「取り乱す」とは?意味と類語!例文と使い方!
「取り乱す」という言葉の読み方や意味、使い方を紹介します。
また「取り乱す」を使った言葉や、「取り乱す」を使った例文を紹介して行きます。
さらに「取り乱す」の類語や英語を紹介して行きます。
目次
- 「取り乱す」の意味とは?
- 「取り乱す」の類語や言い換え
- 「取り乱す」の言葉の使い方
- 「取り乱す」を使った言葉など解釈
- 「取り乱す」を使った例文や短文など
- 「取り乱す」の英語や例文
「取り乱す」の意味とは?
みなさんは「取り乱す」という言葉を知っているでしょうか。
最近「取り乱す」行為をした人もいるかもしれませんし、まるで意味を知らない人もいるでしょう。
そこで「取り乱す」の読み方や意味を紹介します。
- 読み方
- 意味
読み方
「取り乱す」は「とりみだす」と読みます。
「とりらんす」などと読み間違えないように注意しましょう。
「取り乱す」は「とりみだす」と読むようにしましょう。
意味
「取り乱す」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「取り乱す」には大きく分けて二つの意味があります。
ひとつ目が「物を散らし乱す」という意味です。
例えば部屋中に物が散乱している時、その様子を「部屋を取り乱す」などと言います。
二つ目が「理性を失ってはしたなく振る舞う」という意味です。
例えば悲しすぎる出来事が起こった時、人前にもかかわらず声を出して泣いてしまうかもしれません。
本来は、人前で泣くだけでも恥ずかしく、大声で泣くなどありえないことですが、このような行為をしてしまう時、「取り乱す」という言葉を使います。
また、どちらかといえば、後者の意味で「取り乱す」という言葉を使うのが一般的になっています。
「取り乱す」の類語や言い換え
続いて「取り乱す」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「取り乱す」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「慌てる」【あわてる】
- 「狼狽える」【うろたえる】
- 「浮足立つ」【うきあしだつ】
「慌てる」【あわてる】
「慌てる」という言葉を良く使います。
「慌てる」には、「騒ぎまどう」「とても急ぐ」という意味があります。
例えば寝坊をして会社に送れてしまいそうな時、とても急いで支度をするなどして「慌てる」のではないでしょうか。
このように「慌てる」は、「取り乱す」とよく似た意味を持つ言葉です。
「狼狽える」【うろたえる】
「狼狽える」は読み方が難しい言葉です。
「狼狽える」は「うろたえる」と読み、「慌て迷う」という意味があります。
とにかく慌ててしまい、何をしていいか分からなくなってしまうような時、「狼狽える」という言葉を使います。
「浮足立つ」【うきあしだつ】
「浮き足立つ」には「落ち着きがなくなる」「逃げ腰になる」という意味があります。
スポーツの試合を見ていると、そのような場面を見られます。
例えばサッカーの国際試合で、日本のチームが強豪国に一点リードした途端に、落ち着きがなくなったり、逃げ腰になってリードを守ろうとしてしまうことがあります。
本来の実力を発揮できなくなり、逆転を許すような時、「浮足立つ」と言えます。
「日本チームが浮足立ち、自滅した」などと言われます。
「取り乱す」の言葉の使い方
「取り乱す」という言葉の使い方を紹介します。
「取り乱す」には、理性を失ってはしたなく振る舞うという意味で使われることが多いため、そのような場面で使ってみましょう。
例えば海外旅行先でパスポートを無くしてしまった時、誰もが理性を失うほど慌てるのではないでしょうか。
路上で旅行鞄を開けて、荷物を道路に散乱させながら、パスポートを探す人もいるでしょう。
このような理性を失った行為は「取り乱す」という言葉にぴったりです。
「パスポートを無くして取り乱す」などと表現してみましょう。
このように、理性を失ってしまうほど、慌てたり驚いたりする場面は多くなるものです。
そのような場面に出会った時に「取り乱す」を使ってみましょう。
「取り乱す」を使った言葉など解釈
「取り乱す」を使った言葉を紹介します。
「取り乱す」を使う時に知っておくと便利な言葉を紹介します。
- 「取り乱して泣き喚く」【とりみだしてなきわめく】
- 「取り乱しました」【とりみだしました】
「取り乱して泣き喚く」【とりみだしてなきわめく】
「取り乱して泣き喚く」は、「取り乱す」という言葉を使う時に、良く使われる表現です。
理性を失ってはしたなく振る舞う時、大声で泣く場面が多いためです。
例えば事故で大切な人を失った人は、理性を失い、大声で泣いてしまっても仕方がないでしょう。
このような時、「取り乱して泣き喚く」ことになります。
「取り乱しました」【とりみだしました】
「取り乱しました」という言葉も使い勝手がいい言葉です。
例えばパスポートを無くして、路上でバッグを広げて大騒ぎをしてしまった人が、無事にパスポートを発見した後に、このような発言をします。
落ち着きを取り戻した後で、自分のはしたないふるまいを反省して「取り乱しました」という言葉を発します。
「取り乱す」時は、ほとんどの場合、周囲の人に迷惑を掛けてしまいます。
そこで反省の意を込めて「取り乱しました」と言います。
「取り乱す」を使った例文や短文など
「取り乱す」を使った例文や短文を紹介します。
「取り乱す」を使った文章を見て、使い方のコツを覚えましょう。
- 「取り乱す」を使った例文1
- 「取り乱す」を使った例文2
「取り乱す」を使った例文1
「バンジージャンプが怖すぎて、橋の上で『取り乱す』」
この例文のような経験をした人がいるかもしれません。
バンジージャンプを飛ぼうと思ったのはいいものの、実際に橋の上に立った瞬間、怖すぎて泣き喚いてしまう人は、「橋の上で取り乱す」ことになります。
「取り乱す」を使った例文2
「いきなり振られたA君は、ホテルのロビーで『取り乱す』」
この例文のように、予想していなかったタイミングで異性に振られた時、「取り乱す」ことがあります。
ホテルをチェックアウトするタイミングで「別れよう」と言われた人が、泣き叫ぶなどして「取り乱す」ことになるかもしれません。
「取り乱す」の英語や例文
「取り乱す」という言葉を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「取り乱す」は英語にすると、“go to pieces”(ゴーツーピースズ)になります。
“go to pieces”には「バラバラに」や「取り乱す」という意味があります。
また“be flurried”(ビーフルリード)にも「慌てる」「取り乱す」という意味があります。
「取り乱す」という言葉について見てきました。
みなさんも、予期せぬタイミングで驚くような出来事が起きた場合、「取り乱す」かもしれません。
そのようなタイミングで、この言葉を使ってみましょう。