「心を揺さぶられる」とは?意味と類語!例文と使い方
「心を揺さぶられる」、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
日常的にも使える言い回しですので、どこかで耳にしたことがあるという人も多いかもしれません。
それならば、心が揺さぶられる、という表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「心を揺さぶられる」、という言い回しについて詳しく紹介します。
目次
- 「心を揺さぶられる」とは?
- 「心を揺さぶられる」の類語や言い換え
- 「心を揺さぶられる」を分解して解釈
- 「心を揺さぶられる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「心を揺さぶられる」の英語
「心を揺さぶられる」とは?
「心を揺さぶられる」、という今の私には強く感銘を受け、印象に残る、感動する、という意味があります。
しみじみと感じる、という意味合いもあり、動揺する、という言い回しで表現することも可能です。
例えば、誰かから何か説得をされている時、どうしても相手の言い分を受け入れられないという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
しかし、その人の身の上話などを聞いているうちに心が揺さぶられる、感動して相手の言い分を受け入れざるをえなくなる、ということがありますね。
相手の話に共感する、という場合も「心を揺さぶられる」、と言い表すことが可能です。
- 読み方
- 「心を揺さぶられる」の使い方
読み方
「心を揺さぶられる」、という表現は「こころをゆさぶられる」と読みます。
「心を揺さぶられる」の使い方
「心を揺さぶられる」、という表現はドラマや映画を見たときに涙が出るような気持ちになる、相手の身の上話に同情する、動揺する、などという時に使える表現です。
また、誰かからとても優しい話や良い話などを聞いたとき、気持ちが熱くなったり心を打たれたり、という経験を持つ人もいるでしょう。
小説などを読んで感動した場合もこの表現が使えます。
「心を揺さぶられる」の類語や言い換え
ここでは「心を揺さぶられる」という表現の類義語を紹介します。
- 「感銘を受ける」
- 「心を打たれる」
- 「胸が熱くなる」
「感銘を受ける」
感銘を受ける、という表現は忘れられないほど深く感動する、心に刻みつける、という意味になります。
ビジネスでもよく使われる表現で、就職活動をする時、志望理由などに対して「感銘を受けました」と表現する学生も多いと言われています。
しかし、志望理由にこの表現を使ってしまうとその人らしさが見えない、という批判的な意見もありますから、もしも「感銘を受けました」という表現を使うのであれば、一体どのようなところに感銘を受けたのか、具体的に表現する必要があります。
また、感銘を受けるという表現は忘れられないほど深く感動するという意味であり、そのような事柄は人生に何度も怒ったりしません。
そのため、感銘を受けるという表現をあまりに何度も使ってしまうと、安っぽく聞こえてしまうことがあります。
「心を打たれる」
心を打たれる、という表現は強く感銘を受ける、強い印象を受ける、という意味になります。
深く感動する、という意味でもあり、例えば学校の先生の話などを聞いて心を打たれ、将来について深く考えた、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
あるいは、海外旅行などに行った際に歴史的に古い大きな建造物などを見て、心を打たれるという人もいるかもしれません。
「胸が熱くなる」
胸が熱くなる、という表現は強い感動を抱く、感動が胸に押し寄せる、という意味になります。
感情が高ぶるという意味を持ち、感動的な話を聞いて胸にグッとくるものがある、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
そのような時に胸が熱くなる、という表現が使えます。
「心を揺さぶられる」を分解して解釈
ここでは「心を揺さぶられる」、という表現を分解して紹介します。
- 「心」
- 「揺さぶられる」
「心」
心というのは誰もが持つ者ですが、目に見えるものではありません。
常識的には身体的なもの、あるいは物質的なものとは独立した存在として扱われることが多く、自我や精神などと同じ意味で使われることがあります。
例えば、心が疲れている状態は精神的に疲れている状態、と同じ意味になります。
「揺さぶられる」
揺さぶられる、という表現はラ行5段活用の活用の動詞「揺さぶる」の未然形である「揺さぶら」に、受け身、尊敬、自発、可能の助動詞である「れる」をつけた形になります。
揺れ動くようにする、揺さぶる、という表現の受け身になります。
「心を揺さぶられる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文を紹介します。
- 「心を揺さぶられる」を使った例文1
- 「心を揺さぶられる」を使った例文2
「心を揺さぶられる」を使った例文1
「学生たちのボランティア活動を見て心を揺さぶられました」
日本は自然災害が多い国でもありますが、その一方で、自然災害が起こった後は多くのボランティアたちがそこに集結し、人々を助けようとするという良さでも知られています。
例えば大学生などの中には、自ら被災地に赴き、ボランティア活動に従事するという人もいるのではないでしょうか。
2011年3月11日に起こった東日本大震災は日本全国に大きな衝撃を与えましたが、避難しなければならなかった人たちが寒い仮設住宅で生活をしなければならなくなった、ということで、手作りのマフラーやセーターなどをプレゼントしようと活動を続けていた学生たちがボランティア活動を始めました。
手作りで気持ちを込め、現地に自分たちの手で届けようとする活動は多くの人たちの心も揺さぶり、この活動には様々な学生たちが加わったと言われています。
「心を揺さぶられる」を使った例文2
「マザーテレサの活動に心を揺さぶられ、彼女の活動に加わった女性たちがたくさんいました」
世界的に有名なマザーテレサは、もともと1人でカルカッタでの活動を開始しました。
彼女の活動が話題を呼び、次から次へとたくさんの女性たちが彼女に加わっていたのです。
ここでマザーテレサは「神の愛の宣教者たち」という会を立ち上げました。
その活動は多くの人たちの心を動かし、宗教を超えた助け合いを生み出したとも言われています。
「心を揺さぶられる」の英語
「心を揺さぶられる」、という表現を英語にすると“be moved by”という表現になります。
あるいは“be thrilled by”でも良いでしょう。
“resonate with meやmake an impression on me”という表現を使う人たちもたくさんいます。
「心を揺さぶられる」、という経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
誰かから良い話を聞いたときなど、感動しますよね。
良いものは良い、立派なものは立派だ、と認められるような人材になりたいものです。