「見やる」とは?意味と使い方!例文も紹介!
「見やる」という言葉の意味や漢字を紹介します。
また「見やる」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。
さらに「見やる」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「見やる」とは?
- 「見やる」の言葉や表現の使い方
- 「見やる」を使った言葉と意味を解釈
- 「見やる」を使った例文や短文など
「見やる」とは?
みなさんは「見やる」という言葉を知っているでしょうか。
日常的に「見やる」という言葉を使いこなしている人もいるかもしれません。
一方で、今回初めて「見やる」という言葉を知ったという人もいるでしょう。
そこで「見やる」の意味や漢字を紹介します。
- 「見やる」の漢字
- 「見やる」の意味
「見やる」の漢字
「見やる」を漢字にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「見やる」は「見遣る」という漢字を当てます。
これを機会に「見遣る」と書いて「みやる」と読むことを、覚えておきましょう。
「見やる」の意味
「見やる」には「見る」という意味や、「特定の方向に目を向ける」という意味があります。
また「漠然と遠くを見る」という意味があります。
「見遣る」と漢字にした時の方が、「特定の方向に目を向ける」「漠然と遠くを見る」という意味を理解しやすくなるかもしれません。
「遣る」には、「人を遠くに活かせる」「移動させる」「動作が遠くに向かってなされる」などの意味があるためです。
このように「見やる」は単純に「見る」という意味よりも、「特定の方向に目を向ける」「遠くを見る」という意味を持つ言葉です。
「見やる」の言葉や表現の使い方
「見やる」という言葉の使い方を紹介します。
「見やる」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「見やる」には「特定の方向に目を向ける」「漠然と遠くを見る」という意味があるため、そのような状態になっている人に対して使いましょう。
漠然と海を見ている人がいる時は、「海を見やる」と言えます。
また声が聞こえてきた方向に目を向ける時も、「声がする方を見やる」と「見やる」を使えます。
まだ何かにピントがあっているわけでなく、漠然と目的の方向に目を向ける時に、「見やる」という言葉を使ってみましょう。
「見やる」を使った言葉と意味を解釈
続いて「見やる」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「見やる」を実際に使いやすくする言葉を紹介して行きます。
- 「こちらを見やる」【こちらをみやる】
- 「沖を見やる」【おきをみやる】
「こちらを見やる」【こちらをみやる】
「こちらを見やる」という言葉には、「こっちの方向に目を向ける」という意味があります。
目を向けている人が、何が目的で目を向けているか分からないような時に、「こちらを見やる」という表現をします。
自分を見ているとハッキリわかった時は、「こちらを見やる」ではなく、「私を見ている」という表現に代ります。
「沖を見やる」【おきをみやる】
「沖を見やる」という表現があります。
誰かが沖の方角を漠然と見ている時、または目を向けている時に、「沖を見やる」と言います。
なぜ沖を見ているのかは、本人にしかわかりません。
波の様子を見て、船を出すかどうか決めようとしているのかもしれませんし、懐かしい海の思い出が頭の中に湧いているのかもしれません。
第三者が見た時に、「沖の方向に目を向けている」としか言えない時、「沖を見やる」と表現します。
「見やる」を使った例文や短文など
続いて「見やる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「見やる」という言葉の使い方のコツを、例文を通じて覚えましょう。
- 「見やる」を使った例文1
- 「見やる」を使った例文2
- 「見やる」を使った例文3
「見やる」を使った例文1
「獣の声がする方向を『見やる』猟師」
この例文は、森の中に入った猟師が、獣を探している場面を切り取ったものです。
獣が鳴く声を頼りに、獣を追跡し、仕留めようとしているのでしょう。
このような場面では、まさに「方向に目を向ける」という意味で「見やる」という言葉を使うのがぴったりです。
「見やる」を使った例文2
「ホームの向こうに、こちらを『見やる』女性がいる」
この例文のような場面に出くわした経験がある人がいるかもしれません。
ホームの向こう側に、こっちの方角を見ている人がいるけれど、何が目的か分からないことがあります。
その人が驚いて、「○○さん?」などと声を出すと、知り合いであることが分かり、自分を「見覚えのある人」として見ていたことが分かります。
しかし最初の段階では「こちらの方向を見ている」としか思えません。
実際に、自分を見ているのかと思ったら、自分の後ろにある看板を見ていることもあります。
「見やる」を使った例文3
「入口を『見やる』と、犬が走ってくる」
何となく入口の方向に目を向けると、犬が走ってきたという場面を切り取った文章です。
犬の後ろには、飼い主がいるでしょう。
このように漠然と遠くを見ている時も「見やる」という言葉を使えます。
「見やる」という言葉について見てきました。
「見やる」は、どのような状況で使うかを理解すると、使い勝手が良くなる言葉です。
取りあえず「ある方向に目を向けている」としか表現できない人を見た時などに、「見やる」という言葉を使ってみましょう。