「嫉み」とは?意味と読み方!類語や言い換え
「嫉み」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「妬みや嫉み」はどのように違うのでしょうか。
ここでは「嫉み」という表現について紹介します。
目次
- 「嫉み」とは?読み方
- 「嫉み」の言葉の使い方
- 「嫉み」を使った言葉と意味を解釈
- 「嫉み」を使った例文と意味を解釈
- 「嫉み」の類語や言い換え
- 「嫉み」の英語や解釈
「嫉み」とは?読み方
「嫉み」という言葉は「そねみ」と読みます。
羨ましくて悔しいというニュアンスが含まれた表現であり、相手が羨ましい、そしてその分だけ憎らしい、という感情になります。
例えば、最近では婚活という言葉が一般的になりましたが、大学の時はまさか結婚できないだろうと思っていた女性の友人が高級官僚と結婚した、などという話を聞くと、羨ましいという気持ちと同時に妬ましいという気持ちが出てきてしまうのではないでしょうか。
それこそまさに「嫉み」という気持ちになります。
また、婚活という言葉によく似た表現で妊活という言葉がありますが、不妊治療が逆になっています。
なかなか子供ができない人にとって、SNSなどで誰かが妊娠した、子供が生まれた、などというニュースを見ると心穏やかではいられない、などという場合もあるでしょう。
そのような場合も「嫉み」という気持ちがある、ということになります。
「嫉み」の言葉の使い方
妬みという言葉は感覚として感じる事はあっても、言葉として使う事はあまりないかもしれません。
また、実際に憎らしいという気持ちを感じたとしても、その気持ちは相手に知られたくないということも多いですよね。
例えば、赤ちゃんが欲しいと思っている人が「あの人が妊娠したらしい」というニュースを聞けば、心穏やかではいられないのは自然なことですが、だからといって素直に「おめでとう」と言えない状態は誰かに知られたくないのではないでしょうか。
そのため、「嫉み」という感覚はあくまでも気持ちで感じるものであり、日常的にこの言葉を使うわけではありません。
「嫉み」を使った言葉と意味を解釈
ここでは妬みという言葉を使った言い回しを紹介します。
- 「妬み嫉み」
「妬み嫉み」
「妬み嫉み」は「ねたみそねみ」と読みます。
これは他人を羨ましく思い、憎らしいと思う感情のことを指しており、妬みという言葉は羨ましくて相手を憎らしく感じるという意味合いがあります。
「嫉み」という言葉には羨ましくて悔しいという気持ちが含まれ、これらは非常によく似た感情です。
そのため、この2つの単語を合わせて使うことが多いのです。
「嫉み」を使った例文と意味を解釈
ここでは「嫉み」という言葉を使った言い回しを紹介します。
- 「嫉み」を使った例文1
- 「嫉み」を使った例文2
「嫉み」を使った例文1
「私は合格しなかったのに、彼は合格した。どうしても嫉みを感じてしまう」
自分と同等、あるいは自分よりも劣っていると感じている人が何かに合格し自分は落ちてしまった、という場合、どうしても悔しいという感覚が芽生えてしまうのではないでしょうか。
「嫉み」という気持ちは自分を成長させるためには大切な感情だと考えられます。
例えば、うまくいった人を見て悔しい、私も頑張ろう、と思えなければ人間は成長できません。
だからといってその人を遠ざければ良いというわけではなく、それによって自分も頑張ろうと思えるのであれば、「嫉み」という感覚は悪いものではありません。
という感覚は悪いものではありません。
「嫉み」を使った例文2
「大学時代の友達の中で、独身者は私だけになってしまった。どうしても嫉みがある」
最近は結婚をしないという人も増えていますが、そのような中で周りの人が結婚していくと焦りを感じてしまう女性は珍しくないと言われています。
特に女性は35歳を過ぎると妊娠や出産がしにくくなるとも言われており、婚活においても30代を過ぎた女性はあまり需要がないとも言われています。
30歳を過ぎると周りに対して「嫉み」を感じる女性が増えると言われています。
「嫉み」の類語や言い換え
ここでは類義語をいくつか紹介します。
- 「岡焼き」
- 「やきもち」
- 「妬み(ねたみ)」
「岡焼き」
岡焼きという言葉は他の男女が親しくしている様子に対し、傍からやきもちを焼く、という意味になります。
例えば自分の好きな人が他の異性と話をしていると、どうしても悔しいと感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
そのような状態はまさに岡焼きといえます。
傍(はた)からやきもちをやくという言葉が語源になっていると考えられます。
「やきもち」
やきもちというのは自分が気になる人に関心を持つことにより、その人が他の異性と話をしているときに感じてしまう気持ちを察します。
なんとなく可愛らしい印象を与えることもあり、特にやきもちを焼く女性に良いイメージを持つ男性は少なくないと言われています。
「妬み(ねたみ)」
妬みというのは他の人を羨ましく思い、その分だけ憎いと感じてしまう気持ちになります。
例えば、自分が全然出世できていない時に大学の同級生がどんどん出世していたりすると、「失敗したら良いのに」などと感じてしまうことがあるのではないでしょうか。
相手の失敗を望んだ場合、それはまさに「妬み」となります。
「嫉み」の英語や解釈
「嫉み」という表現を英語にすると、“jealous”や“envy”という表現になります。
例えば、「彼女の心の中には常に嫉みが溜まっている」という表現であれば“She constantly harbors envy in her mind.”になります。
「嫉み」という感覚は、自分がそのように感じているということを他の人には知られたくないというものかもしれません。
しかし、他の人を羨ましいと思うことで成長できることもありますから、相手の失脚を期待するのではなく、自分の成長のために努力を続けていきたいものです。