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「侍らせる」の意味とは?「侍(はべ)らす」との違い、例文や使い方を紹介!

「侍らせる」、という表現を聞いたことがあるでしょうか。

少女漫画などではイケメンの男子高生が女子高生たちを侍らせている、などと表現されることもあります。

それならば、「侍らせる」という表現にはどのような意味があるのでしょうか。

侍らせる

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「侍らせる」の意味とは?「侍(はべ)らす」との違い、例文や使い方を紹介!>


目次

  • 「侍らせる」とは?
  • 「侍らせる」の類語や言い換え
  • 「侍らせる」を使った言葉と意味を解釈
  • 「侍らせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「侍(はべ)らす」との違い


「侍らせる」とは?

「侍らせる」とは?

「侍らせる」、という表現はラ行5段活用の動詞、「侍る」の未然形である「侍ら」に使役の助動詞「せる」がついた形になります。

妾や側近などを側にさせること、などという意味があり、権力などを使って強く指示し、逆らわせない、などといった意味合いもあります。

侍るという言葉には身分の高い人につき従う、という意味がありますので、「侍らせる」という言葉には身分の高い人につき従わせる、という意味になります。

  • 読み方
  • 「侍らせる」の使い方

読み方

「侍らせる」という表現は「はべらせる」と読みます。

「待」とは漢字の表記が違いますので気をつけましょう。

「侍らせる」の使い方

「侍らせる」、という言葉には従わせる、という意味があります。

「侍」はサムライと読み、昔は貴族の護衛をしている武士たちのことを指していました。

貴族の女性に仕える女性の事は「侍女」と言っていました。

ここからわかるように、「侍らせる」という表現は身分の高い人に従わせるという意味ですが、例えばお金持ちの男性などが女性たちを常にそばに置いておき、楽しく生活しているような状態はまさに「侍らせる」、と表現できます。



「侍らせる」の類語や言い換え

「侍らせる」の類語や言い換え

ここでは「侍らせる」という表現の類義語を紹介します。

  • 「従える」
  • 「奉仕させる」

「従える」

従える、というのは従わせる、服従させる、ということです。

引き連れていく、伴っていく、などという意味もあり、一緒について来させる、という意味を持つこともあります。

「奉仕させる」

奉仕させるという表現はサ行変格活用の「奉仕する」の未然形である「奉仕さ」に、使役の助動詞である「させる」をつけた形になります。

側近などを傍にさせる、「侍らせる」、などといった意味があります。

「侍らせる」を使った言葉と意味を解釈

「侍らせる」を使った言葉と意味を解釈

ここでは「侍らせる」という言葉を使った言い回しを紹介します。

  • 「女を侍らせる」

「女を侍らせる」

「女を侍らせる」、というのは女性をそばに置き、従わせる、という意味になります。

特に男性が女性を常に周りに置いてウハウハな状態でいることを指す場合が多く、少女漫画などでもよく使われた表現になります。



「侍らせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「侍らせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは「侍らせる」という表現を使った例文を紹介します。

  • 「侍らせる」を使った例文1
  • 「侍らせる」を使った例文2

「侍らせる」を使った例文1

「少女漫画では、運動部の主将などが女の子たちを侍らせるイメージがあります」

少女漫画は女の子たちの憧れでもありますから、どうしてもかっこいい男子高生などが女の子たちを「侍らせる様子」を描くことがあります。

中学生や高校生と言えば、恋愛にも関心がある時期ですよね。

かっこいい先輩などに恋心を抱いたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

「侍らせる」を使った例文2

「侍らせる、という言葉は古くから日本に存在したと考えられています」

「侍らせる、侍らす」という表現は古くから日本にあったのではないかと考えられています。

女流作家として有名な清少納言や紫式部も侍女として女官に使えていました。

「侍(はべ)らす」との違い

「侍(はべ)らす」との違い

文語体では侍らす、という表現がよく使われます。

侍らすというのはラ行変格活用の動詞「侍り」の未然形である「侍ら」に使役の助動詞「す」をつけた形になります。

それに対してラ行5段活用の動詞「侍る」の未然形である「侍ら」に使役の助動詞「せる」がついた形になりますから、そもそも単語の構造が異なります。

icon まとめ

「侍らせる」という表現自体は仕えさせて身の回りの世話をさせる、という意味ですが、最近では「女性を侍らせる」、といった表現で使われることが多いかもしれません。

あまり日常的に使う表現ではありませんので、知識として覚えておきましょう。