「去ね」とは?読み方や意味使い方
「去ね」という言葉の意味や読み方を紹介します。
また「去ね」を使った言葉などを紹介します。
目次
- 「去ね」とは?
- 「去ね」の使い方や使うときの注意点
- 「去ね」の類語や言い換え
- 「去ね」を使った言葉など(意味を解釈)
「去ね」とは?
「去ね」という言葉を知っているでしょうか。
今回初めて知ったという人もいるかもしれません。
そこで「去ね」の読み方や意味をしょうかいします。
- 「去ね」の読み方
- 「いぬ」の命令形
「去ね」の読み方
「去ね」は「いね」と読みます。
読み方が難しい言葉のため、普通に読める人はあまりいないかもしれません。
そもそも、「去ね」という言葉は、京都で使われていた言葉で、方言とも古語とも言えます。
「いぬ」の命令形
「去ね」という言葉は、「いぬ」の命令形です。
そこで「いぬ」という言葉の意味を知りましょう。
「いぬ」は「去ぬ」と書き、「いぬ」んは「行く」や「去る」という意味があります。
また「時が過ぎる」「死ぬ」などの意味があります。
その「いぬ」を命令形にするため、「去ね」には、「行け」「去れ」などの意味があります。
「去ね」の使い方や使うときの注意点
「去ね」には「帰れ」「去れ」などの意味がありますが、基本的に現在は使われていない言葉のため、ほとんど意味が通じない可能性があります。
関西エリアや、京都に暮らしている高齢の方など一部の人は、知っているかもしれません。
しかし「去ね」は命令後であり、基本的に使うと失礼な言葉です。
若い人が目上の人に使っていい言葉ではありません。
もし使って、相手が意味を知っていたら、喧嘩を売られたと思われるかもしれません。
そこで仲間同士で教養のひとつとして、京言葉を使えるようにして遊ぶ時など、自ら「去ね」という言葉を使う場面を作ってみましょう。
「去ね」の類語や言い換え
「去ね」という言葉の類語や言い換えられるような言葉を紹介します。
「去ね」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「帰れ」【かえれ】
- 「死ね」【しね】
「帰れ」【かえれ】
「帰れ」には、「家に戻れ」「元の居場所に行け」などの意味があります。
「帰る」を命令形に換えた言葉で、「帰れ」は「帰るように強制的に仕向ける」という意味があります。
「死ね」【しね】
「去ね」には「死ね」という意味が含まれています。
「死ね」には、「死ぬように言う」という意味があります。
実際に「死ぬ」人はいないため、脅し文句として使われて居たり、悪口の一種として使われることがほとんどです。
「去ね」を使った言葉など(意味を解釈)
続いて「去ね」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「去ね」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「黙して去ねい!」【もくしていねい】
- 「去ねや」【いねや】
「黙して去ねい!」【もくしていねい】
「黙して去ねい!」という言葉があります。
「もくしていねい」と読み、意味は「黙って去れ」になります。
格闘ゲームとして人気が高い「ストリートファイター」の中で、豪鬼というキャラクターが使うことで知られています。
「去ねや」【いねや】
「去ねや」という言葉があります。
「去ねや」は関西人が使うことがある言葉で、「帰れ」という意味があります。
関西エリアでも、「去ねや」は、あまり若い世代の人は使わないため、使っても意味が通じにくいかもしれません。
「早う去ね」【はよういね】
「早う去ね」には「さっさと帰れ」という意味があります。
または「速やかに立ち去れ」と促す言葉として使われます。
「去ね」という言葉について見てきました。
「去ね」は、関西エリアの方言で「帰れ」などの意味がある言葉です。
あまり若い世代の人は使わない言葉ですが、一部のエリアや、一部の人は日常的に使っている可能性があります。
このように「方言」は、エリアによって知っている人、知らない人、使っている人、使わない人が分かれるため、使う時は慎重になりましょう。