「大人のたしなみ」とは?「嗜み」の意味や英語も詳しく解説!
この「大人のたしなみ」という言葉は、大人と言われる年齢にならずとも、覚えておきたい言葉です。
目次
- 「大人のたしなみ」とは?
- 「大人のたしなみ」の漢字
- 「大人のたしなみ」の使ったサービスや概要
- 「嗜み」とは?詳しく解説
- 大人のたしなみの具体例
- 「大人のたしなみ」の英語や解釈
「大人のたしなみ」とは?
大人のたしなみとは、大人ならではの楽しみ、もしくは楽しみ方という意味で使います。
同じ事柄を対象とした場合に、「これが大人のたしなみというやつだ」と言った場合、大人だからこその物の見方からの楽しみ方だと言いたいのだと解釈してください。
何も難しい使い方をする言葉ではなく、多くの場合、「大人だからこその趣味や趣向」といった解釈で構いません。
例えば、タバコやお酒に対して、この「大人のたしなみ」と表現することが多く、この場合はその意味通りですが、子供のような趣味を遭えて「大人のたしなみ」と言った場合、大人ならではの楽しみ方という意味で使っていると分かります。
その場合には、子供では考え付かないような凝ったことにまで言及した楽しみ方をしている、または、大人だからこそできる(財力によるまとめ買いなど)内容だと判断してください。
「大人のたしなみ」の漢字
「大人のたしなみ」は、漢字では「大人なの嗜み」と表記します。
この「嗜み」という言葉は、「趣味」や「趣向」という意味の他に、「慎み」という意味でも使います。
よって、「大人のたしなみ」にも、大人としての礼儀といった意味も含まれますが、この表現の場合は、あまりそちらで使うことはありません。
「大人のたしなみ」の使ったサービスや概要
「大人のたしなみ」という言葉を使っているテレビ番組が存在するので、それについて解説していきます。
- 「大人のたしなみズム」
「大人のたしなみズム」
BS日テレにて2018年4月から毎週土曜日の夜10時より放送されている、バラエティの30分番組です。
正式なタイトルは「バカリズムの大人のたしなみズム」で、お笑い芸人のバカリズム氏が司会を務めています。
毎回決まったテーマがあり、それについて「大人として、それをどう楽しむか」という内容の番組です。
ゲストと共にあれこれと話し合い、例として、「ガンプラ」の名称で有名な、子供も大好きなガンダムのプラモデルの回では、大人はここまでやる(リアルな彩色や、改造など)という凝った話を聞くことができました。
そのような、本来は子供の趣味や趣向に対して、大人としての楽しみ方という内容の回と、「腕時計」のような対象の回があり、こちらの場合は、大人ならこれくらいは知っておくべき、大人ならこのようなものを選ぶという内容の時があり、どちらも「大人のたしなみ」の言葉通りです。
「嗜み」とは?詳しく解説
「嗜み」は、前述のように、「趣味」や「趣向」だと考えてください。
そして、「慎み」という意味もあると書きましたが、こちらの意味として使う場合には、「大人のたしなみ」とはせず、「大人としてのたしなみ」という形にしてください。
この形だと、大人としての礼儀、常識という意味だと解釈していいでしょう。
「それくらいのことは、大人としてのたしなみだ」のような使い方になり、この場合には、「それくらいは大人として当たり前だ」といった意味になります。
「大人のたしなみ」のままでも、このような使い方ができなくもありませんが、すぐに意味が分かるように、このように使うのがいいでしょう。
大人のたしなみの具体例
「大人のたしなみ」と言われるものを、いくつか具体的に見ていきましょう。
「慎み」の意味でも挙げていきます。
- 趣味・趣向
- 持ち物
- 礼儀作法
趣味・趣向
先にも書いた、タバコやお酒が一番に挙がります。
これらは共に20歳以上にならないと楽しめない「大人の趣味」だからです。
また、バイクや車といった、未成年での所有することができるながら、多くは大人が利用しているものに対して使うことも多いです。
この場合には、「大人ならではの」というニュアンスが多分に含まれると考えていいでしょう。
同じバイクにしても、大人ならこのような乗り方をするなどという内容になります。
持ち物
男性と女性でも変わりますが、共に腕時計はその1つだとよく言われます。
最近では、携帯電話やスマホに時計が付いているので、遭えて腕時計が必要ということもありませんが、時間の確認の為だけでなく、いわゆる「オシャレ」として、高級なものを身に付けるのが「大人のたしなみ」だという具合です。
礼儀作法
こちらは「慎み」の意味になりますが、大人であれば、これくらいは当たり前だという言動に対して、「大人のたしなみ」と表現されます。
身近な例として、電車の乗り降りについてを挙げると、当然ですが、降りる人が全て終わってから乗るのが正しいマナーです。
子供と言われるうちは、扉が開いた途端に真っ先に乗り込もうなどとしてしまうかも知れませんが、こういった場面で大人としての「慎み」が問われます。
尚、冠婚葬祭についての礼儀、常識は、よくこの「大人のたしなみ」と表現されます。
厳密に覚えるのは難しくても、それらの参加する際には最低限のマナーは身に付けておきましょう。
「大人のたしなみ」の英語や解釈
大人のたしなみを英語にする場合、「趣味」や「趣向」として使うなら、“adult hobbies”や“adult fun”でその意味となりますが、日本語の「大人のたしなみ」という表現(「慎み」の部分も含めて)のまま英語にするなら、“style of adult”とするのがいいでしょう。
「大人ならではの」というニュアンスになり、これが大人だという意味になります。
“to wait here is style of adult”とすると、「ここで待つのが大人というものだ」と使うことができます。
「大人のたしなみ」は、分かってしまうと難しい言葉ではありません。
大人としてはこうだ、大人ならこうするべきといった解釈だと覚えておくだけで、意味が理解できるでしょう。