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「心持ち」とは?意味と使い方!「気持ち」との違い

そこで今回は、この「心持ち」という言葉について説明をしていこうと思います。

この言葉には、どのような意味があり、どんば場面で使えるのか、理解を深めてもらえればと思います。

心持ち

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「心持ち」とは?意味と使い方!「気持ち」との違い>


目次

  • 「心持ち」の意味とは?
  • 「心持ち」の読み方
  • 「心持ち」の言葉の使い方
  • 「心持ち」を使った言葉と意味を解釈
  • 「心持ち」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「心持ち」の類語や言い換え
  • 「心持ち」の英語や例文(解釈)など
  • 「心持ち」と「気持ち」の違い


「心持ち」の意味とは?

「心持ち」の意味とは?

「心持ち」とは、「心の持ち方」「心がけ」「気立て」という意味や、「感じていることや思っていること」「そのような気持ち」「気分」、あるいは「程度がごく僅かであること」「ちょっとほんの少しだけ」というニュアンスのある言葉です。



「心持ち」の読み方

「心持ち」の読み方

「心持ち」「こころもち」と読みますが、難しい発音ではないので、この言葉の読み方で困ることは、ほとんどないと思います。

「心持ち」の言葉の使い方

「心持ち」の言葉の使い方

「心持ち」という言葉には、色々な解釈があるので、使われている言葉の前後でその解釈が異なってきます。

例えば「心持ち」=「気立て」という解釈では、「心持ちの良い素直な女の子」という場面で使うことができますし、「心持ち」=「思っていること」という意味で使われる場面としては、「人の親になって母親の心持ちが理解できるようになった」という活用があります。

また、「心持ち」=「ほんの少しだけ」というニュアンスからすると、「心持ち腰を引いてください」という使い方もできます。

健康診断のレントゲン撮影などで、このようなことを言われたことがある人もいるかもしれません。



「心持ち」を使った言葉と意味を解釈

「心持ち」を使った言葉と意味を解釈

では、「心持ち」を使った言葉の意味を解釈していくことにしましょう。

  • 「心持ちを持つ」
  • 「心持ちを変える」
  • 「心持ち次第」

「心持ちを持つ」

「心持ちを持つ」という言葉は冷静に見てみると、「持つ」という言葉が2回出てきていますが、「自分の心の持ち方をしっかりとさせる」というような理解ができるでしょう。

「自分の心の持ち方」とは「自分の考え方」という解釈になり、しっかりとした考え方、心のあり方を自分の中に「持つ」ということになってきます。

もし、「心持ちを持たない」状態であれば、地に足がついていない状態で、いつもフラフラと安定感のない人生を送っているかもしれません。

「心持ちを変える」

「心持ちを変える」とは、「普段の自分の心のあり方、考え方を変えていく」という意味になります。

自分の周りを見渡してみると、他人からの言葉で傷つき、そのことを何時までも引きずっているような人がいないでしょうか?

そのような人は、ちょっとしたことで日常生活に支障が出てしまうくらいに「心持ち」ができていないのです。

このような不安定な人は「心持ちを変える」ことが必要で、傷ついてしまったり、周囲の人達に迷惑をかけてしまうことを恐れずに、その状態の自分をまず認めて受け入れることが「心持ちを変える」第一歩になります。

そして、それをきっかけに次のステップに進んでいくのです。

「心持ち次第」

「心持ち次第」とは、「心のあり方で大きく心境が変わる」という理解になるでしょう。

例えば、雨が降り続けてどんよりとした天気だと、気持ちも沈みがちになりますが、「雨が降ると、潤いが出てきて肌の調子が良くなる」と考えるだけで気分も良くなってきます。

このように考え方次第で悪い状況も良くなっていくので、物事の全てを良くしたいのであれば、「心持ち次第」となっていくわけです。

「心持ち」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「心持ち」を使った例文や短文など(意味を解釈)

では、ここで「心持ち」を使った例文も見ることで、この言葉の理解度を深かめていきましょう。

  • 「心持ち」を使った例文1
  • 「心持ち」を使った例文2

「心持ち」を使った例文1

「私は、自分の失敗から恥ずかしくて、水の中に飛び込んでしまいたいという心持ちになってしまったのです」

誰でも失敗することがありますが、大事なことはその後にどのような行動を取るべきかということです。

この例文にあるように何か失敗をしたことで、水の中に飛び込んでしまいたいという心境になった「私」ですが、その心境は理解するものの、やはり前向きな姿勢で失敗した自分を素直に受け入れる「心持ち」になるべきです。

気持ちを切り替えることで、次の自分を見つけることができるのですから。

「心持ち」を使った例文2

「まるで周囲の人達から押しつぶされるような心持ちがしてならないのだ」

このような心境に至ってしまうのは、自分に自信が持てず、人の目ばかりを気にしている人のことではないかと思います。

このような心境では、平穏な生活を送ることが難しくなるばかりか、仕事も満足にできないのではないでしょうか?

「心持ち」の類語や言い換え

「心持ち」の類語や言い換え

「心持ち」を他の言葉に言い換えると、次のような類語語で表現することができます。

  • 「ちょっくら」
  • 「心なしか」

「ちょっくら」

「ちょっくら」という言葉が「心持ち」に近い意味を持つ言葉で、「僅かに」という意味合いでの、類義語となります。

「ちょっくら、そこまで散歩してくる」というように日常会話の中での表現として、よく出て来る言葉ですが、このセリフは「少しそこまで出かける」という意味になります。

「心なしか」

「心なしか」という言葉も「心持ち」に似ている言葉で「心の中でそのように思うこと」「気のせい」という意味があります。

「心なしか、少し太ったような気がする」という活用法ができる言葉です。

「心持ち」の英語や例文(解釈)など

「心持ち」の英語や例文(解釈)など

「心持ち」を英語で訳すと、“a trifle”“a bit”“a little”“more or less”などの言葉で表現することができますが、“more or less”などは英語特有の言い回しに思えます。

「心持ち」と「気持ち」の違い

「心持ち」と「気持ち」の違い

「心持ち」と時々比較される言葉に「気持ち」がありますが、2つの言葉にはどのような解釈の違いがあるのでしょうか? 「心持ち」とは「日頃から心がけている思い」という理解ができる一方で、「気持ち」とは「思っていること」ということになりますので、「心持ち」には、自分の理想とする姿勢が伺えます。

その点が異なるポイントと言えるでしょう。

icon まとめ

「心持ち」という言葉は、普段の生活の場面で聞く機会が比較的に多いものかもしれません。

それだけにこの言葉が閊えるシチュエーションを正しく理解して、活用することができるようにしておきたいものです。