「大災厄」とは?意味と読み方!どんな災厄?
「大災厄」という言葉を知っているでしょうか。
なんとなく縁起が悪そう、初詣で聞きそう、などと感じる人もいるかもしれません。
それならば、「大災厄」とは一体どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。
ここでは「大災厄」という言葉について紹介します。
目次
- 「大災厄」とは?
- 「大災厄」の読み方
- 「大災厄」の言葉の使い方
- 「大災厄」を使った例文と意味を解釈
- 「大災厄」の類語や言い換え
- 「大災厄」の英語や解釈
- 「大災厄」とは?どんな災厄?具体例
「大災厄」とは?
「大災厄」というのは人間に多大な不幸をもたらす物事のことを指しています。
災厄という表現がありますが、「大災厄」は災厄をさらに上回る厄介さを持っています。
災厄とは災いや災難と言われており、さらに大きな災いや災難をもたらす場合に「大災厄」と呼ばれるのです。
例えば、自然現象などによって社会生活に被害が生じる事態を災害と呼びますが、災害に遭った結果、避難生活を余儀なくされている、なかなか復興しない、それどころかそれによって家族を失った、などという場合、まさに「大災厄」だと言えるでしょう。
自然現象による災害は予測できない、そしてその災害自体は防げない、ということが大きな問題になっています。
ちなみに、近年では「大災厄」と言われるゲームが普及していますが、その「大災厄」とは別物になります。
「大災厄」の読み方
「大災厄」は「だいさいやく」と読みます。
発音は「最悪」と似てしまいますが、意味は異なりますので気をつけましょう。
「大災厄」の言葉の使い方
「大災厄」という表現は、例えば自然現象による災害が何度も重なった場合などに使われます。
地震が起こっても、その地震が震度3などで特に社会生活に問題をもたらさない程度であれば災厄とは言えません。
しかし震度5、震度6ほどの地震になり、それによってガラスが割れた、屋根が崩れた、本棚が崩れて家に傷がついた、花瓶やお皿などがたくさん壊れてしまった、などであれば、まさに災厄だといえます。
それに加え、家が崩壊してしまった、家族の命が失われた、などということであればまさに「大災厄」だと言えるでしょう。
ただし、災厄か「大災厄」かということに細かい定義はありません。
人によっては大したことがなかったとしても、他の人にしてみれば「大災厄」になってしまう場合もあります。
2011年3月11日の東日本大震災などはまさに「大災厄」だと言えるでしょう。
「大災厄」を使った例文と意味を解釈
ここでは「大災厄」という表現を使った例文を紹介します。
- 「大災厄」の例文1
- 「大災厄」の例文2
「大災厄」の例文1
「津波によって家族や家を亡くした人にしてみれば、2011年は本当に大災厄だったに違いない」
2011年3月11日、前代未聞の地震と津波が日本を襲いました。
それによって多くの人の家が崩壊し、数え切れない人々が家族をなくし、そして避難生活を余儀なくされてしまったのです。
避難生活を強いられた人の中には、何年たっても家に帰れない、未だに仮設住宅で生活している、それでもそろそろ仮設住宅から追い出されるかもしれない、などといった状態にある人も少なくありません。
2020年の東京オリンピックにより、経済が復興するかと考えられていましたが、被災地は何の変化も受けていない状態にあります。
「大災厄」の例文2
「おみくじで大凶と出たから、大災厄の1年にならないように気をつけるよ」
初詣に出かけると、おみくじを引くという人も多いのではないでしょうか。
良い結果であれ、悪い結果であれ、それらを教訓として安全で楽しい1年を過ごしたいものです。
仮に大凶などが出たとしても、吉に転ずるようにと願って枝などに結べば問題はありません。
また、自分で気をつけられる事は出来る限り注意し、「大災厄」の1年にならないようにしたいものです。
特に厄年になる場合は気をつけなければいけないと感じる人も多いのではないでしょうか。
「大災厄」の類語や言い換え
ここでは「大災厄」の類義語を紹介します。
- 「災い」
- 「災難」
- 「惨害」
「災い」
災いというのは病気や天災、盗難など、人を不幸にする出来事を指しています。
例えば、人間は誰であっても健康でいたいと思うものですが、その健康はいつ損われてしまうかわかりません。
たとえタバコを吸わなかったとしても肺がんにならないとは言い切れませんし、毎年健康診断を受けていたとしても健康が損なわれてしまい、入院しなければいけなくなったということもあります。
「災難」
災難というのは思いがけず身に降りかかってくる不幸な出来事を指しています。
一般的に自然現象や人為的な原因によって人の命や社会生活に被害が及んでしまうことを指し、災難除けのお守りなどが売られている場合もあります。
トラブルに見舞われた場合なども、「とんだ災難に見舞われた」と表現することがあります。
「惨害」
惨害は痛ましい被害や損害のことを指します。
例えば地震や台風などによって各地に惨害がもたらされることもありますよね。
惨たらしい災害等のことを惨害と言いますので、より大惨害という表現に近い言葉だと言えるでしょう。
「大災厄」の英語や解釈
大災厄を英語にすると“large disaster”と言います。
大きな災害という意味ですので、“large”を付け加えると良いでしょう。
“mishap”や“accident”という表現も使えます。
「大災厄」とは?どんな災厄?具体例
生きていれば様々な災いに直面することがありますが、「大災厄」と言えばやはり自然災害ではないでしょうか。
日本は地震大国とも言われるほど、地震がたくさん起こります。
また、最近では地球温暖化によって台風の回数も増え、その台風も大きくなっていると考えられています。
台風にならなかったとしても大雨が降る、ということもあり、毎年何度も災害に遭うという人が増えています。
「大災厄」は自分で防ごうと思って防げるものではありませんが、自然災害等に関しては防災意識を高く持つことが大切です。
交通事故等に合わないように、そして自然災害等に関しては何かがあっても大丈夫なように準備をしておきましょう。