「睦言」とは?意味と読み方!睦言」と「語らい」の違い
「睦言」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日常的にはあまり使われない表現かもしれませんね。
それならば、「睦言」とはどのような意味を持つ表現なのでしょうか。
ここでは「睦言」という言葉について紹介します。
目次
- 「睦言」とは?
- 「睦言」の読み方
- 「睦言」の言葉の使い方
- 「睦言」を使った例文と意味を解釈
- 「睦言」の類語や言い換え
- 「睦言」の英語や解釈
- 「睦言」と「語らい」の違い
「睦言」とは?
「睦言」というのは仲の良い男女の会話という意味を持ち、主に寝室での夫婦の会話ということになります。
仲が良く、親密、愛情に溢れている、という意味を持つ「睦」という漢字が使われており、夫婦での仲の良い会話、ということになります。
どちらかというとピロートークといった意味合いが強く、「睦言」を取り交わす、「睦言」を交わす、などといった表現で使われます。
ただし、同じようなピロートークであったとしても愛情に満ちている、親密である、という状態ではない、そこまで仲良くない、という場合は使えません。
また、「睦言」という言葉自体は古語としても使われます。
「睦言」の読み方
「睦言」は「むつごと」と読みます。
「睦」という表現自体は1月を指す睦月という表現で使われる漢字ですので、字ならば知っている、という人もいるかもしれません。
「睦言」という言葉も併せて覚えておきましょう。
「睦言」の言葉の使い方
「睦言」という言葉は「睦言」をやりとりするといった言い回しでよく使われます。
寝室の中における男女の会話と聞くと、なんとなく怪しいというイメージを持ってしまう人もいるかもしれませんが、あくまでも仲良く話をしている様子が伺える表現ですので、愛情に満ちた言葉であることがわかります。
心を開いて話をしている時や打ち解けて話をしている時に「睦言」という言葉が使えます。
例えば、アパート等は壁が薄いこともありますから、「睦言」が他の部屋に聞こえてしまうということもあるかもしれません。
「睦言」を使った例文と意味を解釈
ここでは「睦言」という言葉を使った例文を紹介します。
- 「睦言」の例文1
- 「睦言」の例文2
「睦言」の例文1
「睦言を交わしている間に、あっという間に時間が過ぎてしまった」
パートナーと「睦言」を交わしている時、気がついたらあっという間に何時間も経っていた、ということもあるのではないでしょうか。
信頼できるパートナーと仲良く、そして楽しく話ができると時間の感覚がなくなってしまうという人もいるかもしれません。
普段はどれだけ仕事などでストレスが溜まっていたとしても、信頼できるパートナーと楽しく話をすることでリラックスできる、元気が出る、ストレスの解消になる、と感じる人もいるのではないでしょうか。
そのような会話から元気がもらえると、また仕事などを頑張ろうと思いますよね。
「睦言」の例文2
「どこからともなく睦言のような会話が聞こえてくる」
アパートなどの場合、壁が薄いためにどうしても壁際で話をすると隣の部屋の人に会話が聞こえてしまう、ということがあるかもしれません。
「睦言」のように楽しく会話ができるとなると、どうしても声が高くなってしまうため、普通の会話以上に隣に聞こえてしまうということがあります。
また、周りに聞こえないように小声で話すからこそ、余計に響いてしまうということもあるかもしれません。
もしかしたら、楽しそうな会話が聞こえたことがある、という人もいるかもしれませんね。
楽しそうな話し声は聞いていても嫌にならないことが多いですが、その一方で近隣住民には迷惑のないように、しっかりと注意を払いたいものです。
「睦言」の類語や言い換え
ここでは「睦言」という言葉の類義語を紹介します。
- 「ピロートーク」
- 「談話」
「ピロートーク」
ピロートークというのは枕を共にしながら交わす会話のことを指しています。
カップルにとっては大切なコミュニケーションであり、愛情を深めるために重要な役割を果たすとも考えられています。
逆にピロートークがなければ、どれだけ仲の良いカップルであったとしてもわだかまりが残ってしまうかもしれません。
特に女性にとってはピロートークが重要であるとも言われており、男女が2人で幸福感を味わうことにより満足感を高めるとも考えられているため、ピロートークは必要なのです。
「談話」
談話というのは話をすること、会話、などという意味があり、「なごやかに談話する」などと表現されます。
形式ばらずに意見を述べる、という意味もあるため、リラックスした状態で話をするといったニュアンスも持っています。
ただし、首相や官房長官などが談話をする場合などはその限りではなく、決していい加減な話し合いが行われるわけではありません。
「睦言」の英語や解釈
「睦言」という表現を英語にすると、“lover's talk”、“soft words of love”等と訳されます。
“soft nothings”と訳されることもあり、例えば「睦言をいう」という表現であれば“to whisper soft nothings to each other”などと表現できます。
「睦言」と「語らい」の違い
語らいという表現は「睦言」という言葉の類義語ですが、語らいという言葉には互いの気持ちや考えを話し合うこと、という意味があります。
男女が寝室で話をすること、というわけではなく、普通に自分の気持ちや考えを話し合うことを語らいといいます。
また、「睦言」という言葉には仲が良いというニュアンスがありますが、語らいという言葉にはそこまでのニュアンスがありません。
「睦言」という言葉はあくまでも寝室での男女の会話という意味を持ち、仲が良いというニュアンスを含みますので、たとえ寝室での男女の会話であったとしても、親しくない場合はこの言葉が使えません。
また、仲が良かったとしてもデート中の会話などは「睦言」とは言いませんので気をつけましょう。