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「徒労に終わる」とは?使い方や例文!敬語での言い換え

「徒労に終わる」とは、「無駄な努力をして結果を出せないこと」です。

「徒労に終わる」「意味・読み方・分解した解釈・使い方・ビジネス敬語・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」などについて、詳しく説明していきます。

徒労に終わる

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「徒労に終わる」とは?使い方や例文!敬語での言い換え>


目次

  • 「徒労に終わる」とは?
  • 「徒労に終わる」について詳しく解釈
  • 徒労に終わった報告をする時のビジネス敬語での言い換え
  • 「徒労に終わる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「徒労に終わる」の類語や言い換え


「徒労に終わる」とは?

「徒労に終わる」とは?

「徒労に終わる」の言葉の意味は、「無駄な努力をして、最終的に結果を出せないこと」「苦労して頑張ったが、良い成果を出せずに終結すること」になります。

「徒労に終わる」というのは、「頑張ったこと・苦労したことが最終的に報われないこと、無駄骨(むだぼね)になること」を意味する言葉なのです。

  • 「徒労に終わる」の読み方

「徒労に終わる」の読み方

「徒労に終わる」の読み方は、「とろうにおわる」になります。



「徒労に終わる」について詳しく解釈

「徒労に終わる」について詳しく解釈

「徒労に終わる」という言葉について、その意味や使い方を詳しく解釈していきます。

  • 「徒労に終わる」を分解して解釈
  • 「徒労に終わる」の使い方

「徒労に終わる」を分解して解釈

「徒労に終わる」の言葉を、「徒労に(とろうに)」「終わる(おわる)」に分解してそれぞれの意味を解釈していきます。

「徒労に」の言葉は、「無駄な努力に・無駄骨に」「意味のない苦労に・骨折り損(ほねおりぞん)に」ということを意味しています。

「徒労」という言葉は、「努力しても効果がないこと・無駄な苦労をすること・無駄に骨を折ること」を意味しています。

「終わる」はそのまま「終結すること・終了すること」であり、「徒労に終わる」「努力しても効果(結果)が出ないままに終わること」を意味しているのです。

「徒労に終わる」の使い方

「徒労に終わる」の使い方は、「何かの目標を達成するために努力したり苦労したりしたが、それが無駄な努力・苦労(骨折り損)の結果で終わった時」に使うという使い方になります。

例えば、「本番の大会が中止になったため、部活の訓練が徒労に終わりました」「徒労に終わるとしても、目的に向かって努力することに意味があります」などの文章で使うことができます。

徒労に終わった報告をする時のビジネス敬語での言い換え

徒労に終わった報告をする時のビジネス敬語での言い換え

新規プロジェクトや顧客開拓などの取り組みが徒労に終わった報告を、上司などにする時のビジネス敬語での言い換えには、以下のような言い回しがあります。

  • 「私の力不足(見込みの甘さ)で、ご期待に添うことができませんでした」

「私の力不足(見込みの甘さ)で、ご期待に添うことができませんでした」

「徒労に終わったことの上司への報告」は、「何の成果も出せなかった・努力が無駄になった」ということを上司に伝えることです。

その際に、仕事の取り組みや挑戦が上手く行かなかったことの責任を「自分の力不足」に求めることで、謙譲語としての敬語のニュアンスを出すことができます。

部下が全力で必死に頑張ったのに良い結果を出せなかったことは上司も分かっていることが多いので、「私の力不足(見込みの甘さ)で、ご期待に添うことができませんでした」とへりくだって報告すれば、「よし分かった。

お前は十分にできることを頑張ったんだから、そんなに自分を責めるな。

今回の失敗から学んで次の成功に活かせば良いのだから」
といったアドバイスや慰労の言葉を頂けるかもしれません。



「徒労に終わる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「徒労に終わる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「徒労に終わる」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈します。

  • 「徒労に終わる」を使った例文1
  • 「徒労に終わる」を使った例文2
  • 「徒労に終わる」を使った例文3

「徒労に終わる」を使った例文1

「赤字続きだった実家の事業を立て直そうと懸命に努力しましたが、徒労に終わりました」

この例文は、「赤字続きだった実家の事業を立て直そうと懸命に努力しましたが、無駄な努力に終わった」を意味しています。

「徒労に終わる」を使った例文2

「自分が全力で取り組んでいることが、徒労に終わると知った時の疲労感は非常に強くて耐えがたいものです」

この例文は、「自分が全力で取り組んでいることが、骨折り損で報われずに終わると知った時の疲労感は非常に強くて耐えがたい」ということを意味しています。

「徒労に終わる」を使った例文3

「徒労に終わる可能性が高くても、私はその計画を途中で諦めたくはないのです」

この例文は、「無益な努力のままで終わる可能性が高くても、私はその計画を途中で諦めたくはない」を意味しています。

「徒労に終わる」の類語や言い換え

「徒労に終わる」の類語や言い換え

「徒労に終わる」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「無駄な努力になる」
  • 「骨折り損になる」
  • 「水の泡になる・ご破算になる」

「無駄な努力になる」

「徒労に終わる」の言い換えとして、「無駄な努力になる」があります。

「徒労に終わる」の言葉は、「頑張って努力しても、その努力が無駄なままで終わること」を意味しています。

その意味から、「徒労に終わる」の言葉は「無駄な努力になる」という言葉で言い換えることができるのです。

「骨折り損になる」

「徒労に終わる」の類語として、「骨折り損になる(ほねおりぞんになる)」があります。

「骨折り損になる」というのは、「苦労するだけで何の見返りも利益も得られないこと」を意味する言葉です。

無駄な努力をして最終的に結果を出せないことを意味する「徒労に終わる」とよく似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「骨折り損になる」を指摘できます。

「水の泡になる・ご破算になる」

「徒労に終わる」の類語・言い換えとして、「水の泡になる・ご破算になる(ごわさんになる)」があります。

「水の泡になる」の言葉の意味は、「今まで頑張ってきたことが無かったことになる」「努力や苦労の結果が無になる」になります。

「ご破算になる」というのは、「今まで積み重ねてきた行為や努力がゼロ(無)になること」を意味する言葉です。

それらの意味から、無駄な努力に終わることを示す「徒労に終わる」に近い意味合いを持つ類語として、「水の泡になる・ご破算になる」を上げることができます。

icon まとめ

「徒労に終わる」という言葉について徹底的に解説しましたが、「徒労に終わる」には「無駄な努力をして、最終的に結果を出せないこと」などの意味があります。

「徒労に終わる」の類語・言い換えとしては、「無駄な努力になる」「骨折り損になる」「水の泡になる・ご破算になる」などがあります。

「徒労に終わる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。