「口ずさむ」とは?使い方や例文!口づさむは間違い?
「口ずさむ」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
誰しも行動に移したことがあるかもしれません。
それならば、「口ずさむ」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「口ずさむ」という表現について紹介します。
目次
- 「口ずさむ」とは?
- 「口ずさむ」について詳しく解釈
- 「口ずさむ」の類語や言い換え
- 「口ずさむ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「口づさむ」の読み方は間違い?
- 「口ずさむ」の英語(解釈)
「口ずさむ」とは?
「口ずさむ」という言葉には歌やメロディーなどをなんとなく声に出して歌ったりする、なんとなく心に浮かんだ文句を軽く口に出す、という意味があります。
誰しも、頭の中ではいろいろなことを考えていますよね。
家事をしているときに最近聞いた音楽が浮かび、それを口ずさんだという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
例えば、「アナと雪の女王」が流行った時には「Let it Go」という曲が流行りましたが、毎日のようにあちこちのお店やテレビ番組で流れていました。
その結果、特にサビの部分が頭に残り、頭に残り、つい口ずさんでしまったという人も多いかもしれませんね。
- 「口ずさむ」の漢字と語源
「口ずさむ」の漢字と語源
「口ずさむ」という表現を漢字にすると「口遊む」になります。
実はこの「遊む」は「荒んだ暮らし」などという表現の「荒む」から生まれた表現だとも考えられています。
この「遊む」は古語の「遊ぶ」(すさぶ)が変化した表現であり、江戸時代には「心の思うままに振る舞う」という表現として使われていました。
よく考えるという意味ではなく、例えば自然を見て「あぁ、あの花がきれいに咲いている」などと思うがままにつぶやくということを「口遊む」と言っていたのです。
しかし、徐々に「口遊む」という表現は「口ずさむ」と表記されるようになりました。
「口ずさむ」について詳しく解釈
ここでは「口ずさむ」という表現について詳しく説明していきます。
- 「口ずさむ」の使い方
- 「鼻歌を口ずさむ」の表現の言い換え
「口ずさむ」の使い方
誰でも、例えば家事をしている時は運転している時など、音楽を口にすることがあるのではないでしょうか。
そのような状態を「口ずさむ」と言います。
決してカラオケのように一曲まるまると歌わなければいけないというわけではありません。
「口ずさむ」場合は、サビの部分だけ歌うこともあります。
「鼻歌を口ずさむ」の表現の言い換え
「鼻歌を口ずさむ」という表現は「鼻歌まじり」「鼻歌を歌う」と言い換えることが可能です。
鼻歌まじり、というのは鼻歌を歌いながら気軽に何かをする、という意味があり、鼻歌を歌う、というのはその表現の通り、「鼻歌を口ずさむ」という意味になります。
特に歌詞をいうわけではなく、「るるるー」とメロディーだけをたどっている場合、それはまさに花歌を口ずさんでいる状態だといえます。
「口ずさむ」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「メロディーを口に出す」
- 「声に出す」
- 「歌う」
「メロディーを口に出す」
メロディーを口に出す、というのはその曲のメロディーを音にする、という意味になります。
人間は様々な音楽を聴きますが、だからといってすべての歌詞をしっかりと覚えているとは限りません。
覚えているところだけ口に出すこともあるでしょうし、途中でごまかさなければいけないこともあるでしょう。
そのため、「口ずさむ」という時に歌詞はあまり重視されず、メロディーが重視されるのです。
「声に出す」
声に出す、というのは言葉で表現する、ということになります。
ただし、この場合の声に出す、というのは音にする、という意味でもあります。
「口ずさむ時」は音だけをたどることがありますので、声に出すという表現が使えます。
「歌う」
歌う、というのは声に節をつけて唱える、という意味になります。
音楽の授業などで歌を歌うこともありますし、最近はミュージックビデオなどを見ながら一緒に歌うということもあるのではないでしょうか。
一曲まるまる歌わなかったとしても、部分的に歌うこともあります。
「口ずさむ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文を紹介します。
- 「口ずさむ」を使った例文1
- 「口ずさむ」を使った例文2
- 「口ずさむ」を使った例文3
「口ずさむ」を使った例文1
「母は家事をしながらよく流行の曲を口ずさんでいた」
流行の曲はテレビなどでもよく聞きますから、いやでも覚えてしまうのではないでしょうか。
お店に行っても流れていることが多く、頭から消えないということもあるかもしれません。
そのため、非常に口ずさみやすくなると言えるのです。
家事をしながらなんとなく音楽を口ずさんでしまう、流行の曲を口ずさんでしまう、ということもあるかもしれませんね。
歌詞が思い出せずに「あれ?」となった経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
「口ずさむ」を使った例文2
「兄はよく音楽を口ずさんでいるが、大体途中で音がおかしくなる」
音楽が苦手だという人が曲を口ずさんだ場合、どこかで音程がずれていくこともあるかもしれません。
もちろん、口ずさんでいるという事は誰かに聞かせているというわけではありませんので、音が違っていても気にする必要は無いのです。
ただし、周りに誰かがいた場合、その人から「音が違う」と指摘されてしまうこともあるかもしれませんね。
「口ずさむ」を使った例文3
「姉はよく音楽を口ずさみながらお風呂に入っている」
お風呂場は音が響きやすいため、誰でも歌が上手に聞こえるという効果があります。
そのため、お風呂に入りながら音楽を口ずさんだことがあるという人も多いのではないでしょうか。
歌に自信がないならば、お風呂で練習すると効果的です。
「口づさむ」の読み方は間違い?
「口ずさむ」と書く場合、「ず」なのか「づ」なのか悩む、という人もいるかもしれません。
実際に「口ずさむ」と表記する人もいます。
しかし、語源を考えると「づ」は誤った表記になりますので気をつけましょう。
「すさむ」という表現から来ていますので、「ず」が正しい表記になります。
「口ずさむ」の英語(解釈)
「口ずさむ」という表現を英語にすると“to humやto sing to oneself”、あるいは“to croon”でも良いでしょう。
「静かに口ずさむ」のであれば“to hum”が良いですし、ただ「口ずさむ」ということであれば“to make a sound like a song”という表現も使えます。
「口ずさむ」という表現を日常会話で使う事は無いかもしれませんが、音楽を口ずさんでいる経験は誰にでもあることでしょう。
好きな音楽を口ずさみ、楽しい生活を心がけたいですね。