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「与する」の意味とは?使い方や例文を紹介!

「与する」という言葉の読み方や意味を紹介します。

また「与する」を使った言葉や例文を紹介します。

さらに「与する」の類語などを紹介して行きます。

与する

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「与する」の意味とは?使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「与する」とは?
  • 「与する」の使い方
  • 「与する」を使った言葉と意味を解釈
  • 「与する」を使った例文や短文など
  • 「与する」の類語や類義語・言い換え


「与する」とは?

「与する」とは?

みなさんは「与する」という言葉を知っているでしょうか。

読み方すら分からないという人が多いかもしれません。

そこで「与する」の読み方と意味を紹介します。

  • 「与する」の読み方
  • 「与する」の意味

「与する」の読み方

「与する」という言葉をどう読むか、予想してみてください。

「よする」と思った人が多いのではないでしょうか。

「与する」「くみする」と読みます。

「与する」「くみする」と予備知識なく読める人は少ないのではないでしょうか。

これを機会に「与する」「くみする」と読むことを覚えておきましょう。

「与する」の意味

「与する」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「与する」には、「同意したり賛成したりして、加わる」という意味があります。

例えばビジネスシーンで、Aというチームを編成する話が出た時に、その話に賛成して、チームに加わる時に、Aチームに「与する」などと言います。

このように「与する」には「同意したり、賛成したりして、加わる」という意味があります。



「与する」の使い方

「与する」の使い方

「与する」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。

「与する」には、同意、賛成をして加わるという意味があるため、誰かや何かに同意したり、賛成して組織などに加わる時に使ってみましょう。

例えば自然保護活動に感銘を受けて、運動するグループに加わる時に、「自然保護活動に与する」などと、「与する」を使えます。

また戦っている敵と触れ合い、本当は敵の方が正しいと感じた時、「敵に与する」と表現します。

このように、誰かや、組織などの意見、考えに同意して、加わる時に、「与する」という言葉を使ってみましょう。

「与する」を使った言葉と意味を解釈

「与する」を使った言葉と意味を解釈

続いて「与する」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。

「与する」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「悪党に与する」【あくとうにくみする】
  • 「○○側に与する」【○○がわにくみする】
  • 「○○派に与する」【○○はにくみする】

「悪党に与する」【あくとうにくみする】

「悪党に与する」「悪党の味方になる」という意味があります。

悪党が提案してきた内容に同意したり、味方をしたいと思った時に、「悪党に与する」と言います。

映画などで、悪党が街にやってきた時、街の誰かが裏切って、悪党の仲間になったりしますが、そのような場面は「Aが裏切って、悪党に与した」などと言います。

「○○側に与する」【○○がわにくみする】

「与する」という言葉を使う時は、敵対しているAとBのような集団があるケースが多くなります。

例えば江戸時代の末期なら、幕府側と討幕側の二つのグループがあります。

どちらの勢力に味方してもいい人が、どちらかの味方になる時、「○○側に与する」という言葉を使います。

例えば「幕府側に与する」こともあれば「討幕側に与する」と言います。

「○○派に与する」【○○はにくみする】

「○○派に与する」という言葉もあります。

人が二人以上集まれば、意見が違ってくるものです。

会社などでは、違う人間同士が集まり、その中で意見が近いもの同士が派閥を組むことがあります。

例えば「課長派」「次長派」や、「A部長派」「B部長派」など、様々な派閥があります。

立場によっては、どこかの派閥に入らないといけないという目に遭うかもしれません。

このような時、どこかの派閥に入ることを「○○派に与する」と言います。

入らなければ入らないで「裏切り者」「調子がいいやつ」などと言われてしまうため、会社での人間関係は難しいものです。



「与する」を使った例文や短文など

「与する」を使った例文や短文など

続いて「与する」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「与する」という言葉の使い方のコツを、例文を通じて覚えましょう。

  • 「与する」を使った例文1
  • 「与する」を使った例文2

「与する」を使った例文1

「男性なのに、女性側に『与する』とはひどいやつだ」

この例文のように、男性と女性が口喧嘩をすることがあります。

本来、男性は男性どうしてかたまり、力を合わせて女性人と戦うべきかもしれませんが、女性側を味方する男性もいます。

このような場合、「女性側に与する」と言われます。

「与する」を使った例文2

「社長派と専務派という派閥があり、私はどちらにも『与したく』ない」

この例文は、社長派と専務派という、二つの派閥がある会社で働く人の苦悩を文章にしたものです。

どちらの派閥に入るかで、この人の会社員生活は大きく変わることになるでしょう。

この例文に登場する人のように、できたら「与したくない」タイプの人もいるはずです。

「与する」の類語や類義語・言い換え

「与する」の類語や類義語・言い換え

最後に「与する」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。

「与する」と似た意味の言葉にはどのような言葉があるでしょうか。

  • 「伍する」【ごする】
  • 「助太刀する」【すけだちする】

「伍する」【ごする】

「伍する」には「仲間に入る」「肩を並べる」という意味があります。

例えば日本は、欧米諸国に肩を並べたいと思い、明治時代から昭和にかけて経済的な成長を目指しました、それが叶った時、「欧米列強に伍する」などと言われました。

また部活動では、入部した直後は、先輩と後輩に力の差があるものです。

後輩が練習により力を伸ばし、先輩と変わらない実力を身に付けたとき、「先輩に伍する」と言います。

「助太刀する」【すけだちする】

「助太刀する」という言葉があります。

「助太刀」には、そもそも仇討や果たし合いの助っ人をする人のことを言いました。

現在では、「加勢する人」「援助する人」のことを「助太刀」「助太刀する」というようになりました。

ちなみに「助太刀」「すけだち」と読みます。

例えば会社でプレゼンを担当することになった時、誰かの力を借りたいと思うかもしれません。

このような時に頼りになる人に声を掛ける時に、「助太刀を頼む」などと言います。

また自分から援助したいと思った時、「助太刀を申し出る」などと言います。

icon まとめ

「与する」という言葉について見てきました。

「与する」という言葉は、日常的にそれほど使わない言葉ですが、意味を知ると便利な言葉だと気付くかもしれません。

そして自分もどこかの派閥や勢力などに「与している」ことに気付いた人もいるかもしれません。