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「訝しく」とは?意味と類語!例文と使い方!

「訝しく」という言葉を読んだり書いたりできる人は少ないのではないでしょうか。

正しい読み方と意味、類語や例文などを紹介します。

訝しく

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「訝しく」とは?意味と類語!例文と使い方!>


目次

  • 「訝しく」とは?
  • 「訝しく」の類語や言い換え
  • 「訝しく」を使った言葉と意味を解釈
  • 「訝しく」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「訝しい」の語源


「訝しく」とは?

「訝しく」の読み方や意味について紹介します。

  • 読み方
  • 「ものごとを怪しく思うこと」の意味
  • 「知りたいと興味を持つこと」の意味
  • 「気になって仕方がないこと」の意味
  • 「訝しく」の使い方

読み方

「訝しく」「いぶかしく」と読みます。

主に小説の中に出てくる言葉で、普段読み書きをすることはあまりありません。

「ものごとを怪しく思うこと」の意味

人の話や態度を見て「疑わしい」「信じにくい」と思うことを言います。

自分の中では理解できずに心に引っかかってしまい、その為にものごとを信用できない状態です。

「知りたいと興味を持つこと」の意味

何か分らないことがあった時に、それに対して興味を持ち、もっと知りたいと思うことを言います。

人やものごとに関して詳しく知りたかったり、疑問を解決したいという気持ちを表します。

「気になって仕方がないこと」の意味

相手が何をしているか、そのものごとがどうなっているのかが気にかかってしまうことを言います。

理解できなかったり信頼できないのではなく、相手の身を案じている時に使われます。

「訝しく」の使い方

「訝しく」は、形容詞「訝しい」の連用形で、後に動詞を伴って使われます。

自分が怪しく感じたり興味を持った時に使われる言葉で、人の気持ちには使われません。

また、相手を信用できていないという意味があるので、人に対して言うべきではありません。

難しい言葉ですので、若い人に理解して貰えない可能性があり、なるべく言い換えた方が良いでしょう。



「訝しく」の類語や言い換え

「訝しく」の類語や言い換えを紹介します。

  • 「疑わしく」
  • 「怪しく」
  • 「胡散臭く」

「疑わしく」

意味は「そのひとやものごとの真偽が分らず、信用できないこと」です。

「疑わしい」の連用形で、「疑わしく思う」などとして使われます。

相手の言っていることやものごとが真実かどうかが分らずに、戸惑う状態を言います。

かと言って相手のことを完全に嫌っている訳ではなく、信じたいという気持ちもあり、今後の状況次第では相手を信頼できる様になる可能性を含んでいるのです。

「訝しく」との違いは、主体となる人が「相手に対して興味を持っているかどうか」という点です。

「疑わしく」は、「相手やものごとについての理解が不十分で信用できないと思う状態」です。

「訝しく」は、「相手やものごとについての理解が不十分で信用できないが、更にもっと良く知りたいと思う状態」です。

「怪しく」

「あやしく」と読みます。

意味は「相手や場所、ものごとに対して恐怖や不安を感じて疑うこと」です。

あくまで本人の捉え方によるところが多く、何かの根拠や証拠はありません。

「その人が怪しく見える」は、その人が相手を見て主観的に判断するものであり、相手が何か悪いことをした訳ではないのです。

証拠がなく、かつ本人が疑いや不安を感じている時に使われます。

「怪しく」「訝しい」の違いは、「相手に対して負の感情を持っているかどうか」です。

「怪しく」は、「相手やものごとに不安や恐怖を感じて信じられないこと」です。

「訝しく」は、「相手やものごとに興味や関心を持ちながらも信じられないこと」です。

「胡散臭く」

「うさんくさく」と読みます。

意味は「理由はないけれども何となく疑わしくて信用できないと思うこと」です。

あまりに簡単なお金儲けの話を持ち掛けられたり、市場よりも安すぎる費用で欲しいものが手に入るなどと言われた時に「すごく魅力的な話だけれども本当なのか」と疑うことをいいます。

「胡散臭く」「訝しく」の違いは「インチキ臭いかどうか」になります。

「胡散臭く」は、「相手やものごとがインチキ臭くて信じられないこと」です。

「訝しく」は、「相手やものごとへの理解が足りなくて信じられないこと」です。

「訝しく」を使った言葉と意味を解釈

「訝しく」を使った言葉と意味を解釈します。

  • 「訝しくなる」
  • 「訝しく思う」
  • 「訝しく感じる」

「訝しくなる」

話を聞いているうちに、相手やものごとについて疑問が湧いてくることを言います。

聞けば聞くほど興味を持ち、より知りたいと思う時に使われます。

「訝しく思う」

相手の話を聞いたり状況の説明を受けて、自分の中で疑問を感じることを言います。

この場合、後から相手に質問をするなどして疑念を解決することが多くなります。

「訝しく感じる」

相手に対して漠然と「まだ信用し切れていない」という気持ちを抱くことを言います。

「感じる」は感覚的な言葉で、自分の中ではっきりと疑問点や不安点が整理できていない状態です。



「訝しく」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「訝しく」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「訝しく」を使った例文1
  • 「訝しく」を使った例文2

「訝しく」を使った例文1

「彼の説明を訝しく思い、後から電話をしてみた」

何かの商品の説明を受けたのですが、疑問点が多くてすぐに契約する気になりませんでした。

後から疑問点を整理して電話をかけた時のフレーズです。

「訝しく」を使った例文2

「デートをドタキャンした時の彼女の態度が訝しく感じた」

忙しくてデートをドタキャンするのは仕方ないのですが、どうも残業したのではないらしいことは分かっています。

本当はどこに行っていたのか分からずに信用していいのか迷っている心理を表しています。

「訝しい」の語源

「訝しく」は、形容詞「訝しい」の連用形です。

「訝しい」は、古典表現で「いぶかし・いふかし=気持ちがわくわくする」という意味です。

「気持ちがわくわくする程そのものごとに興味を持っている=気にかかる」と変化して使われる様になりました。

更に時代が流れて近代になると、「気にかかる=怪しいと思う」という意味に変化して、「疑わしい・信用できない」という意味で使われる様になったのです。

元々は非常にポジティブな言葉であり、それが段々とネガティブな意味に転じていったという経緯です。

icon まとめ

「訝しく」は、「相手やものごとに対する理解が不十分で信用できないと思うこと」です。

ただ疑わしく思うだけではなく、相手に対して関心や興味を持っていて、もっと知りたいと思う気持ちも含まれています。

「怪しく」「胡散臭く」よりはポジティブな言葉なのです。