「疾風の如く」とは?意味と使い方!例文や短文など(意味を解釈)
「疾風の如く」とは、「非常に速く吹く風のように・速く吹く風のように勢いがある」です。
「疾風の如く」の「意味・読み方・分解しての解釈・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「疾風の如く」とは?
- 「疾風の如く」を分解して解釈
- 「疾風の如く」の英語と解釈
- 「疾風の如く」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「疾風の如く」の類語や類義語・言い換え
「疾風の如く」とは?
「疾風の如く」という言葉の意味は、「非常に速く吹く風のように素早く」や「速いスピードで吹く風のように勢い・素早さがある」になります。
「疾風の如く」というのは、人間・動物の動き(活動)のスピードの速さを「疾風(はやて・しっぷう)」に例えた比喩的(暗喩的)な文章表現なのです。
「疾風」という言葉は、「非常に速く(勢いよく)吹く風・速度が速い強風」を意味しています。
- 「疾風の如く」の読み方
「疾風の如く」の読み方
「疾風の如く」の読み方は、「はやてのごとく」になります。
「疾風の如く」は、「しっぷうのごとく」と読んでも間違いではありませんが、慣用句的に「はやてのごとく」の読み方がよく用いられています。
「疾風の如く」を分解して解釈
「疾風の如く」を「疾風」と「如く」に分解して、その意味を解釈していきます。
- 「疾風」
- 「如く」
「疾風」
「疾風(しっぷう・はやて)」の言葉の意味は、「非常に速く吹く風・速く激しく吹く強風」になります。
「疾風」は、「陣風(じんぷう)」と呼ばれることもあります。
「疾風」というのは、科学的な定義においては「風速毎秒0〜7メートルの速度のある強風」を意味していて、「ビューフォート風力階級5の風・木の枝を揺り動かす程度の風」に相当します。
「如く」
「如く」の言葉の意味は「〜のように」であり、比喩的(直喩的)な表現で用いられます。
「如く」というのは、助動詞「如し(ごとし)」の連用形であり、「比喩的な文章表現における同等・類似・例示の意味(〜のようだ・〜と同じである・例えば〜のような)」を持っているのです。
「疾風の如く」の英語と解釈
「疾風の如く」という言葉は、“like a gale”(疾風のように)や“like a strong wind”(強風のように)、“like a fresh breeze”(疾風・爽快な風のように)などの英語で表現することができます。
- “He finished his errand and ran away like the strong wind.”
“He finished his errand and ran away like the strong wind.”
この「疾風の如く」を使った英語の例文は、「彼は用事を終えてから、疾風の如く走り去りました」ということを意味しています。
「疾風の如く」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「疾風の如く」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「疾風の如く」を使った例文1
- 「疾風の如く」を使った例文2
- 「疾風の如く」を使った例文3
「疾風の如く」を使った例文1
「オリンピック会場では短距離走の選手たちが、疾風の如く目の前を駆け抜けていきます」
この「疾風の如く」を使った例文は、「オリンピック会場では短距離走の選手たちが、非常に速く吹き抜ける風のように、目の前を駆け抜けていく」ということを意味しています。
「疾風の如く」を使った例文2
「学校の帰りに疾風の如く、自転車を全力で漕ぎながら走るのはとても気持ちが良いものです」
この「疾風の如く」を使った例文は、「学校の帰りに、まるで強く速く吹き抜ける風のように、自転車を全力で漕ぎながら走るのはとても気持ちが良い」ということを意味しています。
「疾風の如く」を使った例文3
「彼女は疾風の如く、圧倒的なスピードで溜まっていた仕事を手際よく片付けてしまいました」
この「疾風の如く」を使った例文は、「彼女は勢い良く吹き抜ける風のように、圧倒的なスピードで溜まっていた仕事を効率的にテキパキと片付けてしまった」ということを意味しています。
「疾風の如く」の類語や類義語・言い換え
「疾風の如く」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「突風の如く・紫電の如く」
- 「疾風迅雷・疾風怒濤」
「突風の如く・紫電の如く」
「疾風の如く」の類語・言い換えとして、「突風の如く(とっぷうのごとく)・紫電の如く(しでんのごとく)」があります。
「突風の如く」という言葉は、「いきなり非常に強く吹いてくる風のように」ということを意味しています。
「紫電の如く」の言葉の意味は、「素早く駆け巡る紫色の電光のように・刀を振りかざす時の一瞬の光のように」になります。
これらの意味から、非常に速く吹く風のようにを意味する「疾風の如く」の類義語として、「突風の如く・紫電の如く」が上げられます。
「疾風迅雷・疾風怒濤」
「疾風の如く」の類義語・言い換えとして、「疾風迅雷(しっぷうじんらい)・疾風怒濤(しっぷうどとう)」があります。
「疾風迅雷」という言葉の意味は、「速い風と激しい雷の意味から転じて、非常にスピードが速くて激しいさま」になります。
「疾風怒濤(ドイツ語のシュトルム・ウント・ドラング)」というのは、「激しい風と荒れ狂う波の意味から、時代・状況が急速に激しく変わること」を意味しています。
これらの意味から、速く強く吹き抜ける風のように勢いがあることを示す「疾風の如く」は、「疾風迅雷・疾風怒濤」という言葉に言い換えられることがあります。
「疾風の如く」という言葉について徹底的に解説しましたが、疾風の如くには「非常に速く吹く風のように・速く吹く風のように勢いがある」などの意味があります。
「疾風の如く」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「突風の如く・紫電の如く」「疾風迅雷・疾風怒濤」などがあります。
「疾風の如く」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。