「気負わず」の意味とは？類語、例文と使い方！

「気負わず」とは?

「気負わず」という言葉を知っている人、まるで知らない人がいるでしょう。

そこで「気負わず」という言葉の読み方と意味を紹介して行きます。

• 「気負わず」の読み方
• 「気負わず」の意味
• 「気負わず」の使い方

「気負わず」の読み方

「気負わず」は「きおわず」と読みます。

「負わず」は「おわず」と読みます。

「けおわず」などと間違えて読まないよう、これを機会に「気負わず」は「きおわず」と読めるようにしておきましょう。

「気負わず」の意味

「気負わず」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「気負わず」は「気負う」という言葉を否定した言葉です。

まずは「気負う」の意味を知りましょう。

「気負う」には「自分こそはと意気込む様子」「気持ちがはやって勇み立つ様子」という意味があります。

そのため「気負わず」には、「意気込まないで」「力まないで」という意味があり、「自然体で」「リラックスをして」という意味や「落ち着いて」という意味も含まれています。

「気負わず」の使い方

「気負わず」という言葉は、気合が入りすぎてしまう時、「今度こそは」「自分だけは」などと、意気込みすぎてしまいそうな時に使う言葉です。

例えば自分のやる気が強すぎて、冷静さを失っていると感じる時、「気負わずに頑張ろう」などと自分に言い聞かせられます。

また自分よりも経験が少ない同僚が、力んで仕事をしているのを見て、「もっとリラックスしてやろう」という意味で「気負わずに行こう」などと声を掛けられます。

「気負わず」の類語や言い換え

「気負わず」という言葉の類語や言い換えられる似た言葉を紹介します。

「気負わず」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「力を抜いて」【ちからをぬいて】
• 「リラックスして」【りらっくすして】
• 「落ち着いて」【おちついて】

「力を抜いて」【ちからをぬいて】

「力を抜いて」という言葉には、「力まない」「脱力して」という意味があります。

体に力が入りすぎている人が歩くと、体がぎくしゃくしてしまいます。

このような状態では、実力を発揮できないため、「力を抜いて」物事を始めるように促すことがあります。

スポーツをした経験がある人は、始めたばかりの頃、やたらと力が入りすぎてミスをした経験があるかもしれません。

このような時に大切なのが「力を抜く」ことになります。

「リラックスして」【りらっくすして】

「リラックスして」という言葉も、「気負わず」と同じような場面で使います。

「リラックス」には、「くつろぐこと」「緊張を緩めてゆったりすること」などの意味があります。

そのため緊張が強すぎる人に「リラックスして」と声をかけ、緊張を緩めるように促します。

「落ち着いて」【おちついて】

「落ち着いて」という言葉も、「気負わず」に通じる言葉です。

「落ち着く」には「動揺を鎮め、安定した状態になる」という意味があります。

そのため「落ち着いて」は「動揺を鎮め、安定した状態になろう」と促す時に使います。

「気負わず」を使った言葉と意味を解釈

「気負わず」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。

「気負わず」という言葉を使いやすくするような言葉を紹介します。

• 「気負わず焦らず」【きおわずあせらず】
• 「気負わず生きる」【きおわずいきる】
• 「気負わず頑張って」【きおわずがんばって】

「気負わず焦らず」【きおわずあせらず】

「気負わず焦らず」という言葉があります。

仕事をする時、人生を歩む時に知っておきたい言葉です。

「焦らず」には、「早くやろう、うまくやろうと思ってイライラしない」という意味があります。

何かを始める時は、「早く、上手に達成しよう」と思って、その通りに行かないとイライラしてしまいがちですが、「気負わず焦らず」という言葉を知っていれば、そのように思うこともなくなるかもしれません。

「気負わず生きる」【きおわずいきる】

「気負わず生きる」という言葉があります。

「自分だけは成功しよう」などと思わず、自然体で生きて行こうという意味があります。

毎日を確実に進み、夜眠る時に満足できるような生き方が、「気負わずに生きる」という生き方に通じるかもしれません。

「気負わず頑張って」【きおわずがんばって】

「気負わず頑張って」という言葉があります。

例えば、テニスの試合に出る時、同じ学校の生徒が全敗しているような状況があります。

このような時「自分だけは絶対に勝たないと」と「気負う」ことがあります。

「気負う」と力みが出て、普段のプレーができず、負けにつながる可能性があります。

そうならないように、周囲の人が気負いそうな場面ほど、「気負わずに頑張って」と声を掛けます。

「気負わず」を使った例文や短文など

「気負わず」を使った例文や短文を紹介して行きます。

「気負わず」の使い方を、例文を通じて覚えて行きましょう。

• 「気負わず」を使った例文1
• 「気負わず」を使った例文2

「気負わず」を使った例文1

「『気負わず』諦めず、毎日を丁寧に生きて行こう」

この例文は、誰かの人生のモットーのようなものかもしれません。

「絶対に成功してやる」とか「成功しないなら死んだも同然だ」などと思わず、かといって置かれた状況で諦めたりせず、毎日をきちんと生きて行こうという心が、この例文で表現されています。

「気負う」ことが、良い結果につながるなら、「気負う」ことは悪いことではありませんが、ほとんどの場合「気負う」ことが悪い結果につながるでしょう。

だとしたら、「気負わず」生きることが大切かもしれません。

「気負わず」を使った例文2

「期待されていないと思うと『気負わず』仕事ができる」

人が好結果を出す時のパターンとして、「期待されていなかった」というケースがあります。

例えばオリンピックで優勝候補に挙げられていなかった人が、リラックスして協議に臨み、メダルを獲得したという例がいくつもあります。

ビジネスシーンでも、このパターンは同様にあり、誰にも期待されていないからと開き直ってした仕事が、思わぬ好結果につながるということは良くあります。

次回以降は期待されるため、そこでいかに「気負わず」を貫けるかが大切になるかもしれません。