「つかあさい」とは?意味や使い方
テレビドラマや映画の中で俳優が「つかあさい」と言っていることがあります。
一体どの様な意味なのでしょうか、語源も併せて紹介します。
目次
- 「つかあさい」とは?
- 「つかあさい」の使い方
- 「つかあさい」の語源
- 「つかあさい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「つかあさい」とは?
「つかあさい」が使われる地方や意味について紹介します。
- 「つかあさい」はどこの方言?
- 「つかあさい」の意味
「つかあさい」はどこの方言?
「つかあさい」は、広島県の方言ですが、岡山県や島根県など瀬戸内の一部で使われている地域があります。
現在では若い人は標準語化が進んでいるのであまり使わず、高齢者が使っていることが多くなります。
「つかあさい」の意味
「つかあさい」とは、「〇〇して下さい」「〇〇してちょうだい」という意味です。
方言ですが非常にくだけた言い方に聞こえので耳に残る人もいるでしょう。
何かお願いごとがあり、人に対して言う時にこの様な言い方をするのです。
現代ではメディアが発達していて、地方の人でも標準語で話すことが多いのですが、ドラマや映画など、その地方独特の雰囲気を出したい時に「つかあさい」というセリフを盛り込むことがあります。
「つかあさい」の使い方
「つかあさい」は、人に何か頼みごとをする時に使います。
但し、現在では方言であってもカジュアルな言葉とされていますので、ビジネスや面接などの堅苦しいシーンでは使えません。
あくまで親しい間同士で話している時に使われています。
「つかあさい」の語源
「つかあさい」の語源は、「遣わす(つかわす)」から来ています。
意味は「与える、あげる」で、この言葉の動作の主体が入れ替わり、「あげる」から「ください」になった時に「遣わさい」と言われました。
この言葉が変化して「つかあさい」になったと言われています。
「つかあさい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「つかあさい」を使った例文を紹介します。
- 「堪忍してつかあさい」を使った例文1
- 「こらえてつかあさい」を使った例文2
- 「頑張ってつかあさい」を使った例文2
「堪忍してつかあさい」を使った例文1
「本人も反省してますんで、堪忍してつかあさい」
自分の子供がわるふざけをして相手を怒らせた時の言葉です。
親が子供に代わって「許して下さいね」と謝罪する時にこの様にいいます。
「こらえてつかあさい」を使った例文2
「相手は子供ですし、こらえてつかあさい」
今度は子供にわるふざけをされて怒っている人をなだめる時の言葉です。
相手に対して「大人なのでここは我慢してくださいね」と言っています。
「頑張ってつかあさい」を使った例文2
「チャンスだと思って頑張ってつかあさい」
身内や親しい人が大きな仕事を引き受けたり、何かのに挑戦する日に、送りだす時の言葉です。
「一生懸命励んで下さいね」という意味で使われています。
「つかあさい」は、「〇〇して下さい」という意味で、広島を中心に高齢者が使っている方言です。
方言ですのでビジネスの場ではなく、カジュアルなシーンで使う様にしましょう。