「事の起こり」の意味とは?類語や例文、使い方を解説!
どんな物事でも、それが起こった(始まった)原因や理由があるものです。
それに対して使うのが、この「事の起こり」です。
目次
- 「事の起こり」とは?
- 「事の起こり」の類語や言い換え
- 「事の起こり」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「事の起こり」とは?
「事の起こり」とは、何かの物事が起こった(始まった)原因や理由を指して使います。
起こっている(既に起こった)物事についての説明の際に、「その事の起こりは○○だった」のような形で使う言葉です。
最初から「事の起こりは〜」として、その後に説明が続く使い方と、「〜が事の起こりだった」と、先に説明をしてから後に用いる使い方の二通りに分かれますが、どちらも問題のない使い方です。
- 「事の起こり」の読み方
「事の起こり」の読み方
「事の起こり」は、「ことのおこり」と読んでください。
難しい漢字は一切ない言葉なので、読み方に関して問題はないでしょう。
ですが、注意点として、この言葉と同じ意味で見た目も似た言葉が存在するので、一見でそれだと勘違いしないように気を付けてください。
ただ、そちらと間違えたとしても、意味が全く一緒なので、大した問題にはなりません。
「事の起こり」の類語や言い換え
「事の起こり」と同じ意味で使える言葉や、言い換えになる表現です。
最初に挙げるものが、すぐ上で挙げた「事の起こり」と意味も見た目も似た、間違えやすい表現です。
- 「事の始まり」【ことのはじまり】
- 「起源」【きげん】
- 「事の発端」【ことのほったん】
「事の始まり」【ことのはじまり】
この 「事の始まり」は、「事の起こり」と見た目がよく似ているので、「事の起こり」と記載されているものを、こちらの「事の始まり」と間違って読んでしまうことが少なくありません。
しかし、意味は一緒なので、読みか違えてもほとんど影響はない為、そこまで神経質に考える必要もないでしょう。
もちろん、試験などになると、この限りではありません(きちんと区別してください)。
「起源」【きげん】
「事の起こり」と同し意味で使える言葉ですが、少々堅い表現な為、こちらを使うと仰々しくなってしまう場合があるので注意してください。
全体的に堅い文章の中で使われている「事の起こり」の置き換え表現だと考えると分かりやすいでしょう。
例を挙げると、「2010年に始まった例のプロジェクトが、現在のこの活動の事の起こりだ」といったような文章では、「事の起こり」より「起原」の方が全体的に締まって見えます。
尚、「起源」ではなく、「起原」と表記しても間違いではありませんが、「起源」の方が一般的です。
「事の発端」【ことのほったん】
こちらも、「事の起こり」と見た目の少し似た、同じ意味の表現になります。
ビジネス文章や小説では、「事の起こり」や「事の始まり」より、こちらが使われることが多いです。
「事の起こり」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「事の起こり」を使った例文や短文と、その意味の解釈です。
意味自体は簡単なので、解釈に困ることはないでしょう。
- 「事の起こり」を使った例文1
- 「事の起こり」を使った例文2
「事の起こり」を使った例文1
「あの2人のケンカの事の起こりは、とても些細なことだったらしい」
先に「事の起こり」と使い、その後にそれについて説明している使い方の例です。
このような形で使うといういい例となっています。
「事の起こり」を使った例文2
「つい嘘をついたのがそもそもの事の起こりだった」
説明から先に入り、後に「事の起こり」はそれだと使っている例文です。
「そもそもの」は、「最初」という意味で使う表現で、「事の起こり」と一緒に使うと、それが「本当の最初」だという強調表現になります。
「事の起こり」は、一般でも用いる機会の多い言葉なので、是非きちんとした意味と使い方を覚えておきましょう。
「事の始まり」と間違えて読んでしまう件については(全く同じ意味なので)、それほど気にする必要はありません。