしてみること」、「どうなるかやってみる」といったような意味で理解することができるでしょう。
尚、「試みる(こころみる)」と「試み」の動詞形で使うことが日常的な表現となでしょうが、「試みを行う」と表現になると、「試み」がさらに強調された印象になってきます。
- 「試みを行う」の読み方
「試みを行う」の読み方
「試みを行う」は、「こころみをおこなう」という読み方になります。
「試みを行う」の類語や言い換え
「どうなるかやってみる」という意味を持つ「試みを行う」は、他にどのような言葉で置き換えることができるでしょうか?
ここで「試みを行う」の類義語を挙げていくことにします。
- 「仕懸かる」
- 「企てる」
- 「トライ」
「仕懸かる」
「仕懸かる(しかかる)」という言葉がありますが、意味としては「物事をし始める」、あるいは「取り掛かる」という解釈ができます。
また、「物事をし始めた途中段階のこと」を意味している場合もあり、「やっと仕掛かっていた仕事を済ませることができた」、「仕掛かっていた宿題を終えました」という使い方ができます。
「企てる」
「企てる」という言葉も「試みを行う」に近い解釈ができる言葉ですが、意味は「こういうことをしようと思いつき計画を立てる」や「目論む(もくろむ)」ということを指しています。
「その組織が良からぬ陰謀を企てている」というような活用がありますが、「企てる」には、あまり良くないマイナス的な印象を覚える言葉かもしれません。
「トライ」
「トライ」という言葉も類義語の1つとして挙げることができるでしょう。
「できるかどうかやってみること」や「うまく行くかチャレンジしてみる」という意味があり、英語の”try”が語源となっている言葉で、「企てる」とは異なり、いいイメージの感じがある言葉です。
ラグビーのルールでも「相手のゴールにボールを手で押さえつけること」を「トライ」と呼んでいますので、何となく積極的な語感があります。
「試みを行う」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここで「試みを行う」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「試みを行う」を使った例文1
- 「試みを行う」を使った例文2
「試みを行う」を使った例文1
「今回の個展では、大胆な装飾の試を行うことで、今までのイメージを払拭することにした」
この例文では、何か絵画やデザインの個展を開くシーンでしょうか。
今迄の自分のタッチとは全く異なる大胆なデザインを図ることで、イメージチェンジをしようとしているのかもしれません。
「試みを行う」を使った例文2
「我が社では従来の硬いイメージから躍動感のあるイメージに変身するために、製品も斬新なデザインの試みを行うことにした」
この例文も硬い印象のある企業がイメージを変えて若々しい雰囲気のある企業に変貌しようとしているでしょうか。
そのために商品も新たなデザインで、斬新なイメージを作ろうとしているのかもしれません。
「試みを行う」という言葉には、今までやってこなかった新しい分野にチャレンジすることで、全く違う世界を創造していくような印象を覚えます。
私達のビジネスの場面では、中々そのようなことをすることは難しいのですが、このようなチャレンジ精神を持つことも必要なことです。