「捨てたもんじゃない」とは？意味と使い方！エピソードなど具体例も紹介

「捨てたもんじゃない」とは?

「捨てたもんじゃない」という表現は物事が重要性を持っている、値打ちがある、という意味になります。

例えば、生きているとなかなか大変なこともありますよね。

しかし、だからといって悪い事しか起こらないというわけではありません。

たとえ、会社が倒産して失業してしまったとしても、すぐに他の会社に就職できる場合もあります。

この世は悪いことばかりでは無い、良いこともある、という意味で「世の中捨てたもんじゃない」という表現が使えるのです。

「世の中捨てたもんじゃない」の言葉の使い方

「世の中捨てたもんじゃない」という表現は悪いことばかりではない、良いこともある、という時に使える表現です。

まんざらではない、役に立たないとして見限る事は無い、まだまだ使い道がある、ということになります。

「世の中捨てたもんじゃない」というのは世の中には大変なこともあるけれど、優しい人もいるし良いこともある、という意味になるのです。

例えば、「妊娠していた時、優先席に座ったら周りの人から白い目で見られたけれど、高校生の男の子が譲ってくれたことがある、世の中捨てたもんじゃない」などと表現できます。

「世の中捨てたもんじゃない」のエピソードなど具体例を紹介

世の中「捨てたもんじゃない」と思えるようなエピソードはたくさんあります。

例えば、子供を連れて満員電車に乗ったら、周りからにらまれてしまうこともあるかもしれません。

一般的にはベビーカーをたたんで子供を抱っこして乗るように、と言われますが、例えば赤ちゃんがベビーカーで眠っていたり、他にも荷物があったり、あるいは子供が1歳になっていたりすると10キロほどありますから、片手で抱えるのはなかなか大変です。

しかし、そんな時に誰かが助けてくれたら、「世の中にも優しい人がいる」と思えるのではないでしょうか。

そのような状態はまさに「世の中捨てたもんじゃない」ということになるのです。

「捨てたもんじゃない」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは「捨てたもんじゃない」という表現を使った例文を紹介します。

• 「捨てたもんじゃない?」を使った例文1
• 「捨てたもんじゃない?」を使った例文2
• 「捨てたもんじゃない?」を使った例文3

「捨てたもんじゃない?」を使った例文1

「海外に行った時、言語が通じなくて辛い思いをしたんだけれど、通りすがりの男性が優しく道を教えてくれたんだ、世の中捨てたもんじゃないね」

海外に行くと、言語が通じなくてなかなか大変だった、という経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

ガイドブックなどを見てもなかなか思うようにはいかず、トイレに行きたくてもトイレの場所がわからない、などという経験を持つ人もいるかもしれません。

しかし、そんな時に通りすがりの人が道を教えてくれたりすると、とても嬉しくなりますよね。

そんな時には世の中「捨てたもんじゃない」と思えるのではないでしょうか。

「捨てたもんじゃない?」を使った例文2

「昨日は仕事でとても疲れてしまって、心が折れそうになっていたんだ。しかし上司が仕事を褒めてくれて世の中捨てたもんじゃないと思った。」

仕事などで疲れてしまうと、精神的に嫌になってしまうこともあるかもしれません。

しかし、そんな日にもしも誰かが仕事ぶりを認めてくれたりすると、ありがたいと思えるのではないでしょうか。

また頑張ろうと、元気を貰いますよね。

「捨てたもんじゃない?」を使った例文3

「最近の子供たちはスマホに夢中になっていかがなものかと思っていたけれど、昨日は本を読んでいる男子高生を見かけて、まだまだ捨てたもんじゃないと思った」

最近はスマホを利用する人が増えました。

電車などに乗ってもスマホを使っている人ばかりで、特に中高生のスマホ依存なども問題視されています。

そのような中で本を読んでいる人を見ると、ほっとできるのではないでしょうか。

「世の中捨てたもんじゃない」の類語や類義語・言い換え

ここでは類義語を紹介します。

• 「価値がある」
• 「値打ちがある」
• 「意義がある」

「価値がある」

価値がある、という表現は時間や動力、お金などを費やすだけの意味がある、という意味になります。

価値という言葉にはその物事がどのくらい役に立つか度合いを示す意味があり、例えば良い本であれば、その本は読む価値がある、と表現できます。

「値打ちがある」

値打ちがある、という表現は品物などの金銭的な価値が高い、意義が大きい、という意味になります。

重要性を持っているという意味もあり、質が高いということになるのです。

「意義がある」

意義がある、という表現は目的や大義名分がある、という意味です。

ある程度以上の価値や重要性が乱されるという意味を持ち、はっきりした良い結果を生み出すこと、という意味を持つこともあります。