「久しい」とは?意味と使い方!例文や使い方
「久しい」という言葉を使ったことがあるでしょうか。
久しぶり、などという表現がありますので想像がつくという人もいるかもしれません。
それならば、「久しい」という表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「久しい」という表現について詳しく紹介します。

目次
- 「久しい」とは?
- 「久しい」と「久しぶり」の違い
- 「久しい」を使った言葉と意味を解釈
- 「久しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「久しい」の類語や類義語・言い換え
「久しい」とは?

「久しい」という表現はそのことがあってから月日が長く経っている、という意味を持ちます。
長い時間が経っている、久しぶり、という意味があり、例えば「久しく彼女の姿を見ない」、「実家を離れてから久しい」などといった表現があります。
「実家を離れてから久しい」という場合は、実家を離れてから時間が長く立っているという意味になり、しばらく実家に戻っていないということになるのです。
- 「久しい」の読み方
「久しい」の読み方
「久しい」という表現は「ひさしい」と読みます。
この表現は日常的にも使える言い回しですから、ぜひ覚えておきましょう。
「久しい」と「久しぶり」の違い

「久しい」という表現と似た言い回しに久しぶり「ひさしぶり」というものがあります。
「久しい」という表現は形容詞であり、久しぶりという言い回しは名詞あるいは形容動詞になります。
「久しい」という表現はしばらくぶりである、長い時間が経っている、という意味を持ちますが、久しぶりという表現にはその後者の意味がありません。
例えば、「実家を離れて久しい」というのは実家を離れてから長い時間が経っているという意味ですが、「実家を離れて久しぶり」という言い方はしません。
久しぶりという表現を使う時には「久しぶりに実家に戻る」などのように、あくまでもしばらくぶりである、という意味になるのです。
「久しい」を使った言葉と意味を解釈

ここでは「久しい」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「久しい間」
- 「言われて久しい」
「久しい間」
「久しい間」というのは長い間、という意味になります。
例えば、「久しい間、彼らの存在は知られていなかった」「久しい間、全然気づきませんでした」などといった言い回しがあります。
ここでの「久しい」という表現はしばらくぶり、という意味になります。
「言われて久しい」
言われて「久しい」、という表現はそれを言われてから時間が経っている、という意味になります。
言い換えれば、だいぶ前から言われている、という意味です。
例えば、最近は英語を勉強する人が多くなりましたが、グローバル化をするためには英語が必要である、英語が話せなければいけない、というのはだいぶ前から言われていますよね。
つまり、「グローバル化をするためには英語が必要である、という事は言われて久しい」と言えるのです。
「久しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは「久しい」という言い回しを使った例文を紹介します。
- 「久しい」を使った例文1
- 「久しい」を使った例文2
- 「久しい」を使った例文3
「久しい」を使った例文1
「久しくあの家のご老人を見かけていないため、とても心配しています」
近所に一人暮らしの老人がいたりすると、その人が元気でいるかどうか気になる、ということがありますよね。
一人暮らしのお年寄りをしばらく見かけなければ、誰かが尋ねてみても良いかもしれません。
いつも見かけている人を見かけない、いつもは元気に外出する人を全然見ることがない、というのであれば、何かあったのかもしれません。
もしも久しく見かけない近所の人がいたら、ぜひその人を訪れてみましょう。
「久しい」を使った例文2
「大学時代の恩師に会ってから久しい」
大学時代の恩師は特別な存在なのではないでしょうか。
大学では高校までとは異なり、確かに勉強はしなければいけませんが、生き方をも学びますよね。
大学の先生の話からはいろいろなものを学んだ、という人も多いのではないでしょうか。
大学を卒業してからも頻繁に戻る、ということがあります。
そんな時、恩師に会ってからしばらく時間が経っているのであれば、それは「久しい」という表現で表せます。
「久しい」を使った例文3
「母が病気になってから久しい」
これは母親が病気になってから長い時間が経っている、ということです。
歳をとると病気になりやすくなりますが、人間はどのような年代であったとしてもあらゆる病気を抱えるリスクがあります。
最近は若い女性も乳がんにかかるというニュースが知られ、意識している人もいるのではないでしょうか。
普段から病気にならないよう、家族のために健康でいられるよう、注意していきたいですね。
「久しい」の類語や類義語・言い換え

ここでは「久しい」という表現の類義語を紹介します。
- 「長い」
- 「しばらくぶり」
「長い」
「久しい」という表現には長い時間が経っている、という意味がありますので、まさに長いという表現は類義語になります。
ある点からある点までの空間的な隔たりが大きい、ある時点までの感覚が大きい、という意味もありますが、この場合ではある時点までの感覚が大きい、永久である、という意味と同等になります。
永い、と表記しても良いでしょう。
「しばらくぶり」
先程から何度も伸びていますが、しばらくぶり、という表現は同じことになるまでにかなりの時間を経ている、という意味があります。
久しぶり、という意味もあり、例えば挨拶をする時に「しばらくぶりです」ということも可能です。
ただし、しばらくぶりです、という表現は年上の人には使えません。
これは同僚か年下の人に使う表現であり、目上に対しては「ご無沙汰しております」が適切です。
尚、という表現は日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
ただし、久しぶりという言い回しとは若干意味が異なりますので、区別をすることも大切です。