「いやおうなしに」とは?使い方や例文や短文など徹底解釈
「いやおうなしに」という言葉を聞くと束縛された気分になる人もいるでしょう。
どの様な意味で、どんなシーンに使われるのかを紹介します。
目次
- 「いやおうなしに」とは?
- 「いやおうなしに」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「いやおうなしに」の類語
- 「いやおうなしに」の英語や例文(解釈)など
「いやおうなしに」とは?
「いやおうなしに」の漢字や意味について紹介します。
- 漢字
- 「いやおうなしに」の意味
漢字
「いやおうなしに」の漢字表記は「否応無しに」になります。
漢字にすると「否」を「いや」と読みにくいので、平仮名表記にすることが多くなります。
「嫌応なしに」と書き間違わないように注意しましょう。
「いやおうなしに」の意味
「いやおうなしに」の意味は、「承知も不承知も言わせないこと」「良いか悪いかを選ばせないこと」です。
人に何かをお願いした時に、相手にはそれを断る権利がある筈です。
しかし言い出した方が立場を利用したり、強引に相手を意のままに動かすことがあります。
相手はそれを断れば自分が不利な立場にされるのではと不安に思ったり、或いは単に気が弱くて断れずに相手の言いなりになってしまうのです。
この様に相手に選択の余地を与えず強制的に何かをさせることを「いやおうなしに」と言うのです。
「いやおうなしに」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「いやおうなしに」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「いやおうなしに」を使った例文1
- 「いやおうなしに」を使った例文2
「いやおうなしに」を使った例文1
「いやおうなしに残業を押し付けられた」
ビジネスで、上司や先輩から「今日残れるよね?」と言われます。
本人は用事があって断りたいところですが、「これ明日までだから」と言われて資料を渡されてしまい、断れない状態になってしまったことを表します。
「いやおうなしに」を使った例文2
「いやおうなしに飲み会に参加させられた」
会社で忘年会などは半ば強制参加させられるものです。
「社長も出席するから」と言われてしまうと、断る訳にはいかずに渋々参加する羽目になります。
「いやおうなしに」の類語
「いやおうなしに」の類語を紹介します。
- 「有無を言わさず」【うむをいわさず】
- 「是が非でも」【これがひでも】
「有無を言わさず」【うむをいわさず】
本人にとって有りか無しかを選ばせないことで、「いやおうなしに」の言い換えとして使われています。
「是が非でも」【これがひでも】
善悪にかかわらず何であってもという意味です。
こちらは相手に対してだけではなく自分の気持ちも表すことがあります。
「いやおうなしに」の英語や例文(解釈)など
“She was forced to work overtime willy-nilly.”
「彼女はいやおうなしに残業させられた」となります。
“be forced 〜willy-nilly”で「いやおうなしに〜させられる」という意味になります。
「いやおうなしに」は「承知も不承知も言わせないこと」です。
パワハラをする上司や先輩のことを表すのに使ってみましょう。