「心境」とは?意味と類語!例文と使い方!「心境」と「心情」の違い
「心境」の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「心境」と「心情」の違いを紹介します。
さらに「心境」を使った言葉や例文、類語や英語を紹介して行きます。
目次
- 「心境」の意味とは?
- 「心境」と「心情」の違い
- 「心境」の使い方
- 「心境」を使った言葉など解釈
- 「心境」を使った例文や短文など
- 「心境」の類語や言い換え
- 「心境」の英語や例文など
「心境」の意味とは?
みなさんは「心境」という言葉を知っているでしょうか。
知らない人も多いかもしれません。
そこで「心境」の読み方や意味を紹介して行きます。
- 「心境」の読み方
- 「心境」の意味
「心境」の読み方
「心境」は「しんきょう」と読みます。
「しんけい」などと読み間違えないように注意しましょう。
「心境」の意味
「心境」には「物事について考える心の状態」という意味があります。
また「その時の心の状態」「その時の気持ち」という意味があります。
例えば、「当時の心境を語る」という言い回しがありますが、この文章には「その当時、どのような気持ちだったかを語る」という意味があります。
このように、「心境」には「その時の心の状態や気持ち」とい意味があります。
「心境」と「心情」の違い
「心境」と「心情」という言葉は、見た目が良く似ている言葉です。
この二つの言葉の違いは、どのようなものでしょうか。
「心情」には、「心の中にある、思いや感情」という意味があります。
一方「心境」には、「その時の心の状態」という意味があります。
「心境」に使われている「境」という言葉には、「置かれている様子」という意味があり、「心情」に使われている「情」には、「物事に対する心の動き」という意味があります。
そのため「心境」という言葉を使う時は、「自分が置かれている状態に対して、どのような心の状態になったか」を話す時、また「心情」という言葉を使う時は、「物事に対してどのように思ったか」を話す時になります。
二つの言葉には、このような違いがあります。
「心境」の使い方
「心境」という言葉の使い方を紹介します。
「心境」には「その時の心の状態」や「その時の気持ち」という意味があります。
ある時に、どのような心の状態だったかを話す時、または聞きたい時に「心境」という言葉を使ってみましょう。
例えば、転職を決めた人の心の状態を知りたい時に、「転職を決めた心境を教えて」などと言います。
また「入社式の日の気持ち」や「新婚時代の気持ち」などを話す時にも、「当時の心境」という言い回しを使って説明できます。
このように、ある時代の、ある日の気持ちなどを表現したい時に、「心境」という言葉を使ってみましょう。
「心境」を使った言葉など解釈
次に「心境」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「心境」を使う時に役立つような、使い勝手の良い言葉を紹介します。
- 「心境の変化」【しんきょうのへんか】
- 「心境報告」【しんきょうほうこく】
- 「心境を察する」【しんきょうをさっする】
「心境の変化」【しんきょうのへんか】
「心境の変化」は、「心境」という言葉を使ったポピュラーな表現です。
「心境の変化」には「心の状態や気持ちが変わる様子」という意味があります。
例えば付き合っていた彼氏と別れる時、彼氏と付き合おうと決めた人は、「心境の変化」があったはずです。
このような「心の状態や気持ちが変わった」と感じられる時、「心境の変化」という言葉を使います。
「心境報告」【しんきょうほうこく】
「心境報告」という言い回しも良く使います。
例えば新婚したばかりのカップルに話を聞く時など、「心境報告をお願いします」などと言います。
何か大きな出来事が起きた時、出来事自体にも注目が集まりますが、その時に登場人物が何を感じていたかにも注目が集まります。
そこで記者会見を開き、事件の当事者が「心境報告」をするケースがあります。
「心境を察する」【しんきょうをさっする】
「心境を察する」という言い回しも使われることが多い言葉です。
例えば、仕事を失敗してしまった人は、どのような気持ちになっているのか、直接聞くまでもないでしょう。
「苦しい」「哀しい」「恥ずかしい」など、ネガティブな気持ちになっているはずです。
このような時は、「心境を察して」ほっておくのが優しさかもしれません。
そこで、あれこれ質問したがる人に「心境を察しなさい」などと言ってたしなめることがあります。
「心境」を使った例文や短文など
続いて「心境」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「心境」をどのように文章に組み込めばいいか、例文を通じて理解しましょう。
- 「心境」を使った例文1
- 「心境」を使った例文2
「心境」を使った例文1
「事件当時の『心境』を語る被害者」
この例文のような場面を、ワイドショーなどを通じて見られます。
世間的に注目を集めた事件が解決した後で、その当時の被害者の「心境」を知りたいと思う野次馬根性があるかもしれません。
被害者の傷が癒えて、話してもいいと感じた時に取材が行われ、例文のような場面が登場します。
「心境」を使った例文2
「離婚したばかりのA君の『心境』を察し、何も言わずに見守る」
この例文に登場するA君の気持ちは、どのようなものか想像することは容易でしょう。
きっと哀しい、辛い、さみしいと思っているのではないでしょうか。
また深く傷ついていることが予想できます。
そのようなA君の「心境を察し」放っておいてあげるのが、本当の優しさかもしれません。
「心境」の類語や言い換え
「心境」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「心境」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「気分」【きぶん】
- 「気持ち」【きもち】
「気分」【きぶん】
「気分」には「健康状態や、周囲の状況において作られる気持ち」という意味があります。
例えば、体の調子が悪い時は、何となく「気分」も悪くなるものですし、周囲の状況が険悪な場合は「気分」も悪くなるでしょう。
このようなふわりとした気持ちを、「気分」と言います。
「気持ち」【きもち】
「気持ち」には「心の置かれている状態」という意味があります。
「気持ちがいい」「気持ちが悪い」など、様々な場面で「気持ち」という言葉を使います。
「心境」の英語や例文など
「心境」という言葉を英語にした時の表現を紹介します。
「心境」を英語にすると、“state of mind”(ステートオブマインド)や“mental state”(メンタルステート)になります。
また「心境を語る」という場合は、“speak one’s mind”(スピークワンズマインド)になります。
「心境」という言葉について見てきました。
どのような場面でも、必ずその時の「心境」があります。
過去を振り返った時、印象的な出来事が思い返されますが、その当時、どのように感じていたのかまで、振り返ってみてはいかがでしょうか。