「アドオン(add-on)」とは?ソフトウェアや利息、旅行、ビジネスでの使い方までを完全網羅!
アドオン(add-on)という表現は、様々な場面で使われます。
その場面ごとに異なる意味で用られる為、これといった決まった意味はない言葉です。
目次
- 「アドオン(add-on)」とは?
- 「アドオン(add-on)」機能の使い方
- 「アドオン(add-on)」の日本語での言い換えや解釈
- 「アドオン」を使った言葉と意味を解釈
- 「アドオン」の言葉のビジネスでの使い方
- 「アドオン」を使った例文と意味を解釈
「アドオン(add-on)」とは?
アドオン(add-on)は、言葉自体の意味としては、「追加する」というだけの言葉です。
しかし、場面によって色々な意味で使うことができる便利な言葉となっています。
これは、日本語で「アドオン」と使う場合だけでなく、英語としての"add-on"でも一緒です。
一番有名な使い方は、「ソフトウェアの追加機能」を表す為に使う場合で、「それにはアドオン(add-on)が必要だ」といった形になります。
「アドオン(add-on)」機能の使い方
上に挙げた「ソフトウェアの追加機能」としてのアドオン(add-on)は、標準では搭載されていない機能を追加するものです。
動画の編集ソフトで例を挙げると、インストールした標準の状態ではできないモザイク編集が、その為のアドオンによってできるようになるという具合です。
各ネットブラウザの拡張機能と呼ばれるものも、このアドオン(add-on)の1つです。
特に「Firefox」というブラウザは、各種のアドオン(add-on)あってこそだと言われているくらいです。
アドオン(add-on)は、そのソフトウェアとして公式のものだけでなく、ユーザーが作ったものも多く存在します。
中には公式のものより性能や使い勝手がいいものも少なくなく、そのようなアドオン(add-on)を探すのもまた面白いものです。
「アドオン(add-on)」の日本語での言い換えや解釈
ここまでに紹介してきた「アドオン(add-on)」は、既に挙げたように、「拡張機能」と言い換えることができます。
「追加機能」と呼ばれることもあり、どちらでも意味は一緒です。
ただし、このアドオン(add-on)はどんなソフトウェアにも組み込むことができる訳ではありません。
先のFirefoxは、公式でアドオンの提供があり、ソフトウェアにそれを検索できる機能まで付いていますが、全くアドオン(add-on)に対応していないソフトも数多く存在します。
また、改造まがいの無理をしないと組み込めないという場合もあり、そのようなアドオン(add-on)は自己責任の上で利用してください。
「アドオン」を使った言葉と意味を解釈
アドオンをその他の意味で使っている場合の紹介です。
これらは見掛けることも多い表現なので、是非意味を覚えておきましょう。
- 「アドオン方式」利息(クレジットの場合は手数料)
- 「アドオン運賃」旅行など
「アドオン方式」利息(クレジットの場合は手数料)
キャッシングや各種のローン(クレジットカードも含む)を利用した際に、発生する利息の方式の1つです。
かつてはこの言葉と共にそのような方式も使われていましたが、今は見掛けることはないでしょう。
利息は、その時点での借り入れ残高を元に計算されるものです。
例えば、10万円を年利15%という金利で借りた場合、1ヶ月でおよそ1230円の利息が発生します。
10回払いで返済するなると、最初の1回目はその1230円の利息が乗せられますが、返済が進むに連れて元金の10万円が減っていく為、返済の度に支払う利息も序々に減っていきます。
しかし、アドオン方式では、元金の残高に関係なく、常に一定の利息が乗せられます。
上の例で、10回目の返済まで全ての返済の都度1230円の利息が乗せられると、実質年率にして26%となってしまいます(20%を超えると現行では違法になります)。
このような利息の徴収の仕方は現在では禁止されています。
「アドオン運賃」旅行など
この「アドオン運賃」とは、国際線の航空機を利用する際の、国内線の分の追加料金のことです。
分かりやすく例を挙げると、熊本からハワイに行くとなると、熊本空港からの直行便はないので、羽田空港や成田国際空港、関西国際空港などで乗り換えになります。
この際に、熊本空港からそれぞれの空港までは国内線、そこからハワイへは国際線に乗り継ぎを行いますが、別々に購入するのではなく、国内線の分の運賃が国際線に上乗せされるという形で購入する場合に、その分が「アドオン運賃」と呼ばれます。
別々の購入より、お得なになることが多いと考えていいでしょう。
「アドオン」の言葉のビジネスでの使い方
「アドオン」は、ビジネスで使われることもある言葉です。
その場合は、「追加」、「上乗せ」いう意味になり、この言葉自体の本来の意味で使っています。
「アドオンであと1箱発注してもらえるらしい」などの形で用いられることが多いです。
「アドオン」を使った例文と意味を解釈
アドオンを使った例文と、その意味の解釈です。
ソフトウェアの追加機能という意味と、ビジネスで使っている例を挙げてみます。
- 「アドオン」を使った例文1
- 「アドオン」を使った例文2
「アドオン」を使った例文1
「あのアドオンを入れたら動作が不安定になった」
アドオンは、拡張機能が使えるようになるメリットだけでなく、このような弊害を引き起こす可能性も充分にあるので、使う際には注意が必要です。
色々なアドオンを入れている場合、どれがその原因なのかの切り分けの為に、1つずつ外しながら確認するといったことが必要になる場合も少なくありません。
「アドオン」を使った例文2
「何かアドオンがもらえないと、この価格では全く利益が出ない」
ギリギリの価格設定なので、少しでも利益になるような、何かの追加の要素が欲しいと使っている例です。
あまり使われる表現ではありませんが、ビジネスではこのような使い方になります。
アドオン(add-on)は、ソフトウェアに対して使うことが多い言葉ですが、先の「アドオン運賃」やビジネスでの使い方も合わせて覚えておきましょう。