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「御名」とは?「御名御璽」「父と子と聖霊の御名において」の「御名」の読み方

この「御名」は、特定の対象の名前を指して使う言葉ですが、宗教によっては別の意味で使う場合があります。

御名

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「御名」とは?「御名御璽」「父と子と聖霊の御名において」の「御名」の読み方>


目次

  • 「御名」の読み方
  • 「御名」とは?
  • 「御名御璽」とは?
  • 「父と子と聖霊の御名において」の「御名」の意味と読み方


「御名」の読み方

「御名」の読み方

「御名」は、一般には「ぎょめい」と読む言葉です。

この読み方で使う場合には、「天皇陛下の名前」という意味になります。

ビジネスの場で、丁寧に表現する為に、この「御名」という言葉を使うことがあります。

相手の名前に対して、「御名(おな)をいただきたく〜」などと使っているケースがまま見られます。

意味こそ分かりますが、厳密には誤用となります。



「御名」とは?

「御名」とは?

先にも書いたように、歴代の天皇陛下の名前に対して使う表現です。

「明治天皇の御名は睦仁(むつひと)でした」などという使い方になり、恐れ多い言葉だと考える人も居るでしょう。

現在では、誤用での使われ方が一般的となっている言葉だと言えるかも知れません。

言葉というものは、その時代によって実質的な意味が変わることも決して少なくなく、この言葉もそのうちの1つと考えていいでしょう(ですが、誤用は誤用なので、年配の人からはそのような使い方はしないと指摘されてしまうかも知れません)。

「御名御璽」とは?

「御名御璽」とは?

この「御名御璽」(ぎょめいぎょじ)とは、時の天皇陛下の名前が入った「御璽」(ぎょじ)のことです。

御璽は、いわゆる印鑑のことで、滅多なことでは使われませんが、国務大臣の認証の際などに押されるものです(日本の総理大臣以下、全ての大臣職は、天皇陛下の認証を得た上でその職務に就きます)。



「父と子と聖霊の御名において」の「御名」の意味と読み方

「父と子と聖霊の御名において」の「御名」の意味と読み方

この「父と子と聖霊の御名において」という表現は、キリスト教で「神に対する祈り」の際に使われる言葉です。

キリスト教では、父なる神(この世界の創造神)、子(イエス・キリスト)、精霊(この地上における神の力や影響とされています)を「三位一体」(さんみいったい)として、「神」と考えています。

その「神」に対して祈りを捧げる際に、最後の締めに用いられるのが、この「父と子と聖霊の御名において」で、「ちちとことせいれいのみなにおいて」と、「御名」「みな」と発音しています。

つまり、「神の名前に誓って」という意味で使っています。

icon まとめ

御名は、天皇陛下の名前を指して使う場合(本来の意味)は「ぎょめい」、ビジネスなどでの使い方では「おな」、キリスト教においては「みな」と発音してください。

意味はそれぞれの説明の通りです。