「切々と○○」とは意味と使用例を解釈
「切々と」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「切々と」を使った言葉を紹介し、解釈して行きます。
目次
- 「切々と」とは?
- 「切々と」との読み方
- 「切々と」の意味
- 「切々と」使った言葉や意味を解釈
「切々と」とは?
「切々と」という言葉を知っているでしょうか。
「切々と○○」という言葉を目にする機会が多いかもしれません。
一方で、「切々と」という言葉を今回初めて目にする人もいるでしょう。
そこで「切々と」の読み方と意味を紹介して行きます。
「切々と」との読み方
「切々と」は「せつせつと」と読みます。
「切々と」を「きりきりと」などと読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に「切々と」は「せつせつと」と読むことを覚えておきましょう。
「切々と」の意味
「切々と」には、どのような意味があるでしょうか。
「切々と」の「切々」には、「強く相手に訴える様子」という意味や、「深刻なほどに熱心な様子」という意味があります。
そのため「切々と」には「強く相手に訴えるように」「深刻なほど熱心に」という意味があります。
「切々と」使った言葉や意味を解釈
次に「切々と」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈します。
「切々と」という言葉を使う時に、頻繁に使う言葉を紹介して行きます。
- 「切々と訴える」【せつせつとうったえる】
- 「切々と歌い上げる」【せつせつとうたいあげる】
- 「切々と話す」【せつせつとはなす】
- 「切々と願う」【せつせつとねがう】
- 「切々と語る」【せつせつとかたる】
- 「切々と説く」【せつせつととく】
「切々と訴える」【せつせつとうったえる】
「切々と訴える」という言葉には、「強く相手に訴える」という意味があります。
例えば、社員のことを考えてくれない経営者に対して、就業環境の改善を強く訴える時に、「就業環境の向上を『切々と訴える』」という言い回しをします。
「切々と歌い上げる」【せつせつとうたいあげる】
「切々と歌い上げる」という言葉は、テレビなどを見ている時に感じる言葉かもしれません。
涙を浮かべながら見ている人の心を打つような唄い方をする人を、「切々と歌い上げる」と言います。
聴いている人や見ている人に、強い印象を残す歌い手は、このような唄い方をするケースが多くなります。
「切々と話す」【せつせつとはなす】
「切々と話す」には、「相手に強く訴えるように話す」という意味があります。
例えば会議の場で、自分の提案を正しいと思い、何とか相手に伝えようとする時に、「切々と話す」かもしれません。
少し深刻過ぎると、相手に心配させるくらい熱心に話をする時に、「切々と話す」という言い方をします。
「切々と願う」【せつせつとねがう】
「切々と願う」には、「深刻なくらい熱心に願う」という意味があります。
神社仏閣などに行くと、本当に熱心で、何か深刻過ぎると思えるくらい、頭を下げて祈っている人がいます。
このような人は、真剣な願いがあり、それを神様に聞き届けてもらおうと強く思っているのでしょう。
そのような姿を「切々と願う」と表現できます。
「切々と語る」【せつせつとかたる】
「切々と語る」という言い方もあります。
「切々と語る」には、「強く相手に訴えかけるように語る」という意味があります。
例えば地球の環境を良くするために話をする人は、聞いている人の心に地球に危機が近づいていること、人間がしている良くないことを、訴えるように語ります。
このような語り方を「切々と語る」と言います。
「切々と説く」【せつせつととく】
「切々と説く」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「切々と説く」には「相手に訴えかけるように説く」、または「深刻に感じるほど熱心に説得する」という意味があります。
例えば子供に対して、危険な行為をしないように説得する時は、相手に訴えかけるように、また深刻に感じるほど熱心に話をするでしょう。
このような話の仕方を、「切々と説く」と言います。
「切々と」という言葉について見てきました。
「切々と」は、相手に訴えかけるように何かをする時に使う言葉です。
誰かに深刻過ぎるくらい熱心に話しかけられた時などに、「切々と」という表現を使ってみましょう。