「顔を突き合わせる」とは?使い方や意味・類語・「顔を合わせる」との違いも解説!
「顔を突き合わせる」という表現は、見聞きすることがあっても、詳しい意味までは知らないという人も多いでしょう。
目次
- 「顔を突き合わせる」とは?
- 「顔を突き合わせる」の使い方・「顔を合わせる」との使い分け
- 「顔を突き合わせる」の類語や言い換え
- 「顔を突き合わせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「顔を突き合わせる」とは?
「顔を突き合わせる」は、その相手としっかりとした形で会うことです。
一時的にでもそのような形になれば(その相手が分かる形で会ったのであれば)、「顔を突き合わせた」と表現していいでしょう。
この「はっきり」とは、誰か(名前などが)だということまで分かる必要はなく、「先ほど廊下で顔を突き合わせた相手が、次に対戦する相手だった」などという使い方ができます(その廊下ではっきりとその人と会ったという意味です)。
「顔を突き合わせる」の使い方・「顔を合わせる」との使い分け
「顔を合わせる」は、誰かに「会う」という意味で使う言葉です。
「彼とはさっき顔を合わせたよ」と使うと、その彼と「さっき会ったよ」と言っているのと同じです。
「顔を突き合わせる」の方も、会うことという意味では一緒ですが、単に会うというだけでなく、それを強調した表現だと考えると分かりやすいでしょう。
「顔を突き合わせる」の類語や言い換え
「顔を突き合わせる」と似た意味の言葉や、言い換えになる表現などです。
- 「体面する」【たいめんする】
- 「向き合う」【むきあう】
「体面する」【たいめんする】
この言葉も、ただ「会う」というだけでなく、「はっきり」と会ったという意味になります。
「顔を突き合わせる」と言い換えることができる場合も多く、とても似ている表現です。
「向き合う」【むきあう】
「顔を突き合わせる」は、「しっかりと向き合う」という意味で使われることもあります。
この解釈の場合、文字通り「突き合わせた」ことの表現になり、「会う」という喩表現としては使っていません。
その場合に限り、「向き合う」が類語になると考えていいでしょう。
「顔を突き合わせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「顔を突き合わせる」を使った例文や短文と、その意味の解釈です。
「向き合う」という意味で使っているものも挙げてみます。
- 「顔を突き合わせる」を使った例文1
- 「顔を突き合わせる」を使った例文2
「顔を突き合わせる」を使った例文1
「こんなところで彼と顔を突き合わせるとは思わなかった」
その彼と会ったと強調したい為に「突き合わせる」と使っている例文です。
このような使い方では、それがあまり自分にとって好ましくないというニュアンスも含まれていると解釈してください。
「顔を突き合わせる」を使った例文2
「顔を突き合わせてみて、この前に会った人だと気付いた」
はっきり向き合ってみて、前に会ったことがあると気付いたと言っています。
こちらの意味での使い方は、この例文のように、前後の文体からそれだと分かりやすいです。
「顔を突き合わせる」は、「突き合わせた」という形で、はっきりと会ったという意味で使うことが多い言葉です。
「向き合う」という意味で使うことがあるとも覚えておきましょう。